展示情報
年間展示
「まつど×とくがわー昭武・武定の生きた明治・大正・昭和」
展示内容
水戸徳川家11代当主の徳川昭武は、隠居後、松戸の戸定が丘に私邸(戸定邸)を建設し、明治17年(1884)に移り住みます。昭武・武定(昭武2男、松戸徳川家初代当主)をはじめとする戸定邸の人びとは、周辺地域と関わりながら、新しい環境での生活を営みました。
本展では、戸定歴史館・松戸市立博物館の2館が連携し、それぞれの所蔵資料と視点で、戸定邸を取り巻く松戸市域の明治・大正・昭和を見つめ直します。小学生を中心に、子どもから大人まで「まつど」に親しんでいただける展覧会です。また、スタンプラリーや絵本の読み聞かせなどの関連イベントも予定しています。
会期
令和7年7月12日(土曜)から8月31日(日曜)
会期中の休館日
毎週月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
入館料
区分 | 個人 | 団体(20人以上) |
一般 | 150円 | 120円 |
高校生・大学生 | 100円 | 80円 |
区分 | 個人 | 団体(20人以上) |
一般 | 250円 | 200円 |
高校生・大学生 | 100円 | 80円 |
区分 | 個人 | 団体(20人以上) |
一般 | 320円 | 250円 |
高校生・大学生 | 160円 | 120円 |
区分 | 個人 | |
一般 | 620円 | |
高校生・大学生 | 300円 |
※戸・博まるごとチケットにつきましては、団体料金を設定しておりませんので、ご了承ください。
※オリジナルネックストラップにつきましては、なくなり次第終了となりますので、ご了承ください。
※博物館の入館料につきましては博物館のホームページをご参照ください。
次の方は無料で入館できます
・身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人とその介護者1名
(手帳をご提示ください)
・中学生以下(オリジナルネックストラップをプレゼント!(なくなり次第終了))
【章構成】(戸定歴史館展示分)
第1章 戸定邸に行こう
戸定邸には、年末年始のあいさつや暑中見舞い、お金や土地の寄付のお願いなどで、多くの人がやってきました。徳川家にお願い事があったときにも、人々がおとずれます。松戸町でみりんなどをつくっていた竹内仁兵衛は、武定が華族になったお祝いで戸定邸をたずね、食事をふるまわれています。松戸町だけでなく、今の松戸市域の人々も戸定邸に来ました。また、戸定邸で生活をするためには、松戸の人々との関わりが大切でした。例えば、食べ物を買う商店、服をそろえる呉服屋、医者、銀行などです。昭和時代には、戸定邸に植えている木々を松戸の植木屋に手入れをしてもらっていました。これらの人々が出入りすることで、徳川家は戸定邸での生活ができたのです。
第2章 "まつど"で狩って!釣って!撮って!
徳川昭武は、"まつど"で趣味の時間を過ごしました。本章では、たくさんの趣味のなかから、狩り・釣り・写真撮影を紹介します。昭武は、趣味の記録をたくさん残しました。狩りや釣りでは、いつ、どこで、誰が、何を何ひき狩ったり釣ったりしたのかを記しています。昭武が細かくメモをしてくれたおかげで、明治時代の"まつど"の野や川にどんな生き物がいたのかわかります。昭武は1人ではなく、ときには武定や戸定邸の職員たちと一緒に狩りや釣りに出かけています。1903年(明治36)7月ころからは、写真撮影をはじめました。写真撮影の記録も残しており、撮影した年月日と時間、天気、写したものとの距離、写真のできばえやタイトルなどを記しました。昭武の記録や写真は、現代に生きる私たちに明治時代へのタイムスリップ気分を味わわせてくれるのです。
第3章 徳川家とあゆむ"まつど"
徳川昭武や武定は、松戸の学校や松戸神社へお金を寄付していました。松戸で病気が流行したときや1910年(明治43)に電話を通すときにもお金を出しています。また、徳川家が持っている土地を寄付したり売ったりもしていました。例えば、今の千葉大学園芸学部や常磐線の線路の一部の土地はもともと徳川家のものでした。これらの寄付は、徳川家みずからがおこなったものもありますが、松戸の人々が戸定邸に来てお願いをして実現したものもありました。"まつど"は徳川家に協力してもらいながら発展してきたと言えるでしょう。
展示期間における戸定歴史館のイベントについて
スタンプラリー(申込不要)
戸定歴史館・戸定邸・博物館の3か所に設置されたスタンプを集めよう!
