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Go!Go!本郷谷(令和2年度)

更新日:2021年3月1日

「Go!Go!本郷谷」の記事は、広報まつどの毎月1日号に掲載しています。

115  新型コロナワクチンの接種体制構築に向けて(広報まつど3月1日号)

年末から感染者が急増した新型コロナウイルス流行の第3波は、1月中旬にピークに達し、1日に62人の感染者が確認された日や、自宅療養者が300人に達する日もありましたが、その後徐々に沈静化しています。


人口1万人当たりの感染者数をみますと、昨年4月~5月の第1波の時では、市川市2.3人、松戸市・船橋市1.9人、柏市0.9人でしたが、第3波(2月17日現在)では、船橋市43.1人、市川市40.9人、柏市38.5人、松戸市34.0人と、第3波においては近隣市と比較しても松戸市は少ない感染者数で推移することができました。これも市民の皆さんが一体となって感染予防に努め、クラスター(集団感染)の発生を抑えることができたからではないかと思っています。心より感謝申し上げます。


新型コロナウイルスのワクチン接種については、2月14日にファイザー製のワクチンが国内で初めて承認され、2月17日から医療従事者を対象とした先行接種が、全国の医療機関で始まりました。新型コロナウイルス感染症の打開策として期待されるワクチン接種ですが、松戸市民約50万人が1人2回接種すると合計100万回の接種が必要であり、これを数カ月で実施するためには、大変多くの医師や看護師のご協力が不可欠です。


また、接種会場については、一度に多くの方が接種可能で交通の利便性を考慮すると、松戸駅近くの商業施設や松戸運動公園体育館、市内に45校ある小学校の体育館の他、かかりつけの病院など、できる限り数多くの接種会場を確保したいと思っています。そして、多くの方に予防接種を受けていただきたいと思っています。集団免疫を獲得するためには市民の7割ぐらいの方がワクチン接種を受ける必要があるともいわれています。ぜひご理解ご協力をお願いします。


市では、ワクチン接種についてのお問い合わせ窓口となるコールセンターを設置しています。今後の接種スケジュールや接種方法などについてお答えしますのでご活用いただければと思います。


さて、松戸市に明るいニュースが飛び込んできました。3月19日に開幕する選抜高等学校野球大会に専修大学松戸高校の出場が決定しました。甲子園では千葉県代表としての誇りを胸にはつらつとしたプレーで「専松旋風」を巻き起こし、市民の皆さんに元気と感動を与えてくれることを期待しています。みんなで「専松」を応援しましょう!

114  緊急事態宣言が発令されて1カ月(広報まつど2月1日号)

緊急事態宣言が発出されてから1カ月が経とうとしています。松戸市の感染状況は、東京都の急激な感染増に引きずられ61人の感染者が確認された日もありましたが、近隣市と比較すると多い中でも落ち着いた状況です。これは、高齢者施設や高校の部活動などによる大規模なクラスターが発生していないことが要因の一つだと思います。これからも、大きなクラスターが発生しないよう細心の注意を払うようお願いします。

感染の急拡大もあって自宅療養者が急増しています。1月7日時点では105人でしたが、1月21日には301人と、2週間で196人も増加しており、医療・保健所業務がひっ迫しています。

そこで、自宅療養者の症状が急変し、亡くなることがないよう、自宅療養者の見守りを強化するため、松戸保健所への職員の派遣人数を増員しました。また、自宅療養者への医療診断業務を強化するため、松戸市医師会の理事会に出席し、医師の皆さんに全面的に協力していただくよう直接依頼してきました。

現在、PCR検査費用の補助については、高齢者、高齢者施設関係者、受験生などを対象としていますが、その対象をさらに拡大していきたいと思っています。新型コロナウイルスの症状は、発熱だけでなく、味覚・嗅覚障害、せき、たん、倦怠感など人によって違いますが、少しでも感染を疑う症状があれば、かかりつけ医に相談のうえ、PCR検査を受けてください。早期に医療を受けることが皆さんの生命を守り、また、人への感染を防ぐことができるからです。

