料金改定の考え方や詳しい内容
更新日:2026年10月1日
- 1 料金を改定する背景
- 2 料金の基準額の考え方
- 3 利便性に応じた料金体系へ見直します
- 4 定期使用については一律の値上げではありません
- 5 市内在住・高校生以下の方などの負担に配慮します
- 6 新旧料金一覧表
- 7 よくある質問
1 料金を改定する背景
受益者負担の適正化
- 市営駐輪場は、利用する方が特定される施設であることから、施設の維持管理に必要な経費のすべてを市税で負担するのではなく、利用する方にも使用料(料金)としてご負担いただく受益者負担の考え方に基づいて運営しています。
- 受益者負担とは、特定の方が利用する行政サービスについて、利用する方と利用しない方との公平性を確保するため、サービスを利用する方に必要な経費の一部をご負担いただく考え方です。
- 市営駐輪場は、平成9年の有料化以降、消費税率の改定に伴う変更などを除き、約30年間、大幅な料金水準の見直しを行っていません。
- その間、市では、無料駐輪場の廃止・有料化や、機械式設備を導入できる駐輪場の機械化など、管理方法の見直しを順次進めてきました。
- また、定期使用システムの刷新による管理業務の効率化や、管理員の配置・常駐時間の見直しなど、管理運営方法や委託内容の見直しを継続的に行い、経費の削減に取り組んできました。近年、最低賃金の上昇などにより委託料が増加する状況にありますが、これらの取組による効果を試算すると、取組を行わなかった場合と比較して、過去3年間で1億円以上の経費増加を抑制しています。
- 一方で、こうした取組を進めてもなお、施設の維持管理に必要な経費の増加や使用料収入の減少などにより、駐輪場の運営経費に占める使用料収入の割合である「受益者負担率」は低下しています。
- 今後も市営駐輪場を適切に維持・運営していくため、受益者負担の適正化を図る必要があることから、使用料を見直します。
受益者負担率の推移

注釈1:受益者負担率とは、駐輪場の維持管理費のうち、利用者の使用料で賄われている割合です。
今後も市営駐輪場を適切に維持・運営していくため、利用する方と市との負担の適正化を図る必要があることから、使用料を見直します。
2 料金の基準額の考え方
- 今回の改定では、駐輪場の維持管理に必要な経費をもとに、料金の基準となる金額を算定しています。
基準額を算定する流れ
- 駐輪場の維持管理に必要な経費
- 駐輪場1平方メートル当たりの維持管理費を算出
- 自転車・バイク1台当たりの駐輪に必要な面積を反映
- 料金の基準額を算定
- この基準額をもとに、駐輪場や駐輪場所ごとの利便性や、市内在住・高校生以下の方などへの負担軽減を反映して、実際の料金を設定します。
- 今回の改定では、駐輪場の維持管理に必要な経費をもとに、料金の基準となる金額を算定しています。
| 車種 | 1台当たりの必要面積 | 基準額 |
|---|---|---|
| 自転車 | 2.22平方メートル | 2,500円 |
| バイク | 3.68平方メートル | 4,200円 |
1台当たりの必要面積には、駐輪スペースのほか、駐輪場を利用するために必要となる通路等の共用部分を含みます。
3 利便性に応じた料金体系へ見直します
- 現在の料金は、主に駅から200メートル圏内・圏外と屋根の有無を組み合わせた4区分で設定しています。
- 一方で、実際の利用状況を見ると、駅に近い駐輪場や利用しやすい駐輪場所に利用が集中し、満車や空き待ちが発生する一方で、駅から離れた駐輪場や上層階などでは空きが生じています。
- このため、今回の改定では、駐輪場所ごとの【利便性の違い】をよりきめ細かく料金に反映します。
- 利便性については、駅の規模・駅からの距離・施設構造、駐輪する階、駐輪場所までの利用のしやすさなど、複数の要素を総合的に考慮して料金区分を設定します。
現在 4区分、駅からの距離 + 屋根の有無を中心とした料金体系
↓
改定後 9区分、駐輪場・駐輪場所の利便性に応じた料金体系
- これにより、受益者負担の適正化とともに、利用が集中している場所から空きのある場所への移動を促し、駐輪場の利用の平準化と施設の有効活用を図ります。
| 階層式駐輪場による利用状況の偏り | 収容台数(台) | 空き台数(台) | 待機者数(人) |
