図書館を中心としたまちづくり~図書館シンポジウムを開催しました
更新日:2015年6月22日
図書館シンポジウム「未来創造図書館をめざして~図書館の役割と将来像~」
松戸市は松戸市図書館整備計画を平成27年5月に策定しました。それを記念して、6月20日(土曜)に図書館シンポジウムが市民会館ホールで開催されました。多くの方が参加され、これからの松戸市の図書館のめざすべき将来像を考える機会となりました。
第1部 基調講演「まちづくりと図書館」
講演者
片山善博氏(慶応義塾大学法学部教授・元総務大臣・前鳥取県知事)
慶応義塾大学法学部教授・片山善博氏
第1部は、慶応義塾大学法学部教授の片山氏による基調講演が行われました。片山氏は鳥取県で知事をされていました。その際、鳥取県が松戸市発祥である二十世紀梨の生産量日本一である関係で、市役所や大橋小学校に訪問したこともあり、松戸に馴染みがあるそうです。
これからの図書館の役割
現在、図書館は単に本を借りる場所という印象があります。しかし、「これからは、働く方々に仕事に役立つ情報や、病気で不安な方に健康・医療情報を提供する場、また市民の拠りどころになる地域コミュニティの場など多くの役割を果たす可能性がある」とまちづくりにおける、今後の図書館の将来像についてお話がありました。
また、そのためにも長期的な視点で人を育てる図書館司書の重要性について強調されました。
第2部 パネルディスカッション「まちづくりにおける図書館の役割~これからの図書館を考える~」
パネリスト
- 片山善博氏(慶応義塾大学法学部教授・元総務大臣・前鳥取県知事)
- 大串夏身氏(昭和女子大学特任教授・松戸市図書館整備計画審議会副会長)
- 伊藤純一(松戸市教育委員会教育長)
昭和女子大学特任教授・大串夏身氏
松戸市教育委員会教育長・伊藤純一
コーディネーター
- 常世田良氏(立命館大学教授・元浦安市立中央図書館館長・松戸市図書館整備計画審議会会長)
立命館大学教授・常世田良氏
後半は、松戸市出身の立命館大学教授・常世田良氏をコーディネーターとしたパネルディスカッションが行われました。パネリストの皆さんからそれぞれの立場から、これからの松戸市の図書館についてお話がありました。
松戸市図書館整備計画とは
「松戸市図書館整備計画」は平成27年5月に、社会を支える重要な施設として、市民や地域に役立つ図書館を実現するため策定されました。
現在、社会状況の変化などによって公共図書館の担うべき役割が見直され、これまでのように単に資料を収集し提供するだけでなく、個人や地域の課題解決支援、市民の学習活動の支援など、図書館の様々な機能が期待されるようになってきました。その中で策定された本計画は、これからの松戸市の図書館のありかたを示しています。
ぜひご覧ください。
関連リンク
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。