とうろうに想いを乗せて「松戸宿 坂川献灯まつり」が開催されました
更新日:2014年8月18日
松戸駅を降りて徒歩5分ほどのところを流れる坂川。この坂川の沿道が、とうろうや提灯で情緒豊かな雰囲気に包まれる中、立ち並ぶ縁日や大勢のお客さんなどで大いに賑わいみせた「松戸宿坂川献灯まつり」が例年通りの8月9日(土曜)・10日(日曜)に開催されました。
今回で9回目となるこの祭りのルーツは、とうもろこし市をはじめとする江戸時代の伝統を残しながら、美しさを取り戻した坂川の環境を融合し、次世代に継承する「古くて新しいまつり」とのこと。「カヌー乗船体験」や「短歌・俳句・川柳コンテスト」、「ゆかたde坂川めぐり」などイベントも目白押しです。
むかし遊び体験では、「こま回し」や「けん玉」、「竹がえし」など昔ながらのおもちゃたちに、子どもも大人も思わず足が止まり、ボランティアさん達に教えてもらいながらついつい夢中になりました。
会場を川上へ進んでいくと、どこからか漂う焼きとうもろこしと醤油の香ばしい匂いが鼻をくすぐります。行列に並んで、家族や友達と一緒にほおばったとうもろこしの味は格別だったかもしれません。
縁日屋台の先にある松龍寺では、境内を献灯(竹あんどん)で飾る「四萬六千日献灯」の醸し出す幻想的な雰囲気が広がり、ここまでの賑やかなおまつり会場とはうって変わった、どこか厳かな光景に、息をのんだ人もいたのではないでしょうか。
とうろう組み立て所のワンシーン。
完成品の販売もありましたが、手作りのとうろうに願いを込めて流しました。
そのとうろうが流れ着く先にある特設ステージでは、さまざまな演目が行われ訪れた人を大いに楽しませてくれました。
祭りが開催された両日はともに台風の影響が心配され、ときおり激しい雨に見舞われたものの、参加した人達はどこか懐かしい縁日の香り漂う、松戸の夏の風物詩を楽しみました。
開催概要
開催日時
平成26年8月9日(土曜)・10日(日曜)13時から21時まで
開催会場
旧松戸宿坂川沿道一帯(伊勢丹松戸店先から松龍寺先まで)