国の方針では、新型コロナウイルスのワクチン接種は2月下旬から医療従事者の接種が始まり、65歳以上の高齢者の接種は3月末頃からとされています。仮に松戸市民約50万人が2回ワクチン接種するには100万回の接種が必要となります。これだけの予防接種を実施するには大勢の医師・看護師の協力と病院や体育館などの接種会場の確保など取り組むべき課題は沢山ありますが、ワクチン接種なくして平穏な日常生活を取り戻すことはできません。市民の皆さんがいち早く接種できるよう全力を挙げて準備しています。

市民の皆さんには、引き続きマスク着用、手洗い、3密防止など感染防止策の徹底をお願いします。

113  新型コロナウイルスと闘った1年(広報まつど12月1日号)

今年も残すところあと1カ月となりました。

この1年を振り返りますと何よりも新型コロナウイルスとの闘いの1年だったと思います。ワクチンや治療薬がない新型コロナウイルスは世界各国で瞬く間に感染拡大し、都市封鎖や入国制限、東京オリンピック・パラリンピックの延期など、私たちが過去に経験したことがない事態を引き起こしました。

日本国内でも新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月には小・中学校が休校となり、4月には全国に緊急事態宣言が発令され、外出制限や営業自粛、イベントを中止せざるを得ない状況になりました。

市としてはこの1年間、市民の皆さんの生命に直結する医療体制の整備を最重点政策として進めてきました。感染者が増加していく中で、市総合医療センターや千葉西総合病院などの協力を得て、感染症患者を受け入れるための病床を確保しました。ドライブスルー方式のPCR検査は保健所や松戸市医師会と連携し、県内で初めて実施しました。

子育て世代への支援では、生活困窮に拍車がかかる養育費をもらえていないひとり親世帯への支援を行い、また、自宅で過ごす時間が多くなった子どもたちには図書カードを配付しました。

この他、高齢者施設などが集団感染防止対策に取り組む費用の補助や、事業者が新規にデリバリーやテイクアウトを始めるなど、売り上げ回復に取り組む費用の補助もしました。

新型コロナウイルスへの対応が長期化する中で、感染者や医療従事者への差別や偏見、いじめなどが社会問題となりました。そこで市は「人権尊重緊急宣言」を発し、新型コロナウイルスに関する「差別・偏見やいじめ等のないまち、まつど」を目指し、市民の皆さんと一丸となって推進することを宣言しました。

10月以降、新型コロナウイルスの感染が急拡大し、流行の第3波が押し寄せてきています。市としては感染すると重症化しやすい高齢者や有疾患者の他、集団感染を未然に防止できるよう高齢者施設の職員がPCR検査を受けやすい体制を緊急に整備しました。

本コラムは今年最後になりますが、来年は新型コロナウイルスに打ち勝ち、東京オリンピック・パラリンピックを笑顔で迎えたいと思っています。市民の皆さん、少し早いですが、よいお年をお迎えください。

112  多様性を認め合う「パートナーシップ宣誓制度」の導入(広報まつど11月1日号)

本日より松戸市において「パートナーシップ宣誓制度」を導入します。この制度は、LGBTなどの性的少数者のカップルや何らかの事情で婚姻届を出さずに夫婦生活を営んでいる事実婚のカップルが、法的にその関係を証明できないことから、社会生活を送るさまざまな場面で生きづらさを感じていることに対して、少しでもそれを軽減・解消できるようにするものです。

宣誓することができるのは市内在住(転入予定者含む)の20歳以上で、未婚または宣誓相手以外の方とパートナーシップの関係にない方などです。お二人による、パートナーである旨の宣誓を市が尊重し「パートナーシップ宣誓証明書」を交付します。

宣誓には、婚姻や親族関係の形成など法的な効力はありませんが、市営住宅への入居申請が可能になります。また民間の賃貸住宅への入居や夫婦・家族を要件とするサービスなどを受けられる場合もあります。

市は1998(平成10)年に行った「人権尊重都市宣言」の趣旨に基づき、多様なパートナーシップや家族の在り方に対する理解を広め、市民の誰もが自分らしく生きられる社会の実現、差別のない社会の実現を今後も目指していきたいと思います。

