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展示情報

年間展示

開催中

企画展「タイムスリップ・トラベルー徳川昭武が旅した明治ー」

趣旨

 徳川昭武は、旅行を趣味の一つにしており、行く先々の旅行日記を書き残しました。日記には、昭武が見聞きした景色や情報、ときに感想が記されます。また、明治36年(1903)7月から写真撮影を本格的に始めてからは、カメラを旅行先に持参して各地で撮影を楽しみました。
 本展では、主に昭武の日記と写真から、明治3年(1870)の北海道、明治7年(1874)の日光・四万・伊香保・富岡、明治27年(1894)の広島、明治36年(1903)の京都・大阪・兵庫・奈良・三重、明治38・41・42年(1905・08・09)の沼津の各旅行をご紹介します。
 戸定歴史館展示室で明治時代にタイムスリップして、昭武とともに旅行しているような気分をお楽しみください。

会期

令和8年9月19日(土曜)から令和9年1月11日(日曜)
前期 令和8年11月15日(日曜)まで
後期 令和8年11月17日(火曜)から

会期中の休館日

9月 24日、28日
10月 5日、13日、19日、26日
11月 2日、9日、16日、24日、30日
12月 7日、14日、21日、28日から31日
1月 1日から4日

章立て

第1章 徳川昭武旅行日記 ―旅行之途ニ就ク―

 徳川昭武は、旅行を趣味の一つにしており、行く先々の旅行日記を書き残しました。日記には、昭武が見聞きした景色や情報、ときに感想が記されます。
 旅行の目的は、視察、内国勧業博覧会の見学、狩り、釣り、墓参、寺社参詣、湯治、避暑、海水浴など多岐にわたっています。また、海外には万国博覧会への参加、留学などの目的で赴きました。移動手段も徒歩や乗馬、鉄道、船、人力車、馬車など様々です。ときに自転車を持参して、サイクリングを楽しむこともありました。
 本章では、徳川昭武の日記と現地で撮影・購入した写真から、1867パリ(フランス)、1876フィラデルフィア(アメリカ)の両万博への参加と、明治3年(1870)の北海道開拓視察、明治7年(1874)の日光・四万・伊香保・富岡旅行をご紹介します。
 昭武のユーモアあふれる感想や日記に描かれた絵画をご堪能ください。

第2章 京坂地方旅行 ―名勝・霊地ヲ探ル―

 明治36年(1903)7月14日、徳川昭武は第五回内国勧業博覧会を見学するために2女の政子や2男の武定らとともに大阪へ向け出発しました。新橋から二等列車の一両を貸し切りにして「他人入ラズノ旅行」を楽しみ、夜が更けるのを忘れ「談笑」します。
 翌日、名古屋駅に到着し、朝食の弁当を食べ、12時に大阪の梅田駅に到着しました。旅宿は、兵庫県御影町(現神戸市東灘区御影塚町)の酒造家安福又四郎家です。安福家を選んだ理由を昭武は、(1)博覧会のため混雑している大阪を避けたかった、(2)安福家の清酒を購入していた縁があった、(3)海に近く眺望が良いと聞いていた、と述べています。
 安福家に着いた昭武は、家屋が清潔で景色が予想に違わずに良く、さらに又四郎とその妻らの待遇が手厚く一つも遺憾がなかった、と日記にしたためました。
 以降、昭武は7月29日まで大阪・兵庫・京都・伊勢の名勝や寺社を巡るのです。

第3章 沼津旅行 ―水泳出精致居候―

 徳川昭武は、生涯で3度、沼津を訪れました。初訪問は明治38年(1905)8月で、定宿は静浦保養館です。
沼津で昭武は、2男の武定や3女の直子、4女の温子らを連れて、釣りや登山、海水浴などを楽しみました。海水浴について昭武は、午前9時と午後3時に、1時間半ずつ入水するのが良いと述べています。当時の海水浴は、病気療養や健康増進としての目的が主で、行楽としての海水浴は徐々に普及し始めていた段階でした。
 また、写真撮影にも興じ、静浦から望んだ富士山の写真などを残しています。明治38年8月19・20日には、富士山に登りました。7合目まで登った昭武は、ここでも写真を撮影しています。富士登山の前には、静浦保養館近くの鷲頭山に「足力試験」のために登っています。
 海や山を望める風光明媚な沼津で、昭武はさまざまな娯楽を楽しんだのです。

