小児の肺炎球菌感染症予防接種
更新日:2023年4月1日
肺炎球菌感染症とはどんな病気?
肺炎球菌は、子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、体力や抵抗力が落ちたときに、中耳炎・副鼻腔炎・肺炎・菌血症・髄膜炎といった病気を引き起こします。肺炎球菌にかかりやすいのは、生後3か月以降から5歳くらいまでです。
肺炎球菌による化膿性髄膜炎は、ワクチン導入前、年間150人前後が発症していると推定されていました。致死率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅延など)の頻度は、Hibによる髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています。
現在は、肺炎球菌ワクチンが普及し、肺炎球菌髄膜炎などの侵襲性感染症は減少しました。
肺炎球菌ワクチンについて
子どもで重い病気を起こしやすい13の血清型について、子どもの細菌性髄膜炎などを予防するようにつくられています。
アメリカで行われた試験では、ワクチンに含まれている血清型の肺炎球菌による感染症を90%以上減少させることができるという結果が出ており、接種することで細菌性髄膜炎や菌血症を激減することが多くの国から報告されています。
対象者・接種回数
生後2か月から5歳未満・接種開始年齢により接種回数が異なります
生後2か月以上7か月未満で開始
- 初回接種3回は、標準的には生後12か月までに終了させてください
- 2回目の接種が生後12か月を過ぎると、接種回数等が異なります
- 追加接種は、標準的には生後12か月から15か月までに終了させてください
生後7か月以上12か月未満で開始
- 初回接種2回は、標準的には生後12か月までに終了させてください
- 2回目の接種が生後24か月を過ぎると、接種回数等が異なります
1歳以上2歳未満で開始
- 60日以上の間隔をあけて2回接種してください
2歳以上5歳未満で開始
- 1回接種のみです
接種方法
「小児肺炎球菌感染症予防接種のお知らせ(PDF:281KB)」をよくお読みになったうえで、松戸市の予診票、予防接種番号、母子健康手帳、健康保険証、子どもの医療費助成受給券を持参し、市内の指定医療機関で接種してください。
転入・紛失等で予診票がない方は、こちらの予診票データを印刷してご活用いただくことも可能です。その場合、予防接種番号が必要ですので、未取得の方は事前にお申し込みください。
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