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Go!Go!本郷谷(平成28年度)

更新日:2017年3月1日

 「Go!Go!本郷谷」の記事は、広報まつどの毎月1日号に掲載しています。

071 引き続き待機児童解消へ注力(広報まつど3月1日号)

 来年度の予算案について説明させていただきます。
 一般会計の予算規模は、今年度比67億3,000万円減(4.4%減)の1,457億5,000万円。昨年行った土地開発公社を解散するための経費約66億円を除くと、ほぼ今年度並みの予算案です。

 新年度も「子育て・教育・文化」に力を入れています。昨年4月に国基準の待機児童ゼロを達成しましたが、さらに求職中の方など、国基準では待機にならない入所保留者も減らし、実質待機児童ゼロを目指したいと思います。そのために、認可保育所等を3カ所増やし74カ所に、0~2歳児用小規模保育施設もさらに10カ所増の54カ所とし、市内全駅への設置が完了する見込みです。また、保育園の保育士の給与や家賃の一部を補助し、保育士の確保に取り組んでいます。

 さらに、子どもの貧困や虐待、いじめなどのないまちをめざし、児童虐待等の早期発見のための支援員等の増員、児童生徒の悩みや抱えている課題の解決に向けて支援するスクールソーシャルワーカーの配置など、「こどもの未来応援」の体制充実を図っています。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、松戸市の国際化に取り組みたいと思います。事前キャンプの誘致を進めているオランダ、ドミニカ共和国、ルーマニア国との受け入れ交渉を進め、練習会場となる運動公園などの環境整備を行うとともに、国際交流員の増員や、庁内へ通訳者を引き続き配置するなどしていきたいと思っています。

 高齢者にとって健康で長生きが一番です。市民皆で健康で長生きできるよう昨年始めた健康マイレージをさらに拡大していきたいと思います。また、高齢者も外出しやすいまちにするため、中和倉地区でコミュニティバスの導入に向けた実証実験を始めます。さらに、町会・自治会、NPOなど、地域を支える人材を育てるため「まつど地域活躍塾」をオープンします。

070 未来に引き継がれる思い(広報まつど2月1日号)

 今年も「七草マラソン大会」で松戸の年が明けました。6,000人近いランナーの皆さんは、気持ちのよい新年の幕開けとなったのではないでしょうか。東京オリンピック・パラリンピックを控え、松戸市での事前キャンプ実施に向けて交流が進むルーマニアから、駐日大使や同国若手有望陸上選手に参加していただきました。大会の後も、戸定邸で手作り甲冑(かっちゅう)を体験した他、小・中学校を訪問するなど、たくさんの市民との交流を楽しんでいただきました。
 常盤平中学校出身の安井雄一選手。今年の箱根駅伝で早稲田大学の選手として箱根の山登り5区を経験した彼は、意外にも七草マラソン大会は初参加とのこと。「市民の応援が多く、楽しかった」とふるさとの温かさにも触れていたようです。
 松戸市として29年ぶりに開校した東松戸小学校の校歌と校章が完成しました。校歌には、「桜」や「元気」など、全校児童の「取り入れたい言葉やイメージ」が盛り込まれ、作詞者は珍しく「在校生一同」になっています。小学校の校歌は、大人になっても忘れないものです。今後何十年にわたって同校で学ぶ子どもたちの心に、その思いが響き続けることを祈っています。校章はデザイン案を募集した結果、27提案の中から児童のお母さんの提案が選ばれました。桜並木をイメージし「思いやり」や「勇気」などを表現したそうです。きれいな校章ですよ。
 昨年12月に、一斉改選により民生・児童委員503名の皆さんに委嘱状を伝達しました。また、1月には、退任者の皆さんに感謝状を贈呈しました。長年の尽力に感謝するとともに、引き続き元気な地域づくりにご協力をお願いしたいと思っています。
 今年は、民生委員制度ができて100年目の記念すべき年になります。100年前というと大正時代。時代が変わっても市民にいちばん近い支援者としての役割は今も昔も変わらないようです。これからも支えあう心を未来につないでいきたいものです。

069 さらなる飛躍に向けた1年(広報まつど12月1日号)

