駆け抜ける街のヒーロー!「松戸市消防団夏季特別訓練大会」
更新日:2017年7月27日
掛け声とともに、ホースが伸ばされ、放水は正確に的を射抜きます。
これは何の大会だろう?
平成29年7月15日(土曜)、まぶしい青空の下で「松戸市消防団夏季特別訓練大会」が開催されました。市内の消防団が、日頃の厳しい訓練の成果を競う大会です。
開会式
開会式から規律ある行動を見せる消防団員から、この大会にかける意気込みが伝わってきます。
迫力ある競技
競技は「ポンプ車操法」「小型ポンプ操法」の2部門。規律ある動作、正確な操作などを競います。
ポンプ車操法
ポンプ車操法は、ポンプ車やホースの取り扱いなどの操作の正確性を競います。
1チームは6人。チームを指揮する「指揮者」、放水やポンプの操作を行う「1番員」「2番員」「3番員」「4番員」、水の供給を行う「吸管補助員」という役割をそれぞれが担います。
全員のチームワークも見どころです。
開始前から緊張感が漂います。
安全確認を行いながらの乗車もスムーズです。
スムーズで息の合った動作には、見ている人からも拍手が!
1番員がホースを展開するなか、指揮者は指揮位置に前進します。
ホースの準備が整ったら、しっかりと重心を落とした注水姿勢をとる1番員。このあと放水して、火に見立てた的にも見事命中。
指揮者の指示で第2線(2本目のホース)が準備されます。
こちらも見事に的に命中させました。
写真には写っていませんが、4番員のポンプ操作も実にスムーズ!正確な放水ができるよう水圧を調整します。
手前にいるのは、防火水槽からの水を確保した吸管補助員の方です。チームの活躍をしっかり支えられていました。
小型ポンプ操法
小型ポンプ操法は、ポンプやホースの取り扱いなどの操作の正確性を競います。
1チームは5人。チームを指揮する「指揮者」、放水やポンプの操作を行う「1番員」「2番員」「3番員」、水の供給を行う「吸管補助員」という役割をそれぞれが担います。
ポンプ車操法と異なる動きもあり、こちらもまた全員のチームワークが見どころです。
すばやくホースを延長し、安定した放水姿勢をとったら、3番員との連携で一気に放水開始です。
火に見立てた的に見事命中!
小型ポンプ操法の見せ場のひとつが、筒先員交代。
2人が息の合った動作で、安定した放水を続けながら、交代します。
さあ、注目の結果は?
厳正な採点の後、各部門の結果が発表されました。
ポンプ車操法
1位:第20分団 159点
2位:第5分団 158.5点
3位:第34分団1班 149点
小型ポンプ操法 Aブロック
1位:第19分団 73点
2位:第28分団1班 66点
3位:第22分団 62.5点
小型ポンプ操法 Bブロック
1位:第25分団 87.5点
2位:第32分団 83点
3位:第10分団 81.5点
仲間や家族への感謝を胸に
ポンプ車操法で見事第1位に輝いた第20分団の指揮者・斎藤 政彦さんは、「今日の結果は、これまでの訓練の成果が出たものだと考えています。ゴールデンウイーク明けから2カ月間、基礎体力作りからしっかり積み重ねてきました」と語ってくれました。
その上で、「消防団には、規律・節度とチームワークが求められます。第20分団の団員は全部で14人いますが、今日出場しなかった団員も含め、全員の協力があってこのチームワークが生まれました。感謝しています。団員を支えてくれている家族や、厳しい指導をしてくれた市消防局の職員にも感謝しています」とたくさんの仲間や関係者に感謝していました。
また、「こういった大会を通して、いろいろな方に活動を知ってもらい、団員の増加につなげられたらと思っています」と今後の活動にも意欲を見せていました。
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関連リンク
消防団員のインタビューなどが掲載されています。
我が街を守るHERO~消防団(外部リンク:まつどやさしい暮らしラボ)
HERO ヒーローたちの熱い戦い 2016年・夏(外部リンク:まつどやさしい暮らしラボ)
消防団の活動や、平成28年(2016年)の大会をレポートした「まつどやさしい暮らしラボ」のページです。