すべて集めた方にはオリジナルトートバッグをプレゼントします。(無くなり次第終了)
昭武や武定をモチーフにしたスタンプを使って、自分だけのオリジナル手ぬぐいを作ってみよう。
講師:鄙里沙織氏(木工アーティスト・東京藝術大学美術学部テクニカルインストラクター)
定員:小学生・中学生、およびその保護者の方(各8組)※材料はお子様1人分です。
費用:無料
日程:8月16日(土曜)午後1時30分から午後3時30分まで 博物館
(お申込みについては博物館の申し込みページをご参照ください)
8月17日(日曜)午後1時30分から午後3時30分まで 戸定歴史館
(お申込みについては松戸市オンライン申請システムからお願いいたします)
申込期間:令和7年7月1日(火曜)から同年7月23日(水曜)まで
※展示期間中、博物館で行うイベントにつきましては博物館のホームページをご参照ください。
各展覧会の内容
通常展 「暦と調度ー春から夏の戸定邸」
戸定歴史館が所蔵する数千点の歴史資料のなかから、春から夏にかけての調度品を選んで展示します。展覧会が始まる3月下旬のサクラの開花シーズンから、風薫る5月下旬まで、戸定が丘の自然とあわせて季節を感じられる展覧会です。
会期
令和7年3月20日(木曜・祝日)から6月6日(金曜)
連携特別展 「まつど×とくがわ― 昭武・武定の生きた明治・大正・昭和」
水戸徳川家11代当主の徳川昭武は、隠居後、松戸の戸定が丘に私邸(戸定邸)を建設し、明治17年(1884)に移り住みます。昭武・武定(昭武2男、松戸徳川家初代当主)をはじめとする戸定邸の人びとは、周辺地域と関わりながら、新しい環境での生活を営みました。
本展では、戸定歴史館・松戸市立博物館の2館が連携し、それぞれの所蔵資料と視点で、戸定邸を取り巻く松戸市域の明治・大正・昭和を見つめ直します。小学生を中心に、子どもから大人まで「まつど」に親しんでいただける展覧会です。また、スタンプラリーや絵本の読み聞かせなどの関連イベントも予定しています。
会期
令和7年7月12日(土曜)から8月31日(日曜)
通常展 「万博!」【仮称】
慶応3年(1867)、徳川昭武は将軍名代としてパリ万国博覧会へ派遣されました。日本が初めて公式に参加した万博です。昭武は、主要行事の終了後、ヨーロッパを巡歴し、再びパリへ戻り留学しました。また、明治9年(1876)にアメリカで開催されたフィラデルフィア万国博覧会にも御用掛として派遣され、万博閉幕後、渡欧して留学生活を送ります。
戸定歴史館所蔵の資料から、当時の万博の様子や昭武の動向を紹介する展覧会です。
会期
令和7年10月4日(土曜)から令和8年1月12日(月曜・祝日)
通常展 「季節の祝い― 雛から武者へ」【仮称】
戸定歴史館には、雛道具の一部など、松戸徳川家ゆかりの調度品が所蔵されています。これらの調度品の多くは、日用品として使用され、あるいは季節の行事に合わせて飾り付けられました。本展では、会期中の上巳の節句や端午の節句にあわせ、松戸徳川家ゆかりの調度品類を展示します。
会期
令和8年2月14日(土曜)から5月10日(日曜)
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- 平成24年度以前の戸定のイベント
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