 今年も残すところあと1カ月となりました。振り返ると、2月に松戸駅前で開催した琴奨菊関の優勝祝賀パレードに約5万5,000人の方が詰めかけ、松戸市にとってにぎやかな1年になることを予感させました。そのとおり、6月1日時点の市の人口が6年ぶりに過去最多を更新し、11月1日には初めて48万6,000人を超えました。
 子育て・教育関係では、4月に待機児童ゼロを達成しました。私立幼稚園の預かり保育に対する助成を充実させた他、他市に先駆けて市内全公立保育所で5歳児から英語に親しめる環境を整備し、小学校の英語教育につなげています。市内全駅の駅前・駅中に小規模保育所を開設する見通しが立ち、引き続き『共働き子育てしやすい街ランキングの全国トップレベル』を維持したいと思います。
 7月に始まった『まつど健康マイレージ』は、各種健診や健康関連イベントに参加するとマイルが貯まり、抽選でクオカードや特典がもらえる事業です。11月中旬で400件を超える応募があり、今後も引き続き応募できるので、市民みんなで参加して健康で長生きできる街を目指しましょう。
 8・9月に開催されたリオのオリンピック・パラリンピックでは松戸市ゆかりの選手が活躍し、ウィルチェアーラグビーで銅メダルを獲得した羽賀理之(はがまさゆき)さんに、市民栄誉賞を授与しました。4年後の東京大会に向けて、松戸市を事前キャンプの候補地として、オランダ・ドミニカ共和国・ルーマニアの誘致が進んでおり、異文化交流の促進にさらに弾みがつきそうです。
 また、8月の常盤平駅南口のエレベーター完成、10月の松戸駅西口駅前広場のバリアフリー整備工事の開始など、人にやさしいまちづくりがさらに進みました。8月に新松戸にオープンした『市民交流会館』は、イベントを通じて市民の交流を活性化しています。
 来年に目を向けると、年末には『新しい市立病院』が開院し、市内初の高速道路となる『東京外かく環状道路』の開通も目前に迫ります。よりやさしく、より便利になる松戸の来年にも期待してください。

068 羽賀理之(はがまさゆきさん)に『松戸市民栄誉賞』(広報まつど11月1日号)

 リオデジャネイロパラリンピックのウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)で銅メダルを獲得した松戸市在住の羽賀理之さん(31歳)に、『松戸市民栄誉賞』を授与しました。4年前天皇陛下の心臓手術を執刀した天野篤(あまのあつし)先生以来で、7人目の受賞になります。
 羽賀選手は松戸市民として初のメダリストという快挙を成し遂げただけでなく、その姿は松戸の子どもたちに勇気と希望と感動を与えるものですから、松戸市民栄誉賞に十分に値するものだと思います。市民みんなで祝福しましょう。さらに、2020年の東京パラリンピック出場に向けて頑張っていただけるよう、みんなで応援しましょう。
 さて、松戸市では、市内外の皆さんに松戸の魅力を知ってもらえるようPR活動を行っています。10月8日には、J:COMテレビの全国放送「ご当地サタデー♪」で、1時間たっぷりと松戸市が紹介されました。司会は八木亜希子さん、ゲストは松戸市に住んでいた女優の高木美保さん。まつどやさしい暮らしラボのメンバーとともに私も出演し、住みやすく魅力にあふれた松戸を楽しくPRしてきました。
 さらに、松戸市が誇るさまざまな子育て支援を伝えるPR動画を、近隣の映画館でCM上映しています。子育てのしやすさをPRすることで、近隣市の子育て世代の皆さんに松戸市をよく知っていただくためです。
 これからも住みやすく、育てやすく、愛着の持てるまちづくりとともに、積極的なPR活動を進めていきたいと思っています。
 10月21日に発生した鳥取県中部を震源とする地震で、松戸市と災害時の相互応援協定を結んでいる倉吉市が被災しました。早速当日、危機管理課職員2人を倉吉市に向かわせ、同22日に500mlのミネラルウオーター480本を直接、石田耕太郎倉吉市長に届けました。その後、石田市長からの要請を受け、追加で1,500人分の食糧を発送しました。被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

067 世界で、地域で、豊かな関係づくり(広報まつど10月1日号)

