日本脳炎予防接種
更新日:2024年5月22日
日本脳炎とはどんな病気?
日本脳炎ウイルスの感染で起こります。ヒトから直接ではなく、ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。7から10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になることがあります。ヒトからヒトへの感染はありません。
日本脳炎ウイルスに感染した人のうち100から1000人に1人が脳炎等を発症し、脳炎にかかった時の致死率は約20から40パーセントですが、治った後に神経の後遺症を残す人が多くいます。
日本脳炎ワクチンについて
現在国内で使用されている乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンは、ベロ細胞という細胞でウイルスを増殖させ、ホルマリンなどでウイルスを殺し(不活化)、精製したものです。
日本脳炎第1期
生後6か月から7歳6か月未満・3回接種
- 標準的には3歳から接種を開始し、6日以上(標準的には28日まで)の間隔で2回接種
- 2回接種終了後、6か月以上(標準的にはおおむね1年以上)の間隔をおいて1回接種
日本脳炎第2期
9歳から13歳未満・1回接種
救済による特例接種について
日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度にかけて、日本脳炎予防接種の積極的接種勧奨を差し控えていましたが、新ワクチンの使用が認められたことを受け、平成22年度より、順次、積極的接種勧奨を再開しました。
この積極的接種勧奨の差し控え時期に接種対象となっていた方については、特例で予防接種を受けることができます。
対象者
平成7年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた方で、20歳未満の方
接種時期・回数
20歳未満まで・第1期不足分と第2期分
注意事項
- 妊娠をしている方は、原則として日本脳炎の予防接種を受けることができませんが、予防接種の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合のみ、接種ができます。
- 接種を受ける方が13歳以上の場合に限り、下記の事項を満たすことで、保護者が同伴しなくても予防接種を受けることができます。なお、接種を受ける方が既婚の場合には、保護者の同意は不要です。
- 保護者の方が、日本脳炎(特定措置)予防接種予診票1枚目裏面の「日本脳炎(特例措置)の予防接種を受ける13歳以上の保護者の方へ」を読んで理解すること。
- 保護者の方が、納得してお子様に予防接種を受けさせることを希望すること。
- 保護者の方が、予診票表面の「保護者の自筆署名」の欄に自ら署名すること。
接種方法
下記お知らせをよくお読みになったうえで、松戸市の予診票、予防接種番号、母子健康手帳、健康保険証、子どもの医療費助成受給券を持参し、市内の指定医療機関で接種をしてください。
転入・紛失等で予診票がない方は、こちらの予診票データを印刷してご活用いただくことも可能です。その場合、予防接種番号が必要ですので、未取得の方は事前にお申し込みください。
ダウンロード版予診票(日本脳炎第1期)(PDF:689KB)
ダウンロード版予診票(日本脳炎第2期)(PDF:683KB)
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