松戸市立松戸高等学校弓道部男子　千葉県高校総体で健闘！

　6月17日（日曜）、千葉県総合スポーツセンター弓道場で第76回千葉県高等学校総合体育大会（以下、「県高校総体」）の準決勝・決勝が開催されました。8月に開催される高等学校総合体育大会（インターハイ）への出場権をかけた本大会に、昨年行われた第41回全国高等学校弓道選抜大会2022（以下「全国選抜大会」）で千葉県勢初の団体優勝を成し遂げた市立松戸高等学校（以下「市立松戸高校」）弓道部男子が、選抜とインターハイの2冠に挑みました。

　競技は1人4射ずつ、1チーム合計20射中の的中数で勝敗を争います。前週11日（日曜）に行われた予選の成績に加え、この日の準決勝、決勝2回の計80射の総的中数で順位が決定します。予選を20射12中の3位で通過し臨んだ準決勝は、20射13中で予選との合計25中で2位タイに順位を上げ、危なげなく決勝へと駒を進めます。
　迎えた決勝1回目、10射を終えたところで3中と思うように記録が伸びず、悪い流れを断ち切れないまま20射8中で1回目を終了。この時点で4位タイに順位を落とし、苦しい展開となります。
　そして決勝2回目、前半は10射8中といつものリズムを取り戻し、最後は20射13中として2位タイとなり、残念ながら優勝には届かず、インターハイ出場はなりませんでした。
　決勝を終え2位タイとなった3チームで、1人1射、計5射勝負の順位決定戦が行われ、市立松戸高校は5射2中の最終順位4位で県高校総体を終えました。

　選抜大会に続くインターハイ制覇の目標は叶いませんでしたが、決勝2回目では見事な集中力で追い上げ、全国選抜大会覇者としての片鱗を見せてくれました。井上さん、高木さんの2名は、7月23日（日曜）に埼玉県立武道館で行われる国民体育大会関東ブロック大会（以下「国体」）に千葉県代表として出場します。今大会での悔しさをバネに、国体ではその実力を遺憾なく発揮してくれるでしょう。
　1・2年生は、3年生引退後最初の大会となる千葉県高校弓道新人大会に向けて、すでに前を向いています。2年連続全国選抜大会出場を目指す市立松戸高校弓道部の活躍に期待しましょう！

「率直に悔しい。もう少し当てたかった。7月の国体は、今日優勝した学校の選手も一緒なので、気持ちを切り替えて一緒にがんばっていきたいです。」

「悔しくて声も出ない。でも、初めての試合だったので楽しかったです。もう少しがんばればよかったと悔しい思いもあるけど、3年間楽しかった。大学でも、弓道部があれば続けたいです。」

「悔しいです。来年こそはインターハイに出たい！3年生の先輩方が抜けても、やっぱり市松強いね、と言われるくらい強くなりたいので、練習がんばります！」

「技術面だけでなく、精神面でも課題がある。改善して、来年万全の状態で挑めるようにしたいです。今日の試合を見直して、先輩方が引退しても前回の団体と相違ないくらいの的中ができるようにしたいです。」

「練習不足を実感させられる試合だった。この悔しさをバネに、7月の国体に向けて練習をしっかりしてがんばります！」

「直接弓を引いたわけではないが、選手として出場していたらもっと悔しかったと思う。まずは自分の実力を磨くことから始めます。」