 熱かったリオのオリンピック・パラリンピックが終わりました。リオには松戸市にゆかりのある選手が11名出場していましたが、最終日に、ついに銅メダリストが出ました。ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)の羽賀理之選手です。大変な戦いでしたが銅メダルを取れて本当に良かったですね。みんなで祝福したいものです。
 4年後はいよいよ東京での開催です。松戸市の子どもたちが今からさまざまな文化に触れ、世界の人と豊かな関係を築けるよう、今年度から市内全ての公立保育所の5歳児と小学校1年生を対象に、英語に親しむ取り組みを始めました。外国人講師と楽しく英語に触れ合いながら、コミュニケーション力を身に付けることを目指しています。大きな都市の公立保育所で一斉に英語の活動を取り入れるのは、松戸市が全国初です。この取り組みをきっかけに、将来松戸の子どもたちがさまざまな国の人と仲良くなり、世界で活躍することを願っています。
 さて、9月に幕張メッセで盛大に開催された「東京ゲームショウ2016」に、松戸市として初めて、市内の民間企業とタッグを組んで『新作のゲーム』を出展しました。同ショウへの出展は県内自治体としても初めてです。「松戸市がなぜゲーム産業に?」と思われるかもしれませんが、これはゲームや映画、アニメ等の制作・流通を担う“コンテンツ産業”に従事される若い方が、松戸市で積極的に活動しているからです。出展したゲームは、来年春に無料配信の予定ですので期待していてください。
 秋本番の10月です。1日・2日の「松戸まつり」に加えて、8日~ 10日に21世紀の森と広場でラーメンサミットを含む「松戸モリヒロフェスタ」を初開催します。松戸市には有名ラーメン店がたくさんあります。豊かな緑と水辺空間を持つ同広場を舞台に、食べて、遊んで、楽しんでもらおうと企画したものです。多くの人にご来場いただき、松戸の魅力を存分に感じていただきたいと思います。

066 実質的な待機児童ゼロへ(広報まつど9月1日号)

 リオデジャネイロオリンピックが終わりましたね。松戸にゆかりのある選手は残念ながらメダルには届きませんでしたが、みんなよく頑張ってくれました。ごくろうさまでした。さて、これからパラリンピックが始まります。こちらの方も、松戸にゆかりのある選手が3人出場しますので皆さん応援してください。
 話は変わりますが、松戸市では市の将来を担う子どもたちが元気に育つための子育て支援制度に力を入れています。その一環として幼稚園の預かり保育料に対する助成を充実させました。
 その内容は、働きながら幼稚園の預かり保育を利用した場合の保育料が、保育所を利用した場合の保育料とほぼ同額となる制度です。全国でも初めての制度です。これによって、働きながら子育てをする保護者の選択肢が増えます。8月6日に実施した利用促進セミナーには65世帯の皆さんにご参加いただきました。皆さんからは「制度が充実していることが分かりました」「保育園だけでなく幼稚園も検討対象になりました」といった声が出て、とても興味を持っていただいたようです。松戸市は今年4月に国基準の待機児童ゼロを達成しましたが、さらに実質的な待機児童ゼロをめざして、今後も頑張りたいと思います。
 また、8月7日から10日まで、市内の中学生を平和大使として長崎に派遣する長崎平和大使事業で、22人の中学生を長崎市に派遣しました。平和大使は全国の青少年との学習や平和祈念式典参列を経験して、戦争や核兵器のない平和な世界の大切さをあらためて感じたようです。8月10日に行われた帰庁報告会では、平和大使一人ひとりが自分の感じたこと、考えたことを発表してくれました。長崎で経験したこと、気付いたことが大使の周囲に伝わり、日本の、そして世界の平和へと広がっていくことを祈っています。

065 リオ・東京とも盛り上がりましょう!(広報まつど8月1日号)

 4年に1度のオリンピック・パラリンピックが間もなく始まります。日本選手の活躍も楽しみですが、1面で紹介しているように、松戸市ゆかりの選手も数多く出場していますので、みんなで応援しましょう。
 女子7人制ラグビーの横尾さんと大黒田さんは、松戸少年ラグビースクール出身。一度に2人も選ばれるなんてすごいチームですね。私もラグビーが好きなので、何回か練習場である五香の自衛隊グラウンドに見に行きましたが、就学前の子どもを含めて100人を超える子どもたちが、楽しくボールを追いかけていました。男子の合谷さんも流通経済大学出身でラグビー界では将来を嘱望される注目選手です。また、ウィルチェアーラグビーの羽賀さんもチームの中心選手。しかもメダルが期待できそうです。松戸のラグビーってすごいですね。
 メダルの可能性というと卓球の竹守さんが一番近そう。その他、トライアスロンの加藤さん・田山さん、水泳の森下さん、松戸国際高校出身のウェイトリフティングの松本さん、柔道のナウルチョサテキさんをみんなで応援し、大いに盛り上がりましょう。
 惜しくも大会出場はなりませんでしたが、ビーチバレー日本男子ランキング1位の上場(あげば)雄也さんや、世界で戦える走り高跳び選手としてNHKで紹介された戸邉(とべ)直人さん、なでしこジャパンに選ばれた女子サッカーの平尾知佳(ちか)さんなど、これからも市民みんなで応援し続けましょう。
 4年後の東京オリンピック・パラリンピックでは、事前キャンプ地として松戸市も名乗りを上げています。副市長をはじめとする松戸市ドミニカ共和国訪問団が6月末に同国を訪れ、事前キャンプを前提とした施設視察が決まりました。また、オランダ選手団についても、松戸市で自転車トラック競技の事前キャンプを行うことになりました。世界トップレベルのチームに松戸市で事前キャンプしていただけることは大変名誉なことであり、オランダチームが最高のパフォーマンスを発揮できるようみんなでサポートしたいものです。