| 松戸駅東口自転車駐車場 1階 | 95 | 0 | 283 |
| 松戸駅東口自転車駐車場 2階 | 265 | 0 | 226 |
| 松戸駅東口自転車駐車場 3階 | 290 | 0 | 7 |
| 松戸駅東口自転車駐車場 4階 | 375 | 37 | 0 |
| 駅からの距離による利用状況の偏り | 収容台数(台) | 空き台数(台) | 待機者数(人) |
| 新松戸駅西口第1自転車駐車場(駅から200m圏内) | 420 | 0 | 14 |
| 新松戸駅西口高架下第4自転車駐車場(駅から200m圏外) | 300 | 158 | 0 |
4 定期使用については一律の値上げではありません
- 今回の改定は、すべての駐輪場・駐輪場所の料金を一律に引き上げるものではありません。
- 利便性の高い駐輪場所については料金が上がる一方、利便性の低い駐輪場所については、現在より料金が下がる駐輪場所や料金を据え置く料金区分も設けます。
- 利用者の皆さまが、「利便性を重視して選ぶ」「少し離れていても料金の安い場所を選ぶ」など、それぞれの利用方法や希望に応じて駐輪場所を選択できる料金体系とします。
5 市内在住・高校生以下の方などの負担に配慮します
料金改定にあたっては、市民生活への影響にも配慮します。
- 市内在住の方については、基準(市外在住)となる料金から減額した市民料金を設定します。
- 高校生以下(市外在住を含む)の方については、高校生以下料金の割引率を拡大します。
- 障害者手帳をお持ちの方や生活保護を受給されている方などを対象とした料金の免除制度は、継続します。
6 新旧料金一覧表
定期使用料(月額)
区分 |
200m圏内かつ |
200m圏外かつ |
200m圏内かつ |
200m圏外かつ |
| 自転車 一般 | 1,570 | 1,250 | 1,040 | 830 |
自転車 高校生以下 |
1,040 | 830 | 730 | 520 |
| バイク(注釈1) | 2,300 | 1,880 | 1,780 | 1,460 |
注釈1:原付・普通自動二輪(125cc以下)→以下、バイクと表記します。
| 区分 | 区分1 | 区分2 | 区分3 | 区分4 | 区分5 | 区分6 | 区分7 | 区分8 | 区分9 |
| 自転車 市内在住者 | 2,200 | 1,980 | 1,760 | 1,540 | 1,320 | 1,100 | 880 | 660 | 440 |
| 自転車 市外在住者 | 2,500 | 2,250 | 2,000 | 1,750 | 1,500 | 1,250 | 1,000 | 750 | 500 |
| 自転車 高校生以下 | 1,320 | 1,180 | 1,050 | 920 | 790 | 660 | 520 | 390 | 260 |
| バイク 市内在住者 | 3,000 | 2,700 | 2,400 | 2,100 | 1,800 | 1,500 | 1,200 | 900 | 600 |
| バイク 市外在住者 | 4,200 | 3,780 | 3,360 | 2,940 | 2,520 | 2,100 | 1,680 | 1,260 | 840 |
一時使用料
- 定期使用料の改定にあわせて、一時使用料についても見直します。
- 定期使用と一時使用との料金バランスを保ち、利用形態に応じた適正な料金体系とするためのものです。
- 1か月に15日程度利用する場合を想定し、市内在住の方の定期使用料の上限額とのバランスを考慮して料金を算定しています。
| 車種 | 有人管理 | 機械式(無人)管理 |
| 自転車 | 1回 100円(回数券:11枚1,000円) | 24時間ごとに100円(駐輪後2時間まで無料) |
| バイク | 1回 150円(回数券:11枚1,500円) | 24時間ごとに150円(駐輪後2時間まで無料) |
| 車種 | 有人管理 | 機械式(無人)管理 |
| 自転車 | 1回 150円(回数券:11枚1,500円) | 24時間ごとに150円(駐輪後2時間まで無料) |
| バイク | 1回 200円(回数券:11枚2,000円) | 24時間ごとに200円(駐輪後2時間まで無料) |
7 よくある質問
Q1 なぜ料金を改定するのですか?
