オリンピック銀メダリスト・太田雄貴さんからフェンシングの魅力を学ぶ!
更新日:2018年1月23日
平成30年1月17日(水曜)、公益社団法人 日本フェンシング協会会長の太田雄貴さんと協会所属選手2名が松戸市立第三中学校を訪れ、フェンシングの魅力や競技の見どころを教えてくれました。
このイベントは、2020年東京オリンピックのフェンシング競技が幕張メッセを会場とすることを受け、日本フェンシング協会と千葉県の連携事業の第1弾として行われました。
冒頭では森田健作知事が、「2020年東京オリンピックでは8つの競技が千葉県で開催され、東京都の次に多い数。その1つであるフェンシングの迫力と素晴らしさをぜひ知ってください」とあいさつされました。
続いてあいさつされたのは、2008年北京オリンピック・2012年ロンドンオリンピックの銀メダリストで日本フェンシング協会会長の太田雄貴さん。「東京オリンピックが決まったとき、次の世代のためのものにしたいと思いました。フェンシングの面白さを皆さんに知ってもらって、幕張メッセを超満員にしたいです」と呼び掛けました。
本郷谷健次市長は、今回の会場となった松戸市を代表して「松戸市は、県立松戸高校にフェンシング部があるなど、フェンシングとは深く関係しています。市民の皆さんで応援して、競技人口を増やしていきたいです」とあいさつしました。
フェンシングの試合を目の前で!
太田会長からフェンシングの種目についての解説の後、体育館内に用意されたピストと呼ばれるフェンシング専用の競技スペースで、協会所属の大学生・沢村拓哉選手と古田育男選手が3ポイント先取の模擬試合を披露しました。
高速の剣さばきを目の前で見た中学生たちは、その迫力に大興奮。ポイントが決まるたびに大きな歓声と拍手が上がっていました。
剣道部の中学生がフェンシングを体験
模擬試合の後は、同校の剣道部の生徒2名がフェンシングを体験しました。
沢村選手と対戦した2年生の村田大知さんは「考えていたよりも難しい。剣道とは違うけど、面白かった」と振り返り、古田選手と対戦した1年生の小手南奈実さんは「竹刀とは重さも長さも違って、まっすぐに打てない。がむしゃらに振りました」と笑顔で話してくれました。
2年生の村田大知さん
1年生の小手南奈実さん
太田会長からのメッセージ
イベント終了後、報道陣からの取材に応じた太田会長は、「子どもたちが楽しんでくれていたのでうれしかったです。フェンシングの競技人口は約6,000人なので、もっと増やしていけるよう教育委員会や学校に協力いただきながら、みんなの心に残るようなイベントを開いていきたいと思います。フェンシングは誰でも始められるスポーツで、努力できる人が強くなる。いつでもお待ちしています」とメッセージを送ってくれました。
太田会長による技術指導
イベント終了後の会場では、県内高校の各フェンシング部員を対象とした太田会長直々の技術指導が行われました。世界レベルの指導に聞き入る生徒たちの表情は真剣そのもの。短い時間ではありましたが、たくさんの経験を得られたのではないでしょうか。