064 人口が過去最多を更新しました(広報まつど7月1日号)

 6月1日現在の松戸市の人口は48万5,616人となり、これまで最も多かった平成22年9月1日の48万5,545人をおよそ6年ぶりに上回りました。平成25年には48万人を割り込むこともありましたが、平成27年度に入って急激に回復し、この1年2カ月で約4,000人も増加しました。
 増加した要因として、平成27年3月の上野東京ライン開通により松戸が東京により近く、便利になったことが挙げられます。さらに、民間情報機関のランキングをみますと、松戸市は子育てや高齢化対応で高い評価を得ています。犯罪発生件数も減少し、安全な街であることも数字に表れています。こういった成果は、市民の皆さんや事業者の皆さんが各分野でご努力された結果です。また、これらの取り組み・結果を市内外に広くPRできてきていることも、人口増加に結びついたのではないかと思います。引き続き、より多くの人々が魅力を感じる街を目指して頑張りますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 7月1日に「まつど健康マイレージ」事業がスタートします。松戸市グラウンド・ゴルフ大会( 5マイル)・松戸市はつらつクラブ連合会が主催する運動イベント( 1マイル)など健康に関するイベントへの参加や、健康診断(15マイル)などの受診によって貯めたマイルで抽選に参加でき、クオカード1,000円分などの特典がもらえる事業です。また、貯めたマイルは累積されていき、1,000・2,000・3,000マイルでの表彰もありますので、皆さんも3,000マイルを目指して頑張ってください。
 この事業の狙いの一つは、市民皆が健康で長生きできる社会、健康寿命を延ばして元気に暮らせる社会づくりです。健康な体は一朝一夕で作ることができませんが、取り組みを始めるのに遅すぎるということはありません。若い人はもちろん、高齢の人もみんな無理なく少しずつ努力を積み重ねることで、健康な体を作っていきましょう。

063 世界を身近に国際化が進んでいます(広報まつど6月1日号)

 先日、松戸市の唯一の姉妹都市オーストラリアのホワイトホース市を市民訪問団と一緒に訪問しました。事の始まりは、今から45年前松本清市長の時、松戸の女子中学生がオーストラリア大使館に『ユーカリの種がほしい』という趣旨の手紙を出したことがきっかけでホワイトホース市との姉妹都市関係が築かれることになりました。毎年10数人の子供たちが相互に訪問したり、姉妹都市締結記念日(5月12日)にそれぞれで植樹祭を行ったりして大変活発に交流し合っています。そして5年ごとに市民訪問団を編成し訪問し合っており、今回が松戸市の訪問の番だったのです。10年ぶりになります。
 
 現地では大変温かいおもてなしを受けるとともに、持参した松戸の特産品白玉などをPRしてきました。とても興味を持ってもらうことができました。また、私たちも、歴史を感じられるホワイトホース市の落ち着いた街並み・文化など多くのことを学ぶことができました。ホワイトホース市の皆さんと交流する中で築かれた両市の関係が、国際化に向かう社会でさらに一層役に立ってくれるものと確信しています。
 
 国際化の話題としては、世界中の若手芸術家が松戸に滞在して作品を生み出す「パラダイスエア」が今年で4年目を迎え、今回、運営法人として「PAIR(ペア)」が設立され、新たな局面を迎えました。運営法人が設立されることによって、今まで以上に多岐にわたる分野の芸術家が、松戸の文化を世界に発信できるようになりました。今年度は、長期滞在2人を含む26組の海外の若手芸術家が滞在する予定です。長期滞在する芸術家の審査には、宇宙飛行士・山崎直子さんの参加も予定しています。
 
