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広報まつど2022年6月15日号 花島綾乃さん

更新日:2022年6月15日

新鮮!おいしい!安全!無農薬野菜でみんなを笑顔に

Organic farm 綾善 花島(はなしま)綾乃(あやの)さん

 「自分たちが育てた野菜を直接お届けしたときに、お客さまの喜んだ顔を見られたり声を聞けたりすると本当にうれしいです」と明るい笑顔を見せるのは、市内で無農薬野菜を栽培するOrganic farm綾善の花島綾乃さん。夫婦2人で経営する綾善には、新鮮でおいしい安全な野菜を求めて、ほぼ毎日10件程度の宅配の他、綾乃さんたちが直接届ける直送の注文も入ります。旬の野菜はじゃがいもで、甘みが強く粘り気のあるグラウンド・ペチカや赤い見た目が特徴のシェリー、レッドムーンなど、9種類も栽培しています。その他にも、カラフルな茎が特徴でほうれん草の味に似たスイスチャード、カスミソウのようなかわいらしい見た目のカリフローレなど珍しい野菜を紹介してくれました。
 綾乃さんが綾善を始めたのは7年前。当時、子育てをする友人が増え、「子どもに無農薬の安全な野菜を食べさせたい」という声が多かったのがきっかけでした。実家が農家だったものの、高校生のときに父の善よしみ己さんが亡くなり農業をやめ、畑だけが残っていました。父の作る野菜が大好きで、採れたての新鮮な野菜のおいしさを良く知っていた綾乃さんは、「ウチに畑があるから自分で作れるかもしれない」と思い付いたそうです。後に結婚する隼しゅんさんの後押しもあり、無農薬農園を始めました。直売所での販売の他、市内へは直接配送、市外へはフリーマーケットアプリなどを利用した宅配、SNSでの情報発信に加え、クックパッドで農家直伝のレシピを公開するなど、これまでの農家ではあまりなかった手法で事業を展開。それをきっかけに注目を集めるようになりましたが、「もともとSNSなどは苦手で、綾善を始めるまではほとんど利用していませんでした」と綾乃さんは言います。
 元々難しい無農薬野菜を農業経験が無い2人で栽培するのはとても苦労したそうで、栽培もSNSの活用も、本やインターネットなどから独学で勉強し、失敗を繰り返しながら学び実践していったそうです。「失敗を失敗と思わずに、とりあえずチャレンジしてみて、失敗したら何が要因だったかを考えてまたチャレンジします」と明るくて前向きな綾乃さんを支えたのは、援農ボランティアの皆さんでした。直売所に来るお客さんと日ごろからよく会話する綾乃さん。そこで援農ボランティアの存在を知り、ホームページやSNSで募集したところ、農業に興味がある、体を動かしたい、子どもに体験させたいなどたくさんの人が集まり、皆さん楽しんで参加してくれているそうです。そんな皆さんに支えられて今があると、感謝の気持ちがあふれます。
 「今後は、市内の身近なお客さまへの直接配送をもっと増やしていきたいです」と屈託のない笑顔を見せる綾乃さん。直接自分の手で届けることで、会話を楽しみながらその人の好みやニーズを聞き、次回にもっと喜んでもらえることが綾乃さんの原動力となっています。人を笑顔にすることが大好きな綾乃さんの「新鮮でおいしい安全な野菜」への追求は、これからも続きます。


採れたての無農薬野菜

関連リンク

広報まつどNo.1738 2022年6月15日号

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お問い合わせ

総合政策部 広報広聴課(広報担当)

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7320 FAX:047-362-6162

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