開催中 Exhibition

企画展

「松平男爵家の軌跡ー将軍とプリンスの子孫たちの近代ー」

 
 津山松平家分家は、徳川家康の2男秀康の子孫である津山松平家から、明治21年(1888)に分かれた男爵家です。
 11代将軍家齊の孫にあたる初代当主・齊(1874-96)は、東京帝国大学で植物学を専攻しました。夫人は、15代将軍慶喜(1837-1913)の7女浪子です。2代当主・齊光(1897-1979)は、パリ大学で文学博士号を、東京大学で法学博士号を取得した政治学者です。彼の夫人直子(1900-89)は、「プリンス・トクガワ」と呼ばれた戸定邸の主、徳川昭武(1853-1910)の3女で、松戸徳川家と深いつながりがあります。
 本展では、初公開となる同家伝来資料から約180点を選び、初代当主の父・松平齊民(1814-91)や、歴代当主の義父にあたる慶喜や昭武の関連資料とともに、「将軍とプリンス」の子孫たちの歩みをご紹介します。

会期

2024年10月5日(土曜)から12月27日(金曜)
前期:2024年10月5日(土曜)から11月10日(日曜)
後期:2024年11月12日(火曜)から12月27日(金曜)