 国内外のたくさんの芸術家が市民と交流し、松戸の街を舞台にした活動を通じて、街の多様性と寛容性が育まれると思います。時代の最先端を走る「文化の香るまち・まつど」を目指していきますので、市民の皆さんも街なかで行われる芸術活動に積極的に参加・協力していただければと思います。

062 地震への備えは万全ですか(広報まつど5月1日号)

 先月、熊本地方を震源とする地震が発生しました。震災に遭われた方々に対して心よりお見舞い申し上げます。
 
 5年前の東日本大震災で、松戸市は震度5弱の揺れを経験しました。今回の被災地では、震度5弱以上の揺れが15回を超えたそうです。松戸市が経験したあの揺れが1日に何度も起きているということで、直下型地震の恐ろしさをあらためて痛感しました。松戸近辺でも、いつ直下型地震が起こるか分かりません。今のうちから備えておくことが必要です。被災地に対する支援として、市役所正面玄関受付・各支所・地域福祉課で義援金を受け付けて
います。また、職員2人を南阿蘇村に派遣して支援物資を供給するとともに、被災者の生活支援を行いました。松戸市としてできることは何でもしようと思っています。
 
 松戸市では、これまで待機児童対策を最優先課題として積極的に取り組んできました。その結果、4月1日時点で国基準の待機児童ゼロを達成することができました。特に0 ~ 2歳児を対象とした、小規模保育施設を充実させた効果が出てきていると思います。現在、市内全23駅のうち、16駅の駅中・駅前を含め県内1位となる31カ所の小規模保育施設があります。来年4月には、全駅の駅中・駅前への整備を目指しています。また、県内で最も充実していると考えている幼稚園の預かり保育に対する助成も、さらに拡大していきたいと思っています。

 一方、全国の保育施設で、園児が睡眠中に死亡する事故が発生しています。絶対に起きてはいけない事故を未然に防ぐため、4月に市内の全保育施設で緊急調査を実施しました。睡眠中の保育環境について、実態を調査・把握するとともに、保育施設にあらためて注意喚起を行いました。また、子どもが安心して保育施設での生活を送れるよう、保育関係者を対象に危機管理研修会の開催も予定しています。

 今後は、申し込んだ全ての子どもが保育施設に入れる「実質的な待機児童ゼロ」を始め、「子どもを産み、育てやすい」街づくりをさらに進めたいと思います。

061 平成28年度の主要な事業(その2)(広報まつど4月1日号)

 文化関連では、松戸市唯一の姉妹都市がオーストラリアのホワイトホース市ですが、毎年多くの子供たちがホームステイなどして交流をしており、今年で45周年を迎えます。昨年オーストラリアの首相が日本を訪問された際、安倍首相主催の晩さん会に松戸市が呼ばれたほど両市は親密な関係にあります。両市は5年ごとに訪問し合っており、今年は10年ぶりに松戸市がホワイトホース市を訪問する番になります。5月の訪問時には、松戸市を大いにPRし、友情を深めていきたいと思っています。
 
 高齢者関連では、豊富な知識や経験をお持ちのシニア層の皆さんを中心に、今後さらに地域で活躍するために必要な知識や技術を修得し、実際に活動を体験する『(仮称)まつど市民大学』の開校(平成29年度予定)に向けて準備を進めます。開校の際には多くの方々の応募を待っています。
 
 また、各種健診や各種の健康イベント等に参加することで特典が獲得できる、『健康マイレージ事業』を開始し、健康で長生きできるまちづくりを進めていきます。
 
 まちづくりについては、要望も多く、またなかなか進んでいなかった、JR東日本による松戸駅のバリアフリー化は、今年度下半期の着工を予定しています。松戸市が整備する松戸駅西口デッキのエレベーター、エスカレーター設置工事は、今年度から開始します。完成には3~4年かかるものと思われます。
 
 また、松戸駅・馬橋駅東口・六実駅・北小金駅・新松戸駅東側などのまちづくりのため、今年度も地域の皆さんとの話し合いを引き続き実施します。

 この他にも、市外に住む皆さんに松戸市をさらに応援してもらえるための『ふるさと納税』制度を松戸市でも積極的に活用する仕組みを整えます。松戸市以外の方々に、もっと松戸を知っていただくため、「まつど」を市内外に向け、大いにPRしていく事業も進めたいと思っています。

お問い合わせ

総合政策部 秘書課

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7303 FAX:047-366-1177

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