このページの先頭です
このページの本文へ移動
松戸市 MATSUDO CITY
  • 音声読み上げ・文字拡大
  • サイトマップ
松戸市立総合医療センター Matsudo City General Hospital

〒270-2296 千葉県松戸市千駄堀993番地の1

電話:047-712-2511

FAX:047-712-2512


臨床検査科

更新日:2024年7月24日

臨床検査科へようこそ

臨床検査科は、部長以下、総勢51名で勤務にあたっています。
 当科の目標は、精度の高い検査データを迅速に提供することです。
 診察前検査などの迅速検査、救命救急センター、小児医療センター等の救急医療体制にも対応した24時間稼動の検査室として、市民の皆様が安心できる地域医療を目指しています。
 また日々の内部精度管理はもとより、全国レベルで実施されている日本医師会、日本臨床検査技師会等、各種外部精度管理に参加し、正確な検査データの提供に努めています。
 輸血室には輸血認定技師を配し、血液製剤の管理と輸血関連検査を一元化しています。チーム医療として糖尿病療養指導士による療養支援、細菌検査室からは院内感染対策委員会に参画し、院内感染の防止及び啓蒙普及活動にも積極的に関わり、患者様の早期退院にむけ貢献しています。
 当科では将来にわたり次の世代を担う臨床検査技師の育成のため、実習施設としての学生の教育にも努めています。

専門分野・特色

1.中央採血室

 外来を受診され血液検査をされる患者様の採血を主に行っている部門です。
 担当職員一同、患者様にとって「安全」・「安心」な採血を行うため、日々研鑽に努めています。
 
【採血室の業務時間】
 月曜から金曜日
 (土曜・日曜・祝日を除く) 
 8時30分から17時まで

2.生理部門

(1) 一般生理検査

 生理検査は体の電気的な活動を、画像や数値、グラフとしてとらえ、体の状態を調べる検査です。
 主に心臓を診る心電図・トレッドミル検査・24時間ホルター心電図や、脳波検査・聴力検査・呼吸機能検査・誘発電位検査など幅広く実施しています。
 特に脳波検査は、年間約1,500件実施しています。
 新生児では新生児難聴スクリーニング検査(A-ABR)を実施し、早期での難聴発見に努めています。さらに乳幼児の聴覚検査として聴性脳幹反応も行っています。

  • 心電計

12誘導心電図を記録します。

心臓の電気信号を波形として記録し、心臓の状態を把握する検査です。

不整脈や虚血性心疾患などが分かります。

  • 24時間ホルター心電計 

これらの携帯型の心電計を取り付けて24時間の心電図を記録します。

長時間心電図を記録することで、通常の心電図検査だけではとらえられない不整脈などをより発見しやすくなります。

  • トレッドミル検査の機械

ランニングマシーンの上を走りながら心電図や血圧を記録する検査です。

運動で負荷のかかった時の心臓の状態を把握する検査です。

  • 脳波計

頭皮上に数十個の電極を取り付け、微弱な電気を波形として記録し、脳の状態を把握する検査です。

(2) 腹部超音波検査

 超音波検査は安全性の高い検査です。検査時間は検査の種類によって異なりますが大旨20分前後です。主に5台の超音波診断装置を使用して腹部、乳腺、甲状腺、下肢静脈、関節、腹部造影超音波検査などを幅広く行っています。
リアルタイムで画像が映し出されるので、組織の採取や治療のために使用しています。
日本超音波医学会認定検査師と各科医師を中心として検査を実施しています。

(3) 心臓超音波検査

 小児循環器外来をはじめ循環器内科・心臓血管外科等を設けている当院において、心臓超音波検査は先天性心疾患や心筋梗塞、狭心症、弁膜症等の診断に欠かせない重要な役割を果たしています。また動脈硬化の早期診断の一助となる頚動脈超音波検査も実施しています。

3.検体部門

 

(1) 血液検査

 貧血や白血病など主に血液疾患に関る検査データを提供しているのが血液検査室の役目です。例えば貧血は隠れた万病の現れと言われ、鉄不足や出血による貧血、癌の初期症状としての貧血、白血病や骨髄異型性症候群などに伴う貧血など様々な原因で起こり、正確な診断には多くの検査データを要します。
血液検査室では最新の多項目自動血球分析装置をはじめ種々の自動分析装置を駆使し検査データを提供しています。
 また、赤血球抵抗試験、NBT還元能、各種特殊染色など熟練を要する用手法検査も数多く手掛けています。血液疾患の診断や悪性リンパ腫のstagingに欠かせない骨髄検査は約200件/年実施され、細胞分類は認定血液検査技師が担っています。

