広報まつど2022年10月15日号 木村晃平さん
更新日:2022年10月15日
勝つことで松戸市を盛り上げたい
千葉熱血MAKING監督 木村 晃平さん
「うちのチームには強くなりたいという選手が集まっています」と話すのは、松戸に本拠地を置く社会人硬式野球チーム・千葉熱血MAKING監督の木村晃平さん。同チームは2006年に森田健作前千葉県知事が設立、結成10年目の2015年には全日本クラブ選手権大会で見事全国ベスト4入りを果たした実力派。当時の部長が松戸市に住んでいた縁で、チームの本拠地を松戸に置いています。結成3年目に入団した木村さんも、6年前から松戸市在住。「もう松戸は地元のようなものですね」と、仕事をしながらの野球生活を送っています。
チームには学生・社会人合わせて約40人が在籍。「選手たちが自発的に技術の向上やコミュニケーションを行える環境づくりを心掛けています」と、選手と監督の壁を作らないチーム運営を目指している木村さん。「個性豊かなエンターテイナーの集まりなので、ネジが外れてしまったとき、しっかりと雰囲気を締め直すのに時間が掛かるのが悩みです(笑)」と明るい雰囲気を伺わせます。
チームの課題は場所と資金の確保。「毎週、土日に練習・試合をしていますが、松戸市内には硬式野球の試合ができる野球場がないので、練習は市内の室内練習場や河川敷、試合は市外の野球場に行くしかありません」と木村さんは言います。企業が母体のチームではないため、会場使用料や遠征費を賄うのも苦労していることから、現在、サポーターズクラブを設立し、支援を募っています。
目指すは、都市対抗野球大会や全日本クラブ選手権大会などの関東・全国大会への継続的な出場。「大きな大会で勝つと、松戸市が注目されることになりますし、我々が勝つことで地域が盛り上がってくれればうれしいです」と夢を描きますが、そのためには継続的に戦力となる選手が不可欠です。「チームに松戸市内の高校のOBが増えてきています。上手い下手よりも、純粋に野球が好きで、一緒に泥まみれになって本気で笑ったり、泣いたり、助け合ったりしながら戦ってくれる人を待ってます!熱血!!」と木村さん。松戸を代表する硬式野球チームとして、木村さん率いるチームの挑戦は、これからも続きます。
指名打者として打席に立つ木村さん