福祉長寿部長のページ
更新日:2022年11月1日
メッセージ
福祉長寿部長の楊井 千晶(やない ちあき)です。
福祉長寿部は8つの課と2つの担当室で構成されており、高齢者支援、介護保険、国民健康保険、国民年金、生活保護、障害児・者支援など、市民の皆さまの生活を支える幅広い分野を担当しております。
松戸市は、今後さらなる高齢化が見込まれるため、地域の支えあいを強化し、高齢者をはじめあらゆる世代の方々が住みやすい社会とすることが大切と考えております。
こうした地域共生社会の実現に向けて、福祉長寿部では、介護・福祉サービスの充実や相談窓口の拡充を図り、皆さまの日々の生活を支える施策を展開してまいります。
昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、これまでの対面を中心とした活動は一部制限されましたが、こうしたコロナ禍でも、人と人とのつながりを大切にした地域共生社会の実現は重要です。福祉長寿部では、感染症対策を十分に講じながら、市民の皆さまの生活を支える基盤の整備に一丸となって取り組んでまいります。
地域共生社会の実現に向けて(いきいき安心プランVIIまつど、まつど3つのあいプラン)
高齢者施策の基本方針や介護保険サービスの方向性等を定めた「いきいき安心プランVIIまつど」と、障害者施策の基本方針等を定めた「まつど3つのあいプラン」に基づき、「可能な限り、住み慣れた自宅や地域で生活し続けたい」といった市民の皆さまの希望を実現するために、地域活動の活性化や社会参加の促進を図り、地域共生社会の実現に向けてそれぞれの施策を進めてまいります。
「いきいき安心プランVIIまつど(第9期松戸市高齢者保健福祉計画・第8期松戸市介護保険事業計画)」(令和3年度から令和5年度)について
まつど3つのあいプラン(第3次松戸市障害者計画・第6期松戸市障害福祉計画・第2期松戸市障害児福祉計画)
高齢者がいつまでも元気に暮らせるまちづくりに向けて
高齢者が暮らしやすい社会とするため、福祉長寿部では、様々な方策を講じながら、介護予防の推進、健康寿命の延伸を図っております。
高齢者が楽しく学べるオンライン体験講習会の実施
高齢者の社会参加を促進し、介護予防を進めるためには、高齢者をはじめとする地域住民が主体となって様々な活動に取り組む通いの場は重要な役割を果たしています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市内の通いの場の多くは活動を休止してしまいました。そこで、本市では、コロナ禍でも人と人との交流を可能とするため、タブレット端末を使用したオンライン体験講習会を開始しました。
このオンラインでの通いの場について、講習会の参加者からは高評価をいただいております。今後は、実施人数を増加し、講習期間も拡充してまいります。
グリーンスローモビリティの導入
高齢者の外出を支援し、社会参加を推進するため、現在、福祉長寿部では、時速20キロメートル未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスである「グリーンスローモビリティ」の本格導入を予定しております。このグリーンスローモビリティについては、令和元年度及び令和3年度に、乗車は無料で住民が運転手を務め地域の互助で運行する「松戸モデル」として実証調査を行ったところ、利用者からは、「外出して久しぶりに地域の人と会えて良かった」「コロナ禍で閉じこもっていたが、外出するきっかけとなった」など高評価をいただき、本格導入を望む声がございました。
このため、「松戸モデル」としてのグリーンスローモビリティの本格導入に向け、令和4年度はまずは市内2地域で導入し、さらに、今後導入を希望する地域には、車両を貸与し実証調査を行うなど、継続的な取り組みを進めてまいります。
グリーンスローモビリティの実証調査を実施しました(2021年10月から12月まで)
相談支援体制の充実
地域で暮らす高齢者の皆さまを、介護・福祉・健康・医療など様々な面から総合的に支援するため、市内15の日常生活圏域に、高齢者いきいき安心センター(地域包括支援センター)を設置しています。
また、介護と育児が同時に発生する場合など、複合的な課題を抱えた市民の皆さまのニーズに対応するため、福祉まるごと相談窓口(福まる)を、本庁舎に加え、中央・小金・常盤平の各圏域に1か所ずつ整備しています。
障害サービスの利用についての相談やひきこもり支援に関する相談は、市内3カ所(中央・小金・常盤平)の基幹相談支援センターで対応しています。令和4年度からは小金と常盤平でも、窓口開設時間を19時まで延長し、相談支援体制を強化しました。
こうした様々な相談窓口について窓口間の連携を強化し、皆さまのあらゆる相談を受け止めて支援につなげてまいります。
虐待のない誰もが安心して暮らせるまちの実現に向けて
松戸市では、児童、高齢者、障害者に対する虐待の防止に向けて、市や地域社会等が協力して取り組んでいくための「松戸市虐待防止条例」を令和2年度に制定しました。
虐待は人権を著しく侵害する行為であり、決して許される行為ではありません。相談体制の整備や広報活動の促進など、虐待のないまちの実現にむけて、引き続き取り組んでまいります。
各種制度のご案内
介護予防・社会参加に関するご案内
主な市内福祉施設のご案内
老人福祉センターは松戸市内にお住まいの 60歳以上の方が、教養娯楽・入浴・集会・機能回復訓練等を行うためにお使いいただける施設です。様々なクラブ活動もさかんで、高齢者の方々が楽しく元気に活動されております。
こども発達センターは、子育てや発達に不安がある児童や保護者の多様なニーズに対応し、必要なサービス提供が行なえるよう、専門職が総合的に支援しています。
地域包括支援センター活動の様子
15ヶ所に設置されている地域包括支援センターは、急速に増加する高齢者が、住みなれた地域で暮らし続けられるように、介護、福祉、健康、医療などさまざまな面から総合的に支援します。
