火災からの逃げ方
更新日:2021年3月24日
火災の発生を知ったら、直ぐに避難!
人は危機的状況になっても、自分は大丈夫だと楽観視してしまう心理性があります。しかし、自分だけ大丈夫ということは絶対にありません!人命よりも大事なものはないので、火災の発生を知ったら、直ぐに避難してください。
自宅の場合
1 火災の発生を、いち早く知ることができるようにしましょう
- 住宅用火災警報器や自動火災警報設備を設置し、適切に維持管理する。
- 何かしらの異常や違和感があると思ったら、確認する。
2 火災の発生を知ったら、直ぐに避難する
- 住宅用火災警報器等が作動したら、直ぐに行動(火元の確認、避難)を始める。
- 火災を発見したら「火事だー!!」と叫び、周囲に知らせる。
- 消すことができると判断した場合は消火を試みる。しかし、絶対に無理はしない。
- 子供や高齢者等の避難困難者がいるときは、避難を優先させる。
3 乾いたハンカチ等で口と鼻を覆い、火元と反対方向、地上に出られる階へ向かって避難する
- 煙は乾いたハンカチやタオル等で取れます。持っていない場合は、服の袖でも構いません。濡らすと逆に呼吸しにくくなったり、濡らすことに時間を取られ避難が遅れたりするので、濡らす必要はありません。心配な時は、ハンカチ等を重ねてください。
- 火災の煙には有毒なガスが含まれているので、煙を吸わないようにする。天井付近に煙があるときは、姿勢を低くする。
- 火災の煙と熱で避難するのが難しいと判断したら、窓やベランダ等の外気に触れられる場所に逃げ、助けを呼ぶ。
- 2階の窓やベランダ等から地上に避難する場合に限りますが、窓枠等に一度ぶら下がり、足から地上に降下する。絶対に、飛び降りないでください。
外出先の場合
基本的に自宅の場合と同じですが、以下の点に注意してください。
1 火災の発生を知ったら、直ぐに避難する
自宅や職場と違い火元が分かりにくいので、自動火災報知設備等が火災の発生を知らせたら、火元を探し回らずに避難する。
2 落ち着いて避難する
一人が慌てるとみんなが慌てだし、避難が難しくなってしまうので、落ち着いて避難する。ショッピングモールやホテル等の建物は、落ち着いて避難すれば安全に避難できるように造られています。
3 避難誘導灯や避難誘導標識に従い避難する
従業員等により避難誘導が行われている場合は、その指示に従いましょう。