医療的ケアを必要とする人への支援サービス
更新日:2024年1月9日
医療的ケア児とは?
日常生活及び社会生活を営むために恒常的に医療的ケア(人工呼吸器による呼吸管理、喀かく痰たん吸引その他の医療行為)を受けることが不可欠である児童のことです。(医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律第2条)
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サービスを利用したい
サービスを利用するときは、事前に障害福祉課の窓口にて手続きが必要です。また、保護者の所得により一部自己負担があります。
児童発達支援
児童発達支援は、小学校就学前の障害のある児童が、療育や生活の自立のための支援を受けることが出来る施設です。2012年の児童福祉法改正によって、日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供したりするために創設されました。
児童発達支援の事業所には、「児童発達支援センター」と「児童発達支援事業所」があり、下記のガイドブックでは、市内の事業所のうち、医療的ケア対応が可能な事業所を調べることができます。詳細は各事業所にお問い合わせください。
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスの事業所は、就学中の障害のある児童・生徒が、放課後や長期休暇中などに通う施設です。2012年の児童福祉法改正によって、学校外で集団生活を行う機会や居場所をつくり、自立を促進するとともに、障害のある子どもたちを持つ家庭を支援するために創設されました。
下記のガイドブックでは、市内の事業所のうち、医療的ケア対応が可能な事業所を調べることができます。詳細は各事業所にお問い合わせください。
日中一時支援
障害児等を日常的に介護している家族の一時的な休息を図るため、障害者等の日中における活動の場を確保し、一時的に見守り等の支援を行います。
相談窓口を知りたい
松戸市障害のある方の相談ガイド
松戸市には相談窓口が複数あります。どこにどんな相談をしていいのかわからないときは、「松戸市障害のある方の相談ガイド」を参考にしてください。
また、それぞれの相談先の詳細は下記からご覧いただけます。
千葉県医療的ケア児等支援センター
令和4年7月に、県内の医療的ケア児等及びその御家族等からの様々な相談にワンストップで対応する「千葉県医療的ケア児等支援センター」(通称:ぽらりす)が開設されました。
医療的ケアの必要なお子さんやそのご家族等の相談窓口です。
「千葉県医療的ケア児等コーディネーター養成研修」修了事業所等(千葉県)
医療的ケア児等コーディネーターとは、医療的ケア児等に対する専門的な知識と経験に基づいて、支援に関わる関係機関との連携(多職種連携)を図り、とりわけ 本人の健康を維持しつつ、生活の場に多職種が包括的に関わり続けることのできる生活支援システム構築のためのキーパーソンとしての役割を担う人です。
障害当事者やその家族が、医療的ケア児等に対応できる相談支援事業所を探す際の参考とするため、コーディネーター研修を修了した相談支援専門員を配置する相談支援事業所を、千葉県のホームページ上に公表しています。
詳細は各事業所へお問い合わせください。
情報交換やコミュニケーションを取りたい
同じ悩みを持つ方と情報交換をしたり、相談をしたりしたいときに、イベントや集まりに参加してはいかがでしょうか?
ここでは、松戸市内で医療的ケアを必要とする人への支援するためのイベント等をご紹介いたします。
経済的負担を軽減したい
自立支援医療(育成医療)
18歳未満の児童で下記の障害・疾病にかかる医療の給付(医療保険の対象になる範囲内で給付)をします。利用には事前に障害福祉課の窓口に手続きが必要です。また、保護者の所得により一部自己負担があります。
小児慢性特定疾病医療費助成制度(千葉県)
児童福祉法に基づき、慢性疾患にかかっていることにより長期にわたり療養を必要とする児童等の健全な育成をはかるため、その治療方法の確立と普及を目的とした研究等に資する医療の給付等を行うものです。医療保険(健康保険等)適用の医療費について、医療保険の自己負担(所得に応じた自己負担上限額があります。)を医療機関にお支払いいただき、残りを公費負担します。
お問い合わせ先は下記のホームページにアクセスしてご確認ください。
障害児福祉手当(国手当)
重度障害児に対して、その障害のため必要となる精神的、物質的な特別の負担の軽減の一助として手当を支給することにより、障害児の福祉の向上を図ることを目的としています。
特別児童扶養手当(国手当)
家庭で監護されている障害のある児童(20歳未満)の福祉の増進を図り、その生活に寄与することを目的として、児童の父母または養育者に対して支給されます。
補装具および日常生活用具の購入費助成
身体機能障害を補うために必要な補装具の購入や修理、日常生活の利便を図るための日常生活用具の購入の費用を一部助成する制度です。
対象者や品目はそれぞれの制度ごとに異なりますので、下記のページよりご確認ください。
その他
ライフサポートファイル
ライフサポートファイルとは支援が必要なお子さんが一貫した支援を受けられるように、成育歴等を記録し整理できるものです。家族と支援機関(医療・保健・福祉・教育等)がお子さんの情報を共有し、より良い支援につなげることができます。
各窓口にて配布しているほか、下記のページからデータをダウンロードして入力することもできます。
医療的ケア児等医療情報共有システム(MEIS)(厚生労働省)
医療的ケア児等が旅行などで出かける場合、急な発作に備えて、ご家族が外出先周辺の病院の情報を集めたり、本人の医療データを持ち歩いたりしなければいけませんでした。
全国どこでも必要な医療を受けられるように、かかりつけの病院以外でも医療等に関する情報を共有したい、そんなご要望にお応えするのが、「医療的ケア児等医療情報共有システム(MEIS)」です。
本人やご家族等が、医療等に関する情報をお手元のスマートフォンやパソコンで入力して、データベース化。もしも外出先で救急搬送された場合は、救急隊員や搬送先の医療機関が情報を閲覧できるようになります。
お問い合わせ先は下記のホームページにアクセスしてご確認ください。
厚生労働省「医療的ケア児等医療情報共有システム(MEIS)」のページ
訪問歯科診療(日本大学松戸歯学部付属病院)
日本大学松戸歯学部付属病院では、外来および訪問による医療的ケア児等の口腔機能管理(歯科治療・口腔ケア)や、発達と特性に合わせた摂食嚥下(せっしょくえんげ)指導を行っています。
なお、対応可能な患者数に限りがありますので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ先は下記のホームページにアクセスしてご確認ください。
松戸市が取り組む医療的ケア児等への施策
松戸市では、医療的ケア児等が安心して生活できる環境を整えるため、「松戸市医療的ケア児の支援のための連携推進会議」の開催、医療的ケア児等の支援者へのスキルアップ研修や喀痰吸引等研修費用の補助などを行っております。
より良いサービス提供のため、また、松戸市障害者計画・障害福祉計画・障害児福祉計画を策定するため、会議にて、定期的に市民の皆さまへニーズ調査をお願いしています。