令和7年度 個人市民税・県民税の課税誤りについて
更新日:2025年7月14日
令和7年度の個人市民税・県民税の課税にあたり、市職員による課税システムへの取り込み漏れにより、一部納税義務者の課税額が、本来の税額よりも過少となっている誤りがあることが判明しました。
対象となる納税義務者の皆様におかれましては、大変ご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。今後、同様の課税誤りを再び起こすことのないよう、適切な事務処理に努めてまいります。
1.事案の概要
令和7年6月17日、福祉政策課給付金担当者から、定額減税補足給付金対象者の確認作業に伴い、令和7年度における個人市民税の課税内容を確認していたところ、一部の公的年金等の収入金額が課税算定から漏れている可能性があることが判明。
同日、担当職員にて確認を行ったところ、eLTAXシステムで提出された給与支払者及び公的年金等支払者47,307社のうち1社分のデータが取り込まれていないことが判明いたしました。これにより、一部納税義務者の課税額が、本来の税額よりも過少となる課税誤りが発生しました。
2.原因
「eLTAXシステムで年金データを取り込む際の操作誤り」及び、「データ取り込み後の確認処理が適正に行われていなかったこと」。
3.対象件数及び金額
- 取り込み漏れ年金支払者数 1社
- 取り込み漏れとなった年金支払報告書数 1,330件
- うち、個人住民税の税額更正が必要となった人数と税額
(1)課税誤り | 276名 | 増額18,328,100円 |
---|---|---|
(2)(1)のうち非課税から課税 | 66名 | 増額 4,566,100円 |
(3)(1)のうち増額 | 210名 | 増額13,762,000円 |
4.今後の対応
税額更正が必要となった276名の納税義務者の皆様に対しましては、令和7年7月16日付けにて、お詫びの文書とともに、修正した税額通知書を送付いたします。
また、公的年金等の収入金額を更正した一部の納税義務者につきましては、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料等に影響が生じることが考えられるため、担当課に更正内容を説明のうえ、保険料額等の変更が必要となる対象者の方に対しましては、再算定のうえ、8月中旬以降に、担当課より、変更通知書等が送付されます。
5.再発防止策
公的年金等支払報告書などの課税資料データのeLTAXシステムからの取り込みにおいては、主となる担当者を選任するとともに、担当者の人事異動時には十分な引継ぎを行う。
さらに、操作内容、確認事項等についてはマニュアル化し、データ取り込み後の確認作業を複数人で行うことを徹底することで、再発防止に努めてまいります。
