新型コロナの基本的な感染対策
更新日:2023年5月8日
5月8日以降は、新型コロナの感染症法上の位置づけが変わり、感染対策は、個人や事業者が自主的に判断することになります。
新型コロナの位置づけが変わっても、ウイルスがなくなったわけではないため、基本的な感染対策は変わりません。
場面に応じたマスク着用、換気、手洗い、3密(密閉・密集・密接)の回避は、引き続き有効な感染対策です。
マスクの着用
- マスクの着用は個人や事業者の判断が基本です。
- 本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるようご配慮をお願いします。
マスク着用が効果的な場面
- 医療機関を受診するとき
- 高齢者など重症化リスクが高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などを訪問するとき
- 通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗車するとき(新幹線、通勤ライナー、高速バス、貸切バス等、概ね全員の着席が可能であるものを除く)
- 新型コロナウイルス感染症の流行期に重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患を有する方、妊婦の方)が混雑した場所に行くとき
- 高齢者など重症化リスクが高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などの従事者が勤務するとき
感染者等が、周囲に感染を広げないための対策
- 症状がある方、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性の方、同居家族に陽性者がいる方は、周囲に感染を広げないために、外出を控える。
- 通院などやむを得ず外出をするときには、人混みは避け、マスクを着用する。
換気
- 感染経路の一つに、エアロゾル感染(空気中を漂う微粒子)があります。
- エアロゾルは咳や会話、普通の呼吸でも排出され、遠くまで、 長時間空気中を漂います。
- 換気が不十分な部屋では、室内に徐々にエアロゾルが蓄積され、 そのお部屋での滞在時間が長くなると、感染者から離れた場所でも感染リスクが高くなります。
- これを防ぐためには、換気によりエアロゾルを室外に排出する必要があります。
効果的な換気方法
- 窓やドアなどを開けて、空気の入口と出口をつくる(1方向より2方向の窓・ドアなどを開けるとより効果的になる)
※換気扇(レンジフード)や排気装置も空気の出口になる。 - 機械換気がある場合は、機械換気を有効に活用する。
- 空気が滞留するエリアは、扇風機などで空気の流れる方向に向かって風を起こす。 (空気の流れを阻害するため、流れる方向と反対向きには流さない)
- 性能の良い空気清浄機(HEPAフィルター付きのものなど)を置く。
効果的な換気方法を検証しました
住居や飲食店における効果的な換気方法を検証しました。「感染予防には換気が重要!」をご覧ください。
手洗い・手指消毒
- ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。
- ウイルスは目、鼻、口から体内に入るので、顔に触れる前や食事の前には手を洗いましょう。
手洗いの方法
- 石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐ。
- 手洗いを丁寧に行うことで、十分にウイルスを除去できます。手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はありません。
関連リンク
「正しい手洗いの方法」(政府インターネットテレビ)
アルコールなどでの手指消毒
手洗いができない場合は、アルコールによる手指消毒が有効です。次のポイントを押さえて手指消毒を行いましょう。
- 3ミリリットルから4ミリリットル(500円玉程度)が適量(ポンプを下まで押し切る)
- こぼれないよう15秒から30秒かけて手のひらに擦り込む
- 目に見える汚れがついているときは、まず手を洗う