平成27年4月から子ども・子育て支援新制度がスタートしました
更新日:2020年12月11日
全ての子どもたちが笑顔で成長し、全ての家庭が安心して子育てでき育てる喜びを感じられるために、平成27年4月から全国でスタートした「子ども・子育て支援新制度」について紹介します。
子ども・子育て支援新制度が目指すこと
- 幼稚園、保育所(園)、認定こども園等への財政支援の仕組みを通じて、全ての子どもに公平な「質の高い幼児期の学校教育・保育の総合的な提供」を目指します。
- 保育の場を増やし、待機児童を減らして、子育てしやすい働きやすい社会にします。
- 「地域の子ども・子育て支援」の充実を図ります。
新制度の大きな変更点は?
変更点(1)利用前に認定を受ける必要がある施設があります
保育所(園)・新制度に移行する幼稚園・認定こども園などを利用するには、保護者が市から利用のための認定を受ける必要があります。※新制度に移行しない幼稚園は、従来どおりです。
保育所(園)・新制度に移行する幼稚園・認定こども園を利用する前の認定
子どもが満3歳以上の場合 |
幼稚園等で教育を希望する場合 | 1号認定 | 幼稚園、認定こども園(幼稚園部分)が利用できます |
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保育の必要性があり、保育所等での保育を希望する場合 | 2号認定(満3歳以上) | 保育所(園)、認定こども園(保育所部分)が利用できます | |
子どもが満3歳未満の場合 | 3号認定(満3歳未満) | 保育所(園)、認定こども園(保育所部分)、地域型保育が利用できます |
新制度で増える教育・保育の場
家庭的保育(保育ママ) | 家庭的な雰囲気のもとで、少人数(定員5人以下)を対象にきめ細やかな保育を行います。 |
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小規模保育 | 少人数(定員6~19人)を対象に、家庭的保育に近い雰囲気のもと、きめ細やかな保育を行います。 |
事業所内保育 | 会社の事業所の保育施設などで、従業員の子どもと地域の子どもを一緒に保育します。 |
居宅訪問型保育 | 障害・疾患などで個別のケアが必要な場合や、施設がなくなった地域で保育を維持する必要がある場合などに、保護者の自宅で1対1で保育を行います。 |
保護者と子育ての状況にあわせて、支援が利用できます
変更点(2)保育料が変更になる施設があります
- 新制度に移行する幼稚園・認定こども園の保育料は、保護者の所得に応じて額が決まります(応能負担)。※新制度に移行しない幼稚園は、従来どおりです。
変更点(3)地域子育て支援が今よりも充実します
- 子どもと保護者が気軽に集い、友達づくり・情報交換等に利用できる広場である地域子育て支援拠点事業(おやこDE広場・子育て支援センター)や、子育てに困ったときに相談できる利用者支援事業(子育てコーディネーター)、保護者が就労等の理由で昼間家庭にいない小学生を放課後に預かる放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)等の地域の子育て支援が充実します。
地域子ども・子育て支援とは
時間外保育事業(延長保育) | 保育所(園)へのお迎えが基本の保育時間を超える場合に延長して保育します。 |
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放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ) | 保護者が就労等の理由で昼間家庭にいない児童を放課後にお預かりし、指導員と一緒に、校庭や広場、室内で遊んだり、宿題をしたりしながら保護者がお迎えに来るまでの時間を過ごします。 |
子育て短期支援事業(ショートステイ) | 出産や病気などの理由により、数日間にわたりお子さんの養育が出来なくなった場合に預けることができます(夜間・休日養護もあり)。 |
乳児家庭全戸訪問事業 | 生後4か月までの赤ちゃんがいる全ての家庭に保健師・助産師が訪問し、育児などの相談を受けたり、子育て支援の情報提供を行ったりします。 |
養育支援訪問事業 | 育児支援や家事援助等が必要でありながら、積極的に自ら支援を求めていくことが困難な状況にある家庭に、訪問による支援を行います。 |
松戸市子どもと女性に対する暴力防止対策地域協議会の機能強化を図るため、ネットワーク構成員の専門性強化と、地域住民への周知を図る取組の実施する事業です。 | |
地域子育て支援拠点事業(おやこDE広場・子育て支援センター) | 乳幼児と保護者が気軽に集い、友達づくり・情報交換等に利用できる広場です。また、育児相談・子育て講座・サークル支援なども行っています。 |
一時預かり(保育所等)・(おやこDE広場等)・(幼稚園) | 保育所(園)、おやこDE広場、幼稚園などで、一時的にお子さんを預かります。施設によって料金や時間が異なります。幼稚園は、在園児の預かり保育を行っています。 |
病児・病後児保育事業 | 病気の回復期であるために集団保育や家族との外出等が困難な児童の保育を一時的に行います。※松戸市では現在、病後児保育事業のみ行っています。 |
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター) | 地域の中で育児の援助を行いたい人(提供会員)と育児の援助を受けたい人(利用会員)が会員となり、保育園の送り迎えや放課後児童クラブの帰宅後の預かり等、育児についての助け合いを行う会員組織です。 |
妊婦健康診査事業 | 母子健康手帳の別冊の受診票により、妊娠中に14回、原則として県内の医療機関で健康診査が受けられます。 |
利用者支援事業(子育てコーディネーター) | おやこDE広場・子育て支援センターにおいて、育ての相談を受けたり多様な子育て支援サービスを紹介したり、適切な子育て支援機関につなぐお手伝いをします。 |
幼稚園等の入園について
保育所(園)等の入所について
保育所(園)入所案内・小規模保育事業・認定こども園のご利用案内
放課後児童クラブの新規利用について
松戸市の取り組み
平成27年3月に「松戸市子ども総合計画」を策定し、妊娠から18歳までの子どもの健やかな育ちと子育てを市民全体で支援する環境を整備するとともに、市民のニーズに答えていくための体制づくりを進めています。