Hib感染症予防接種
更新日:2023年4月1日
Hib感染症とはどんな病気?
Hib(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)は、ヒトの鼻やのどにいて、体力や抵抗力が落ちたときに、髄膜炎、肺炎、中耳炎といった感染症を起こす病原細菌のひとつです。特に乳幼児の髄膜炎の大きな原因となっています。
2010年以前は、Hibによる髄膜炎が、年間約400人発症し、約11%が予後不良と推定され、生後4か月から1歳までの乳児が過半数を占めていました。現在は、Hibワクチンが普及し、侵襲性Hib感染症(髄膜炎、敗血症、肺炎など)は激減しました。
Hibワクチンについて
インフルエンザ菌は7種類に分類されますが、重症例は主にb型のため、ワクチンとしてこのb型が使われています。
欧米では、ワクチン導入後、侵襲性Hib感染症は劇的に減少し、わが国でも定期接種として導入後、同様に減少しています。世界110か国以上で導入され、その効果は高く評価されています。
対象者・接種回数
生後2か月から5歳未満・接種開始年齢により接種回数が異なります
生後2か月以上7か月未満で開始
- 27日(医師が認めた場合20日)以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて3回
- 初回接種(3回)終了後から、7か月以上(標準的には13か月まで)の間隔をおいて1回
※初回接種は生後12か月になるまでに3回終了させる
生後7か月以上12か月未満で開始
- 27日(医師が認めた場合20日)以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて2回
- 初回接種(2回)終了後から、7か月以上(標準的には13か月まで)の間隔をおいて1回
※初回接種は生後12か月にまるまでに2回終了させる
1歳以上5歳未満で開始
- 1回接種のみです
接種方法
「Hib感染症予防接種のお知らせ(PDF:294KB)」をよくお読みになったうえで、松戸市の予診票、予防接種番号、母子健康手帳、健康保険証、子どもの医療費助成受給券を持参し、市内の指定医療機関で接種してください。
転入・紛失等で予診票がない方は、こちらの予診票データを印刷してご活用いただくことも可能です。その場合、予防接種番号が必要ですので、未取得の方は事前にお申し込みください。
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