救急外来受診患者の疫学的調査と類型分類に関する多施設観察研究の実施について
更新日:2023年6月30日
研究について
課題
救急外来受診患者の疫学的調査と類型分類に関する多施設観察研究
対象
研究期間中に当院救急外来を受診、もしくは救急車にて搬送された患者さん
研究期間
2023年1月31日から2030年9月30日まで
研究に用いる情報
救急搬送記録、電子カルテ内の情報(患者属性、病歴など)、入院後経過の情報(院内死亡の有無など)
意義・目的
多くの患者さんが救急外来を受診されていますが、患者さんがどのような症状で受診し、どのような経過を辿っているのかという情報が整理されておらず、これまでは救急外来の全体像を把握するのが困難でした。そこでこの研究ではTXP Medical株式会社が開発したNEXT Stageシステムを用いることにより、これらの情報を統合し、救急医療の適正化・効率化に生かすべく研究を行っています。
方法
当院救急外来に搬送・受診した患者さんの受診・治療・経過の情報を収集します。
その他
- この研究はあくまで普段の救急外来で得られるデータを用いた研究です。
- この研究は情報収集を目的としているため、患者さんの診察に影響を及ぼす事はありません。
- 患者さんの氏名やIDなどの個人情報の管理に関しては細心の注意を払い、氏名やIDなどの情報は当院で厳重に管理され、外部に出されることはありません。
- 研究用に使用されるデータでは、氏名・生年月日などの患者さんを直接特定できる情報をすべて削除した形で、院内情報部管理担当者が管理します。当該情報は、担当者を通じて患者情報共有アプリ開発元でありかつ主解析担当であるTXP Medical株式会社内の研究分担者にも必要時供与されます。この際、TXP Medical株式会社は別途定めた研究覚書に基づき、同社内で厳重なデータ管理責任を遂行し、データの目的外使用等を行わないことを誓約します。
- この研究で収集された情報は、個人情報を匿名化したうえで、学会等の発表に使用させて頂く場合もあります。
- この臨床研究に対してさらに説明を希望される方、またこの臨床研究へのデータの利用を拒否される方は下記の問い合わせ先までご連絡ください。
- 研究への参加を拒否された場合でも、診療へ与える影響は一切なく、患者さんが不利益を受けることはありません。
- 既に個人情報が排除され、個人が同定できない状態となった場合にはデータの排除は行いません。
情報の開示について
この研究の対象となる患者さん、またはそのご家族の方より情報の開示請求がありました際には、当該保有する個人情報を原則として開示請求をされた患者さんへ開示します。また、開示等の求めの全部または一部について、その措置をとらない又は異なる措置をとる場合には理由を説明します。
開示の制限
以下に該当する場合、その一部またはすべてを開示する事が制限されます。
- 利用目的を被験者に通知し、または公表することにより被験者または第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれのある場合
- 利用目的を被験者に通知し、または公表することにより当該臨床研究責任医師の権利または正当な利益を害するおそれがある場合
- 国の機関または地方公共団体が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、利用目的を被験者に通知し、または公表することにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがある場合
- 取得の状況からみて利用目的が明らかであると認められる場合
- 他の法令に違反する場合
問い合わせ、苦情等の窓口の連絡先等に関する情報
【研究代表者】
TXP Medical 株式会社
最高科学責任者 後藤匡啓(医師)
【当院問い合わせ窓口】
松戸市立総合医療センター救命救急センター
副部長 八木雅幸
電話:047-712-2511(代表/平日8時30分から17時)
関連リンク
お問い合わせ
松戸市立総合医療センター
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512