帰宅困難者対策訓練4(松戸東警察署との合同訓練)
更新日:2015年3月27日
松戸市では、大規模災害が発生した場合における「松戸駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を設置し(平成25年7月に設立)、公共交通機関、大規模集客施設、大学、警察署などの関係機関の方々と対策・対応を検討しています。
協議会に参加している松戸東警察署と合同訓練を行いましたので、訓練内容、結果を報告します。
1 訓練目的
松戸東警察署は、今後発生が予想される「首都圏直下型地震」、「東南海トラフ地震」等の大地震に対して、東日本大震災の反省教訓を踏まえて災害時の署代替施設を設置し、同施設を利用した警備本部の設置要領訓練を実施するとともに市との情報交換、伝達訓練等を行い、震災への備えの万全を図ることを目的とする。
2 訓練想定
平成26年5月20日(火曜)午前9時00分、千葉県西部を中心としたマグニチュード6.9の地震が発生した。松戸市内では震度6強を記録し、甚大な被害が発生、市内全域にわたって建物の倒壊、火災、道路寸断、交通事故等が発生した。
そのような状況に伴い、松戸東警察署では、庁舎にも大きな損害が発生したことから、代替拠点に警備本部を設置するとともに、市と連携を強化し情報収集の強化に努めるとともに、帰宅困難者対応にも配慮した初動対応に当る。
3 訓練の日時
平成26年5月20日(火曜)午前9時~同11時までの間
4 訓練場所
松戸東警察署管内・代替拠点及び松戸市役所(危機管理課)内
5 訓練内容
(1) 松戸東警察署の訓練
・応召者情報訓練
・災害対策本部設置・運営訓練
・代替施設への警備本部移転訓練
(2)市役所(危機管理課)との訓練…帰宅困難者対策訓練
・電話・FAX・MCA無線による情報交換、伝達訓練
・帰宅困難者を想定しての情報収集訓練
6 実施結果
(1)今回の訓練は、なるべく多くの伝達手段を活用して情報交換、伝達を実施する目的で、FAX・MCA無線を活用し実施したが、いずれも良好に活用でき、スムーズな連絡を行うことができることが確認できた。
(2)代替警備本部(代替拠点)を設置したが、拠点変更後も、上記の伝達手段は、機能させることができた。
(3)今回の訓練は、松戸東警察署と市の二機関による訓練であったが、今後は、さらに参加機関を増やして、多角的な訓練を実施し、より実践的な訓練を検討したい。