市内の新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。4月(第1波)を過ぎてからは一旦落ち着きましたが、7月からは増加に転じ、8月(第2波)には第1波の感染者数を超えました。市に隣接する東京都内の感染者数が減少傾向であるにもかかわらず、松戸市内の感染者数は減少していません。最近の市内感染者の5割は10代~30代の若い人たちで、軽症または無症状であるがゆえに家族や友人に感染させてしまうケースが目立っています。

今年の冬は例年と違いインフルエンザとの同時流行も心配されます。市民の皆さんには発症・重症化を抑える効果があるインフルエンザの予防接種を受けることを推奨します。さらに、ご自身のみならず大切なご家族・ご友人の生命を守るために「マスクの着用」「手洗い(手指消毒)・うがい」「こまめに換気を行う」「3密を避ける」などの感染防止策の基本をもう一度徹底していただきますようよろしくお願いします。

111  新型コロナウイルスの現状と追加支援(広報まつど10月1日号)

 市の新型コロナウイルス感染者は9月22日現在365人です。5月末以前の流行を第1波とした市内感染者115人に対し、6月以降(第2波)の感染者は250人と大幅に増加しています。市民の往来が多い東京都でも第2波で感染者が増加しました。人口10万人当たりの感染者の割合を東京都と比較すると、第1波が東京都の平均の約60%、第2波は約36%となっています。さらに、近隣市の状況を見ますと、船橋市は第1波が122人・第2波が372人、千葉市は第1波が108人・第2波が385人、市川市は第1波が94人・第2波が289人となっており、第2波における市内感染者が他市より少ないことが分かります。第2波における市内感染者の特徴は、高齢者の感染率が少ないことです。60歳以上の感染率は第1波の44%に対し、第2波は15%です。これは、市内高齢者施設関係者をはじめ多くの方が感染防止対策に積極的に取り組まれた結果ではないかと思います。しかし、現在も市内感染者は継続的に発生しており、今後、インフルエンザ同様、寒くなると新型コロナウイルスが流行する恐れがありますので警戒が必要です。
 
 このような状況の中、9月議会を経て、追加支援策を実施していきます。子育て支援では全国初の取り組みとして、コロナ禍において養育費をもらえていないひとり親世帯に子ども1人当たり最大6万円を支給します。また、国の特別定額給付金の対象とならなかった令和2年4月28日から来年4月1日までに生まれた新生児へ10万円を支給します。さらに子どもが自宅で過ごすことが増えていることから、その時間を充実したものにできるよう3歳から18歳の子どもに5千円の図書カードを配付します。

 事業者支援では、売上高が前年と比較して20%以上減少しているが国の持続化給付金の対象外となった事業者に対して最大50万円の支給や感染拡大防止策を講じる商店会への応援金を支給します。

 この他、災害時に開設する避難所の感染拡大防止のためのパーテーションや防護服などの調達や、外国人の方には行政に関する情報や支援策などが届くよう、多言語による動画の配信を行います。

 新型コロナウイルスの検査体制については、これまでドライブスルー方式のPCR検査や高齢者を対象とした抗原検査の費用助成など最大限の支援を行ってきました。国も検査体制を大幅に拡充する方針に転換し、今後対策を進めることになりました。これを受けて市としても、インフルエンザ・新型コロナウイルスの同時流行に備え、検査体制のさらなる強化に向けて対応していきます。

 各種支援策につきましては、市ホームページなどでお知らせしていきますので、ぜひご活用ください。

110  検査体制の拡充と人権尊重緊急宣言(広報まつど9月1日号)

 千葉県の新型コロナウイルス感染者数は2,700人を超え、第2波と捉えてもおかしくない状況です。市内でも8月23日現在271人の感染が確認されており、20代から50代の感染が約77%と多く、また、市内での感染が約36%となっています。今後、高齢者や子どもたちに感染が拡大する恐れは否めません。

 市内での感染拡大を防止するためには、医療体制の充実が重要であることは、これまでもコラムの中で皆さんにお伝えしてきました。特に「検査体制の拡充」は市の最重要政策であり、これにより市民の皆さんの感染リスクを軽減させます。また、感染者を早期に発見し、適切に治療できるよう新しい施策を実施しています。

 現状、PCR検査は陽性・陰性を判定する精度が高いものの判定結果が分かるまでに時間がかかることや自由診療での検査費用が3万円程度と高額であることなどの課題がありました。

