小学生から学べるプログラミング!「Tech Kids CAMP in MATSUDO」
更新日:2024年5月7日
プログラミングって難しいものだと思っていたけど…小学生でもできるんだ!
平成30年5月26日(土曜)・27日(日曜)に、小学4年生から6年生を対象としたプログラミング教室「"Cygames Presents" Tech Kids CAMP in MATSUDO」が開催されました。公募で集まった19人の小学生たちは、楽しくプログラミングを学び、自分だけのオリジナルゲームを作って発表を行いました。
「Tech Kids CAMP」とは?
株式会社サイバーエージェントの関連会社の一つ、株式会社CA Tech Kidsが運営する小学生向けのプログラミング教室です。通常は民間企業による有料の教室ですが、今回は同じグループ内のゲーム会社である株式会社Cygamesと一緒になって、松戸市のために特別に無料で開催してくれました。
このような形での開催が実現したのは、松戸コンテンツ事業者連絡協議会の活動などを通じ、コンテンツ産業の振興に積極的に取り組む松戸市の考えに2社が賛同してくれたことによるもので、2020年度からの小学校プログラミング教育必修化に先駆けた、企業と自治体の連携による取り組みです。
小学生にもプログラミングはできるの?
Scratchの画面
プログラミングというと、難解な文字列をキーボードで打ち込むイメージが強く、小学生にはできないのではないかと思うかもしれません。しかし今では、あらかじめ決まったプログラムのパーツをマウス操作で並べるだけで、直感的にプログラミングを行えるソフトが開発されています。
今回の教室で使うのは、アメリカのマサチューセッツ工科大学で開発された子ども向けプログラミング学習ソフト「Scratch(スクラッチ)」です。このソフトはインターネットから無料ダウンロードできるようになっているため、誰でも利用できます。今回は「グランブルーファンタジー」や「神撃のバハムート」などを手掛ける大手ゲームメーカー・Cygamesによる企画・協力があり、同社のキャラクター画像を使用して、ゲーム開発を行いました。
プログラミング教育の重要性
株式会社Cygames 星野健一さん
「大事なのは、プログラミングの方法を学ぶのではなく、プログラミングで何をできるのかを知ることです」と語るのは、株式会社Cygames業務部部長の星野 健一さん。松戸市在住で松戸コンテンツ事業者連絡協議会の一員でもある星野さんの発案により、今回の企画が実現しました。
プログラミングは、とても難しいものとして敬遠する人も多いかもしれませんが、「少しでも触れたことがあれば、とっつきにくさは軽減されます」と星野さんは言います。将来のゲームクリエイターやIT技術者を育てるというよりも、プログラミングがどのように使われて、世の中のコンピューターがどのように動いているかをイメージできる人を増やすことが、小学生へのプログラミング教育の意義とのことです。
「実は弊社の代表取締役(渡邊 耕一氏)も松戸市に住んでいたことがあるんですよ。昔は2人でよく松戸のゲームセンターに行きました」と松戸市との繋がりを教えてくれた星野さん。「コンテンツ産業に力を入れている自治体として、ゲーム業界でも有名な松戸市と一緒に事業を行うことは、弊社にもメリットがあると思っています」と話してくれました。
自分だけのゲームづくりに夢中!
今回のプログラミング教室は2日間行われ、1日目はプログラミングソフトの操作方法の説明、2日目はオリジナルゲームの作成と発表を行いました。集まった19人の小学生たちは、操作方法を教わると次々と新しい使い方を考え、教わった以上の動作を考えて作り出すなど非常にハイレベル!子どもたちののみ込みがあまりにも早いので、当初の予定になかった内容が急きょ追加されました。
つくったゲームを発表しよう!
ゲームを完成させた後、保護者の皆さんも見守る中で一人一人発表を行いました。子どもたちは、自分が作ったゲームの名前と内容、実際に操作をしながらイチ押しポイントを大きな声で説明しました。
でき上がったゲームの内容は実にさまざまで、どのキャラクターを操作するか、どうすればクリアになるかなどの発想がみんな異なっていて、一人一人の個性が強く現れました。
中には、とても高度なプログラムを使用した子もいて、講師やスタッフ・保護者の皆さんを驚かせていました。
爆発の効果と音を挿入
ドラゴンが吐く炎が分裂
背景がPCのカメラ画像に!
プログラミング教室は今後も開催予定です
株式会社CA Tech Kids 上野 朝大さん
「ウエンツ校長」として子どもたちに楽しくプログラミングを教えてくれた株式会社CA Tech Kids代表取締役社長の上野 朝大さんは、「今まで開催した教室の中でも一番スムーズにできました」と参加してくれた松戸市内の小学生たちの優秀さに驚いていました。
家電もインターネットを接続できるようになるなど、さまざまなものにコンピューターが搭載されるようになっていく時代で、上野さんはこれからの子どもたちにITの仕組みを知ってもらいたいという思いで、日本各地でプログラミング教室を行っています。
松戸市では、少しでも多くの小学生の皆さんに体験してもらいたいと、平成30年度中にあと5回、同内容のプログラミング教室の開催を予定しています。第2回は6月30日(土曜)・7月1日(日曜)に開催!7月には中高生向けの教室も開催予定です。コンテンツ産業振興事業のページや広報まつどでお知らせしますので、ぜひチェックしてください。
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Tech Kids CAMP in Matsudo応募ページ
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