本市では、管理運営方法や委託内容の見直し、業務の効率化などにより、継続的に運営経費の削減に取り組んできました。 一方で、施設の維持管理に必要な経費の増加や使用料収入の減少などにより、受益者負担率が低下しています。今後も市営駐輪場を適切に維持・運営していくため、受益者負担の適正化を図るとともに、駐輪場所の利便性に応じた料金体系へ見直すものです。
Q2 すべての駐輪場が値上げになりますか?
いいえ。定期使用料については、駐輪場・駐輪場所を一律に値上げするものではありません。利便性に応じて料金を設定するため、現在より料金が下がる駐輪場所や、料金を据え置く駐輪場所もあります。
Q3 自分が利用している駐輪場はいくらになりますか?
「改定後の料金について」から確認できます。同じ駐輪場でも階や駐輪場所によって料金が異なる場合がありますので、現在利用している駐輪場所をご確認ください。
Q4 「利便性」はどのように判断しているのですか?
駅の規模・駅からの距離・施設構造、駐輪する階、駐輪場所までの利用のしやすさなど、複数の要素を総合的に考慮しています。これらをもとに駐輪場・駐輪場所ごとの料金区分を設定し、利便性の違いを料金に反映しています。
Q5 なぜ同じ駐輪場でも料金が違うのですか?
同じ駐輪場でも、階や駐輪場所などによって利用のしやすさに違いがあるためです。こうした違いを料金に反映することで、利便性や料金など、それぞれの希望に応じて駐輪場所を選択できるようにします。
Q6 なぜ料金区分を4区分から9区分に増やすのですか?
現在の4区分では、駐輪場や駐輪場所ごとの利便性の違いを十分に料金へ反映することが難しいためです。9区分へ細分化することで、利便性の違いをよりきめ細かく料金に反映します。
Q7 料金が高くなる場所から、安い場所へ変更できますか?
料金が安くなる場所や据え置きとなる場所もありますので、利便性や料金を比較して、ご希望に合った駐輪場所を選択していただけます。ただし、定期使用については収容台数に限りがあるため、空き状況等によっては希望する駐輪場所を利用できない場合があります。
Q8 市内在住の場合、料金はどうなりますか?
市内在住の方については、市民生活への影響に配慮し、基準となる料金から減額した料金を設定します。具体的な金額は各駐輪場ごとの料金表をご確認ください。
Q9 高校生以下の料金はどうなりますか?
高校生以下(市内・市外在住)の方については、通学等に伴う負担に配慮し、さらに減額した料金を設定します。
Q10 障害者手帳所持者などへの免除制度はなくなりますか?
いいえ。障害者手帳をお持ちの方や生活保護を受給されている方などを対象とした使用料の免除制度は、改定後も継続します。
Q11 新しい料金はいつから適用されますか?
令和9年4月1日利用分から改定後の料金を適用します。なお定期使用料の支払いについては前月末日までの支払いとなるため、令和9年4月分の支払い期限は令和9年3月31日となりますが、改定後の料金が適用されます。
Q12 現在定期使用中ですが、何か手続きが必要ですか?
年度毎に申請が必要となるため、現在定期使用されている方や空き待ちの方も新たに定期使用申請が必要です。令和9年度の定期使用申請の手続きについては、別途ご案内いたします。
Q13 一時使用の料金も変わりますか?
はい。定期使用料の改定にあわせて、一時使用の料金についても見直します。なお、機械式駐輪場の無料時間については、引き続き駐輪後2時間まで無料です。
Q14 なぜ一時使用の料金も改定するのですか?
定期使用と一時使用との料金バランスを保つためです。一時使用の料金は、1か月に15日程度利用する場合を想定し、市内在住の方の定期使用料の上限額とのバランスを考慮して設定しています。
例えば、自転車の場合、定期使用料(市内在住)の上限額2,200円 ÷ 15日として、1回150円とします。
※月15日程度は、平日を中心とした利用を基本とし、自転車利用が天候の影響を受けることなどを踏まえた、料金算定上の基準日数です。
Q15 現在持っている一時使用の回数券は、料金改定後も使えますか?