(2) 一般検査

 一般検査では尿検査を中心に、髄液、穿刺液、関節液、精液などの検査を行っています。
尿検査:全自動尿定性分析装置を用いて尿中の糖・蛋白・潜血などの成分を測定しています。また、尿沈渣検査では尿中の細胞や結晶を顕微鏡で観察し、腎臓から尿道までの尿の通り道にある病変を捕まえていきます。(下の写真は尿沈渣の例です。)

(左・赤血球と白血球、右・上皮円柱)

髄液一般:髄液という脳や脊髄を守るための体液の成分を調べる検査です。髄液中の細胞の数や蛋白・糖を測定する事により、髄膜炎を起こしているかどうかを知ることが出来ます。
 
穿刺液一般:胸水や腹水の性状を調べて、これらの体液がどのような原因で溜まってしまったのかを推測するための検査です。
 
 尿は健康のバロメータ。腎臓の機能だけでなく、全身の状態を反映する大切な検査の一つです。もし、「ちょっと変だな」と感じたら早めに病院に行って相談してみる事をお勧めします。

(3) 生化学検査

 肝機能検査(AST・ALT等)・腎機能検査(尿素窒素・クレアチニン)脂質検査(総コレステロール・HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪)・糖尿病検査(血糖・ヘモグロビンA1c)の至急検査を30分報告とし、その他肝炎ウイルス検査(B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス)・腫瘍マーカー検査(CEA・AFP・PSA・CA19-9)・甲状腺検査(TSH・FT3・FT4)も即日報告しています。
『異常やリスクを改善し元気で長生き!!』のお手伝いをしています。
写真は、全自動免疫生化学分析装置です。生化学項目42項目・免疫項目(感染症・腫瘍マーカー・甲状腺関連)11項目をこの機械で測定しています。

(4) 細菌検査

当検査室で行われている検査には次のものがあります。
(1)採取検体(尿・痰・膿・髄液など)をスライドに塗り、色素液で染色を行った後、顕微鏡で細菌を探します。(2)採取検体を栄養成分が添加された寒天培地やブイヨンで培養した後、生えてきた細菌についてその種類を同定し、数種類の抗菌剤の効果を調べます。(3)採取検体から細菌やウイルスの抗原・産生毒素を、迅速検査キットを使用して直接検出します。『インフルエンザウイルス』、『A群溶連菌』、『咽頭アデノウイルス』、『RSウイルス』、『便ロタ・アデノウイルス』、『便C.difficile AB毒素』、『尿中肺炎球菌』、『尿中レジオネラ菌』、『マイコプラズマ・ニューモニエ』について実施しています。(4)結核菌の存在を疑う痰から、迅速に遺伝子を検出します。

(5) 情報システム(兼務)

 患者様の検査結果がいつも正確に迅速に医師のもとへ届くよう、検査システムを駆使し日々業務が行われています。このシステムがいつも最適なコンディションを保つよう、またトラブル時には迅速な復旧をすべく管理運用を行っています

4.輸血室

 輸血室は、厚生労働省・輸血学会の指針に従い、輸血検査と血液製剤管理の一元化を構築して血液型検査(亜型の同定、その他の血液型など)や不規則抗体検査(抗体同定)・交差適合試験などを実施しています。そして最新の機器(ビジョン)や輸血システム、電子カルテの導入により、ミスの無い、安全で速やかな輸血医療と血液製剤の管理や適正使用に取り組み、管理が難しいと言われる輸血管理料1を取得しています。
 また、千葉県と千葉県赤十字血液センター主催の千葉県合同輸血療法委員会の委員でもあり、千葉県内の病院における血液製剤の適正使用を指導する立場の病院(認定輸血検査技師)として貢献しています。

病院広報誌に掲載中

Vol21表紙画像

病院広報誌ペアレター Vol.21に掲載しています。ぜひご覧ください。

お問い合わせ

松戸市立総合医療センター

千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512

本文ここまで

サブナビゲーションここから

お気に入り

編集

情報が見つからないときは

よくある質問FAQ

サブナビゲーションここまで