 そこで市では、判定結果が短時間で分かり、検査費用が1万円程度とPCR検査と比較して安価である抗原検査の費用を5,000円補助する支援制度を創設しました。対象は検査を希望する65歳以上の高齢者と高齢者施設で働く方で、抗原検査の公的助成は全国的にも類をみないものだと思います。今後は検査を実施する医療機関を増やして対象を拡大できればと考えています。

 PCR検査については、採取した検体の分析処理能力の向上と判定時間の短縮を図るため、市内医療機関が自動分析機器を購入した費用を補助する他、市内入所型介護施設で3人以上の感染者が発生した際に、行政検査の対象とならなかった施設利用者および施設で働く職員に対して無償で検査を行っています。

 この他、コロナ禍に最前線で闘う医療・介護現場で働く方など社会生活を維持するために不可欠な人たちやそのご家族に対する差別・偏見やいじめ等が社会問題になっていることから「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う人権尊重緊急宣言」を行いました。感染が拡大する状況においては誰が感染してもおかしくありません。また、医療・介護関係者は誰よりも感染予防に努めています。私たちが闘う相手は「ウイルス」です。コロナ禍に最前線で闘う方たちへの偏見や差別的な言動には同調せず、正しい情報と知識に基づいた行動をとることを市民の皆さんとともに推進し、新型コロナウイルスに関する偏見や差別を松戸からなくしていきましょう。

109  新型コロナウイルス検査体制の充実(広報まつど8月1日号)

7月に発生した九州南部を中心とした豪雨によりお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、新型コロナウイルス感染者が東京都を中心に大幅に増加しています。6月29日から7月26日までの感染者数をみますと、東京都で5,101人、千葉県で526人と、第1波のピーク時にも匹敵する感染者数が確認されています。松戸市でも同時期に43人の感染が確認され、うち20から30歳代の若者が26人と全体の6割を占めています。また、市外患者との接触が10人、会社員23人の大部分は東京都内に勤務されている方です。東京都の感染者数を人口50万人当たりでみますと松戸市の4から5倍で、東京都への移動には特に注意する必要があります。

このような状況の中、今後、市内での感染拡大を考えた時、医療体制の整備は必要不可欠です。特に「PCR検査」「抗原検査」「抗体検査」それぞれの検査方法の特徴を生かした検査体制の構築と、感染者が発生した時に早期に対応ができる体制を整備することが重要だと考えています。

「PCR検査」は、陽性・陰性の確定診断の精度が高く、行政検査に用いられています。検査範囲の拡充が図られてはいますが、市民の皆さんからはなかなか検査が受けられないという声を聞いています。「抗原検査」は、短時間で判定結果が分かり、最近では専用の検査装置を用いた定量検査という手法を実施することで感度が高くなることが分かっています。「抗体検査」は、抗体が検出可能になるには、感染後2週間程度必要なため、感染初期の方には適していないといわれていますが、日本相撲協会やプロ野球球団が関係者に検査を実施し、抗体保有者にはPCR検査を併せて実施しています。

市としては、市民の皆さんが検査を受けることができる機会を増やし、感染が確認された方への早期の対応を図ることで感染拡大を防止し、市民の皆さんの安全と安心を確保していきたいと思っています。具体的には、感染リスクの高い高齢者や高齢者施設等の従事者など希望する方を対象に、抗原検査を(費用の一部を市が負担)受けていただくことなどを検討しています。市民の皆さんには、新型コロナウイルスの感染防止と社会経済活動が両立できるよう、マスクの着用や体調の悪い方、発熱等の症状がある方は不要不急の外出を控えるなど、新しい生活様式に沿った感染予防策を実践し、習慣づけていただきますようお願いいたします。

108 新型コロナウイルス感染症の第二波に備えて(広報まつど7月1日号)

6月19日に都道府県をまたぐ移動が解禁されました。

本当に長かった不自由な生活から解き放たれようとしていますが、気を抜くといつ何時第2波が押し寄せてくるか分かりません。ワクチンや治療薬が開発されるまで、私たちは、新型コロナウイルスの第2波に備えながら、その一方で日常生活を取り戻すため「新しい生活様式」を定着させることが必要だと思います。