はい。令和9年3月31日までに使い切れずに残った旧回数券についても、4月1日以降、引き続き使用できる予定です。4月1日以降は、原則として旧回数券と新料金との差額をお支払いいただきます。差額の精算は管理員が行うため、有人管理時間内に、一時使用を取り扱う管理棟窓口へお越しください。また、差額を支払う代わりに旧回数券を複数枚使用することもできます。ただし、新料金を上回る分について、返金はありません。なお、旧回数券の販売は令和9年2月1日をもって終了しますので、3月31日まで回数券を利用する予定の方は、2月1日までに利用予定回数を目安として必要な枚数をご購入ください。その他の詳細については、「料金改定に伴う回数券の販売・利用方法」からご確認をお願いいたします。
Q16 料金改定によって、駅周辺の放置自転車が増えませんか?
今回の改定は一律の値上げではなく、料金を据え置く場所や安くなる駐輪場所も設けます。料金を重視する方にも駐輪場を利用していただける選択肢を確保するとともに、空きのある駐輪場所への利用を促します。改定後も駐輪場の利用状況や駅周辺の放置自転車の状況を確認し、必要に応じて、その駅の実情に応じた対策を検討します。
Q17 駐輪場の維持管理費を抑えるために、どのような取組を行っていますか?
市では、駐輪場の運営に必要なサービスや安全性を確保しつつ、必要最小限の管理体制となるよう、管理方法の見直しや経費の削減に取り組んでいます。 具体的には、利用状況に応じた管理員の配置や管理時間の見直し、無料駐輪場の廃止・有料化、機械式設備を導入できる駐輪場の機械化などを順次進めています。また、定期使用システムの刷新により管理業務を効率化し、管理員の常駐時間を縮小することで、委託料の削減にも取り組んでいます。近年は、最低賃金の上昇などにより、管理員の人件費を含む委託料が増加する状況にあります。こうした中、これらの取組による委託料への効果を試算すると、取組を行わなかった場合と比較して、過去3年間で1億円以上の経費増加を抑制しています。今後も、機械化が可能な駐輪場について順次機械化を進めるなど、効率的な管理運営に取り組んでいきます。
Q18 すべての駐輪場を機械式にして無人化すれば、もっと経費を削減できるのではないですか?
機械化によって経費を削減できる駐輪場がある一方、すべての駐輪場を機械化することが、必ずしも経費の削減につながるわけではありません。実際に、一時使用専用の一部の駐輪場では、機械化によって約2割のコスト削減につながった事例があります。一方、駐輪場によっては、定期使用と一時使用を併用しているほか、敷地が狭い、形状が複雑であるなど、機械設備の設置が難しい場合があります。また、設備の設置によって駐輪できる台数が減少する場合もあります。さらに、機械設備の導入には初期費用に加え、保守・点検やトラブル対応などの経費も必要となるため、利用規模などによっては、機械化することでかえって経費が増加する場合があります。このため、市では、駐輪場ごとの利用状況や施設の条件、導入・維持管理に必要な経費などを踏まえ、機械化によって効率的な運営が可能な駐輪場を選定し、順次機械化を進めていきます。
Q19 機械式駐輪場には「2時間無料」があるのに、有人管理の駐輪場には無料時間がないのはなぜですか?
機械式管理の駐輪場と有人管理の駐輪場では、入庫時間の管理や料金を徴収する仕組みが異なるためです。機械式駐輪場では、自転車の入庫・出庫時間を機械で自動的に管理できるため、駐輪後2時間までを無料とし、その後の利用時間に応じて料金を精算することができます。一方、有人管理の駐輪場で同様の無料時間を設ける場合、車両ごとに入庫時間を記録し、出庫時に無料時間を超えているかを確認したうえで料金を精算する必要があります。そのため、新たな設備の導入や管理員による確認業務の増加など、新たな経費が必要となります。このため、現在は、機械式駐輪場では駐輪後2時間まで無料、有人管理の駐輪場では利用時に料金をお支払いいただく方式としています。今後も、利用者の利便性に加え、導入費用や維持管理費、駐輪可能台数などを踏まえ、機械化が可能な駐輪場については順次機械化を進めていきます。


