小中学生向け~男女共同参画関連おすすめ図書~
更新日:2024年6月7日
ゆうまつどライブラリー
小学校低学年向け
『こどもジェンダー』
シオリーヌ(大貫詩織) 監修/松岡宗嗣 絵/村田エリー /ワニブックス刊
ジェンダーとはどういうこと?何のこと?が分かる、ジェンダーの入門書です。
「じぶんらしく」いる勇気がもらえます。親子で一緒に読みながら、ジェンダーについて考えるきっかけをくれます。
『ピンクがすきってきめないで』
ナタリー・オンス(文)/イリヤ・グリーン(絵)/とき ありえ(訳)/講談社
わたしは黒が好き!
ピンクっぽいものを見ると「目がげっぷしちゃう」と感じる女の子。
友達や自分をじっくり観察して「ピンクがすきじゃなくても、そんなことどうでもいいじゃない」という結論になります。
「女の子らしく」「男の子らしく」よりも「私らしく」を大切にしたいと気づかせてくれるフランスの絵本です。
『ますだくんのランドセル』
作・絵/武田美穂 /ポプラ社
身近にある女らしい色、男らしい色にふれた絵本です。
色や持ち物、好きなキャラクター、何かを選ぶ時に「男らしい」、「女らしい」に縛られず、自分の好きなものを身に着けていいと思えるお話です。
『ぼくはよわむし?』
草谷桂子(文)/鈴木まもる(絵)/大月書店
「力が弱くて、すぐ泣くぼくはよわむし?よわむしなぼくは、だめなの?」そんなふうに自信をなくしているぼくが、自信を取り戻し自分らしく、ともだちとの関係を作っていくお話です。「男だから」ではなく、自分の好きや得意、苦手、嫌いなことを認めて、自分らしくいるすばらしさが描かれています。
小学校中学年向け
『女の子がいる場所は』
著者/やまじえびね /KADOKAWA
世界中の「女の子だから」という理由で、夢や生活などいろいろなことを制限されている女の子たちの物語です。
今は「女の子だから」に縛られていても、自分らしくいられる場所を見つけていこうとする強い姿が描かれています。
『いいたいことがあります』
魚住直子(作)/西村ツチカ(絵)/偕成社
お母さんは勉強も家の手伝いもしっかりしなさいと言うけれど、中学生の兄は部活が忙しいからって家の手伝いをしなくていいらしい。そんなモヤモヤを抱える小学6年生の女の子のお話です。モヤモヤを抱え、言いたいことが言えなかった少女が、ある手帳とその持ち主に出会って成長していきます。
『考えたことなかった』
魚住直子(作)/西村ツチカ(絵)/偕成社
中学生の主人公は、ある日おしゃべりする猫に出会って、「男の子だから」と言われることが日常にたくさんあるのに気づいていきます。今まで考えたことなかったけれど、「男は競争に勝つべき」などは、本当にふつうのことなのかを考え直すきっかけになる1冊です。
『となりのアブダラくん』
黒川裕子(作)/ 宮尾和孝(絵)/講談社
男らしくない趣味を友達には隠している主人公が、転入生のアブダラくんと出会います。自然としていた「~はこういうもの」という決めつけが人を傷つけてしまうことに気づいていきます。自分らしくいることや相手を尊重する大切さがわかる作品です。
小学校高学年から中学生向け
『女の子はどう生きるか 教えて、上野先生!』
上野千鶴子/岩波ジュニア新書
女の子たちが日常的に抱くモヤモヤや疑問に上野先生が全力で答えます。社会や家庭内など日常に刷り込まれた「女の子だから、女の子なのに」の価値観を洗い流し、これからの女の子が自分らしく生きていくための力をつける1冊です。
『男子が10代のうちに考えておきたいこと』
田中俊之/岩波ジュニア新書
性別によって求められる役割や進路選択、期待のされ方が違う日本。「男らしくあれ」という見えない圧力にきゅうくつな思いをしていないでしょうか。男子が進路や生き方を選択する時に、周りからの「男らしくあること」の期待にしばられず、本当に「自分らしい」選択をしていくために、10代の男の子に知っておいてほしいことが書かれています。
『Dear Girls 自分らしく生きていくための28の言葉』
朝日新聞「DearGirls」 取材班 /朝日新聞出版
女の子が自分らしく生きていくために、著名人からの応援の言葉を集めた本です。
かつて女の子、男の子だった著名人が、自分の経験をもとに自分らしく生きるためのエールを送ります。「女の子らしさ」に縛られそうになった時に元気をもらえます。
『みらいめがね それでは息がつまるので』
荻上チキ(文)/ヨシタケシンスケ(絵)/暮しの手帖社
「物事の見え方は、人それぞれ違っていい」ことを改めて思い出させてくれるエッセイです。
世の中の「~であるべき」をほぐしてくれます。大人向けエッセイですが、読みやすい文章なので中学生にもおすすめです。
この他にも素敵な本を多数ご用意しています。
ご興味ある方はぜひお越しください。