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病院事業管理局長　山内　将

病院事業管理局長の山内将です。
松戸市病院事業は、地域の中核病院である高度急性期型の総合医療センター、回復期から慢性期対応型の福祉医療センター東松戸病院、そして、介護老人保健施設として、梨香苑の3施設を運営してまいりましたが、東松戸病院及び梨香苑については、施設の老朽化に加えて医療環境の大きな変化の中にあることから、病院事業のあり方について検討を重ねた結果、令和6年3月末をもち廃止いたしました。
　廃止後の跡地については、市民の皆さま、市議会からのご意見や民間事業者への調査結果などを元に、令和5年6月に福祉医療センター跡地活用に関する基本方針を策定いたしました。跡地を分割して売却することにより、医療機関の誘致や地域貢献施設等の確保、公共交通のアクセス確保を行い、市民の皆さまに喜んでいただけるような活用となるよう進めてまいります。
令和6年度から本市の病院事業は総合医療センターの1病院体制での運用となりますが、これまでと同様に、三次救急、周産期母子医療、小児医療などの政策医療に取り組みつつ、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、第2種感染症指定医療機関の役割を担ってまいります。
これら地域に必要な医療を持続的に提供していくためには、人口減少や少子高齢者化に伴う医療需要の変化、医師等の不足及び働き方改革などに対応をしていく必要があります。そのため、令和6年3月には、「松戸市病院事業経営計画第3次」の改定を行い、「経営計画第3次・経営強化プラン」を策定いたしました。
今後は本計画に基づき経営改善に取り組むほか、松戸市や松戸市医師会、松戸歯科医師会、薬剤師会、関係医療機関と連携を図りながら、市民の皆さまが安心して健康な生活を送れるよう、地域に必要な医療提供体制の確保及び経営の効率化による持続可能な病院経営を目指してまいります。
また、市民の皆さま、関係者の皆さまの声を真摯に受け止め、松戸市病院事業の役割、使命を果たすべく尽力してまいります。