明るいニュースがあります。市内にある北松戸工業団地の一角に全自動PCR検査装置を開発する精密機器メーカー「プレシジョン・システム・サイエンス株式会社」があります。同社が国内で製造し供給したこの検査装置は既にフランスなど50カ国以上の医療現場で活躍し、500台以上が販売されています。世界から注目される企業が松戸市内にあるということを大変誇りに思います。

先日、同社を訪問し、全自動PCR検査装置の説明を受けました。従来、手作業で検体から遺伝子を抽出し、それを増幅・解析する工程がありますが、この装置は検体をセットすれば全自動で検査できるため、医療従事者の感染リスクを抑えることができ、さらに3時間程度で検査結果が分かるため、結果的に感染拡大を防止することができます。すでに国内販売に向け、臨床試験のデータを厚生労働省に提出しており、この装置での検査に保険が適用される認可が下りれば、国内第1生産分を市立総合医療センターに導入させていただきたいと伝えました。

全自動PCR検査装置が市立総合医療センターで導入することができれば、ドライブスルー方式のPCR検査の検体採取と相まって、第2波が発生したときには大きな力になってくれるものと期待しています。

この他、新しい検査方法として、PCR検査を唾液採取で行う方法や短時間で陽性を判定できる抗原検査、市中感染の実態把握ができる抗体検査など、さまざまな検査方法があります。

市としても、各検査方法の目的や役割を検討した上で、活用できるものは前向きに取り入れていく姿勢で、最適な検査体制の構築を松戸市医師会などと協議の上、第2波に備えた取り組みを進めていきます。

107 新型コロナに伴う市の取り組み(広報まつど6月1日号)

新型コロナウイルス感染症に伴う市の取り組みを紹介します。不要不急の外出を控え、休業要請に応じていただいた皆さんのご協力により、市内新型コロナウイルス感染者数は4月中旬以降大幅に減少していますが、ワクチンや治療薬のない新型コロナウイルスは大変恐ろしい病気です。緊急事態宣言が解除されましたが、今後、米国・ニューヨーク州のような感染拡大が市内で起こらないとは限りません。そのため、松戸保健所長・松戸市医師会長・松戸市病院事業管理者と意見交換をしながら医療体制の整備を進めてきました。

ドライブスルー方式によるPCR検査は県内でも他市に先駆け4月4日から実施しています。主に、重・中等症患者用の病床として、総合医療センターに35床、千葉西総合病院に30床確保し、治療にあたっています。また、県と連携し、軽症者の宿泊療養施設として東横INN(イン)松戸駅東口に140部屋を確保しています。

個人・家庭への支援では、1人10万円の特別定額給付金の支給を5月7日から開始しました。支給業務は膨大な作業ですが、職員を100人配置して申請から数日で支給することができる自治体は全国でも少ないと思います。ひとり親家庭、準要保護世帯には、緊急支援給付金を支給し、緊急小口貸付資金の申請をした方には、貸付金が入金されるまでの間のつなぎ資金を一時的に立て替える制度を創設しました。また、新型コロナウイルスの影響により内定取消となった方や退職を余儀なくされた方を市の職員として採用し、雇用の場を提供しています。さらに、新型コロナウイルス感染症に関する総合相談窓口も開設しています。どんなことでも不安に思うことがあれば相談してください。

事業者への支援では、2から5人の従業員を雇用している小規模事業者に事業継続と雇用維持のため10万円を支給します。また、新たにテイクアウトを始めるなど売り上げ回復に取り組む事業者には最大100万円を補助し、市内飲食店がタクシーを利用して宅配するための配送料を全額負担する制度も創設しました。介護・障害者の入所施設には、新型コロナウイルス感染症の集団感染を防止するための経費を最大70万円、集団感染が発生した場合には感染拡大防止策をとりつつ事業を継続できるよう100万円を支給します。

今後も、新型コロナウイルスとの長く厳しい戦いは続きますが、松戸市は新型コロナウイルスに負けません。みんなで協力し合い、この難局を乗り越えましょう。

106 新型コロナウイルス感染症に関する市の医療体制(広報まつど5月1日号)