第4章 広島大本営 ―天機伺之為メ―

 明治27年(1894)、朝鮮を巡って対立を深めていた日本と清は戦争状態に入り、8月1日付けで両国は宣戦を布告しました(日清戦争)。
 戦時に設置される天皇直属の最高統帥部である大本営は、9月に東京から広島に移されます。広島が選ばれた理由として、開戦当初から軍事輸送の拠点になっていた点、戦況の変化に迅速に対応するためには戦地に近い方が有利と判断された点などが挙げられます。大本営が置かれた広島には、内閣総理大臣の伊藤博文をはじめ、政府や軍の要人、皇族が結集します。
 また、広島には臨時帝国議会仮議事堂が建設され、10月18日から臨時第七帝国議会が開会されました。東京以外で大日本帝国憲法下の帝国議会が開かれた唯一の例です(日本国憲法下の国会も東京以外で開かれたことはありません)。広島は“臨時首都”の様相を呈していたのです。
 徳川昭武は、10月21日に広島へ到着、翌日に大本営にて明治天皇に拝謁しました。本章では、昭武も目にした広島大本営と臨時帝国議会仮議事堂をご紹介します。

各展覧会の内容

通常展 「お初にお目にかかります―大集合!初めて展示される資料たち―」

 戸定歴史館では開館以来、徳川昭武とその一族に関わる資料を収集し、調査・研究を進めてきました。その成果は、これまでに開催した展覧会や作成した図録などにて発表しています。しかし、調査・研究によって歴史的な価値が認められながらも、展覧会でお披露目できていない資料も多くあります。また、新たに収集した貴重な資料も少なくありません。本展覧会では、これらの資料に焦点をあて、初めて展示される資料を中心にご紹介します。

会期

令和8年2月14日(土曜)から5月31日(日曜)

令和8年度企画展【美術館準備室担当展示】 「つたえる×つながる~美術と歴史の眼で見るまつど」

 松戸市内の自然や風景を主題にした絵画などの作品とその作家をご紹介する展覧会です。今回は「美術と歴史の眼で見る」をテーマに、自然環境の変化、地域の行事などの民俗、松戸の町の移り変わりを、美術作品からたどります。明治~昭和期の古写真も活用して、松戸という地域をいろいろな視点で見てみることで、「まつど発」の美術に改めてご注目ください。

会期

令和8年7月11日(土曜)から8月23日(日曜)

企画展 「タイムスリップ・トラベル ―徳川昭武と旅行―」【仮称】

 徳川昭武は、旅行を趣味の一つとしており、行く先々で感想を日記に書き残し、時には写真撮影もしていました。これらの日記や写真などを展示し、明治時代にタイムスリップして昭武と日本各地を旅行しているような気分になれる展覧会です。また、昭武の視点から幕末・明治期の海外の様子も紹介します。

会期

令和8年9月19日(土曜)~令和9年1月11日(月曜・祝日)

特集展 「徳川昭武の趣味 ―戸定邸にて―」【仮称】

 隠居後の徳川昭武は、戸定邸にて生活し、趣味を楽しみます。戸定邸内では、写真撮影や陶芸、農作物栽培、養蜂などに興じました。これらの趣味を、徳川慶喜ら一族や他の華族家の人々、戸定邸に勤めた職員らと共に楽しむこともありました。昭武が撮影した写真や陶器を出品し、趣味の内容や昭武が交流した人々を紹介します。

会期

令和9年2月11日(木曜・祝日)~7月4日(日曜)【予定】

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