ホテル・旅館などに係る表示制度について

表示制度は、ホテル・旅館などの関係者からの申請に基づき、消防機関が審査した結果、消防法令及び重要な建築構造などに関する基準に適合していると認められたものに対して、消防機関から表示マークを交付する制度です。

この制度の目的は、表示マークによって、ホテル・旅館などが表示制度の基準に適合するものであるという情報を利用者に提供し、利用者が安全な宿泊先を選べるようにすることです。また、そうした利用者の選択を通じて、ホテル・旅館などにおける防火安全対策の確立を促すねらいもあります。

表示マークの対象となるのは、3階建て以上で、収容人員が30名以上のホテル・旅館などです。複合用途の建物の内にホテル・旅館などがある場合も対象となります。

表示マークには、次の2種類があります。

消防機関による審査の結果、表示制度の基準に適合していると認められた場合に交付される表示マークは銀色です。有効期限は公布日から1年間です。
消防機関による審査の結果、3年間継続して表示制度の基準に適合していると認められた場合に交付される表示マークは金色です。有効期限は公布日から3年間です。

表示マークの交付(更新)を希望されるホテル・旅館などの関係者は、下記ダウンロードの「表示マーク交付(更新)申請書」に必要な書類を添付して管轄する消防機関に申請してください。

1. 防火対象物定期点検結果報告書または防火対象物点検報告特例認定通知書
2. 消防用設備等(特殊消防用設備等)点検結果報告書
3. 建築基準法第12条に基づく定期調査報告書

1. 防災管理点検結果報告書または防災管理点検報告特例認定通知書
2. 製造所等定期点検記録表
3. その他消防機関が必要と認める書類

必要な添付書類については、あらかじめ管轄する消防機関へ確認してください。なお、当該消防機関に報告済みの書類は添付の省略が可能です。

2階以下又は収容人員30人未満のホテル・旅館など、表示マークの交付対象外でも、希望する場合は表示制度の基準に適合している旨の通知を受けることができます。
下記ダウンロードの「表示制度対象外施設申請書」により申請してください。必要な添付書類については、あらかじめ管轄する消防機関へ確認してください。
建物が基準に適合していることを、当該消防機関が確認した上で、「表示制度対象外施設通知書」にて通知いたします。