新型コロナウイルス感染症の国内感染者数の増加を受け、4月7日に発出された緊急事態宣言は全国に拡大されました。


松戸市の感染状況については、ヤマト運輸の集荷場や介護老人保健施設でクラスター(集団感染)が発生し、4月22日現在、98人の感染が確認されており、4月以降に急増しています。人口当たりの感染率は、東京都と同じぐらいの割合になり、大変危機的な状況になっています。


市民の皆さんの生命を守るためには医療体制の整備が大変重要です。松戸市の状況について説明させていただきます。


新型コロナウイルス感染者を受け入れる専用病床についてですが、市立総合医療センターに35床を確保しました。県内の病院では、最大規模の病床数ですが、さらに病床を確保するよう準備を進めています。こういった場合、市立総合医療センターが大変頼りになります。また、民間病院では、千葉西総合病院が20床を5月の連休明けに予定しています。


PCR検査については、ドライブスルー方式での検査をすでに開始しています。しかし、検査を希望する人が誰でも検査できるわけではありません。保健所や診察した医師等が必要と認めた場合に限られていますのでご理解ください。


この他、軽症者や自宅待機者のご家族を受け入れる宿泊施設の確保やオンラインで医師に相談できる診療体制の導入も検討しています。


体に異常を感じた時に、まず、電話またはオンラインで医師に相談し、医師の指示に従いPCR検査を受け、その結果によって病院での治療、ホテル・自宅での経過観察と、その病状に応じた医療体制の整備を進めています。


最後に医療資材が不足する中、感染のリスクを感じながら過酷な環境で治療にあたっている医師や看護師をはじめとする医療関係者の皆さんがいます。皆さんで応援してください。よろしくお願いします。


松戸市は東京都に隣接し、人の往来がとても多い街ですが、今は感染拡大を防ぐため、皆さんには不要不急の外出を控え、人と人との距離を十分にとって生活をしていただく他にありません。


この事態を終息させるためには、皆さんのご協力が必要不可欠です。みんなで力を合わせ、この難局を乗り越えましょう!

105 新型コロナウイルス感染症に関する対応について(2)(広報まつど4月1日号)

3月1日号に引き続き、新型コロナウイルス感染症に関する情報を市民の皆さんにお伝えしたいと思います。


現在、日本のみならず世界中で新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための対応に追われています。市民の皆さんは、いつ終息するのか分からないこの状況に不安を抱いているではないでしょうか。


これまで市では感染拡大を防止するための対策として、市内公共施設を閉鎖し、市主催のイベントなどを中止としてきました。国の要請を受けて実施した学校の休校措置では、共働き世帯やひとり親家庭などの保護者の負担を軽減できるよう放課後児童クラブを午前中から開設し、小学校では全学年の児童を受け入れました。また、経済への影響も懸念されていることから松戸商工会議所と連携し、市内中小企業に対する国や県の金融支援や経営上の相談を受け付けています。


市内においては、3月26日現在、9人の感染症患者が確認されています。海外渡航歴のある方や市外で勤務されている方など、いずれの方も市内で感染した経緯はなく、現在のところ、市内で集団感染は発生していません。しかし、都市部を中心に感染経路が不明な患者が増加していることや、松戸は人の往来が多い街であることから、今後いつ市内で集団感染が発生してもおかしくありません。今後も感染拡大防止の対策を継続しつつ、市民の皆さんが活動できる環境を整備していきたいと考えています。


したがって、4月以降の市内公共施設の利用や市主催のイベントなどの開催については、3月19日に公表された政府の専門家会議の提言を踏まえた市独自のチェックシートを用いて、十分に検討を行い、慎重に再開や実施を判断していきます。なお、新学期を迎える小・中学校、高等学校については、国のガイドラインを参考にしながら再開に向けて準備を進めます。


今後も日々状況が変わる中で、国や県が発信する情報の収集に努めるとともに、松戸保健所、松戸市医師会、松戸商工会議所などの関係団体と意見交換を行いながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に取り組んでいきます。この事態を終息させるためには、市民の皆さんのご協力が必要不可欠です。みんなで力を合わせ、この難局を乗り越えましょう。

お問い合わせ

総合政策部 秘書課

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7303 FAX:047-366-1177

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