まつど景観フォーラム・景観づくり交流会

松戸らしい魅力あふれるまち並み景観づくりを促進・啓発するために、様々なテーマを設定し、講演会等を開催しています。

• 第1部　第10回 松戸市景観表彰 授賞式
• 第2部　景観講演会「この地域で街づくりを続けていくには」

松戸市の景観形成に寄与している建築物やまち並みなどを表彰しました。
その様子をご報告いたします。

山田電器工業株式会社 新社屋【松戸景観大賞】

受賞者：山田電器工業株式会社　代表取締役　山田　耕次郎

受賞者様からの声

山田電器工業は昭和40年代に松飛台に小型家電製品の工場を構え、以来50年に渡り松戸市内で活動しております。当社は2021年に創立60周年を迎え、今後さらに50年、100年と事業を継続することを目指して新社屋を建設いたしました。建物の設計は森のホール21の設計を担当したA&T建築研究所に依頼し、住宅や商業施設、工場が点在する松飛台の景観に調和するような開放感のある建物が完成しました。このような背景から、今回、松戸景観大賞を受賞できましたことは非常に喜ばしく、光栄に感じております。本日はありがとうございました。

栗ケ沢公園小金原八丁目会館【松戸景観奨励賞】

受賞者：小金原8丁目町会

受賞者様からの声

今回の会館の建設にあたっては、6年くらい前から会館建設委員会という組織を作り、一級建築士の日江井さんをはじめ、電気及び設備の関係者など様々な方と知恵を出し合いながら、作り込んできました。部屋の中から公園内で遊ぶこどもたちを見守ることができるようなデザインですので、安心安全のまちづくりにも貢献できるのではないかと思っております。様々な支援があって成り立った会館かと思いますので、今後は町会でしっかりと管理して、町会の価値を高めるように頑張っていきたいと思います。

スノイエ新松戸～グリーニア～【松戸景観大賞】

受賞者：ポラスガーデンヒルズ株式会社

受賞者様からの声

景観大賞を受賞することができ、誠にありがとうございます。今回の分譲地では敷地の形状などからコンクリートを使う部分も多く、景観上の課題がありましたが、土地の形状に変化を付け、門柱や緑、パブリックゾーンを前面に持ってくることで改善することができ、そういった点が受賞につながったのではないかと思います。今後も松戸市内に本店を置く会社としまして、景観について取り組んでいきたいと思います。

小金原アメリカ楓通り【松戸景観優秀賞】

受賞者：黒岩 保雄

受賞者様からの声

小金原に住んで約50年弱となりますが、毎日の散歩道である、あめりかふう通りで今回受賞できたことは大変光栄に思います。小金原には、あめりかふう通りのほかにも、けやき通りやさくら通り、いちょう通りなどそれぞれが立派な景色をつくっています。私は街路樹や自然に興味があり、今まで撮影してきましたが、これからも地元の風景をPRして、皆さんにまた来ていただけるような活動を続けていきたいと思います。

栗山「配水塔」の春【松戸景観優秀賞】

銀杏紅葉に覆われた千葉大学園芸学部旧正門【松戸景観奨励賞】

受賞者：山本 克己

受賞者様からの声

学生時代からずっと写真にかかわりがあり、ボランティア活動などで30年近く広報担当として千葉県のPRや広報に携わってきました。写真との繋がりをより大切にして、今後もできる限り活動を続けていきたいと思っています。立派な賞をいただきまして心から感謝いたします。ありがとうございました。

景観表彰の最終審査をご担当いただきました景観審議会代表して審議会会長から講評をいただきました。

松戸市景観賞は今年で10回目を迎え、今回から景観スポット部門を増やしまして多数の応募がございました。建築物・工作物部門やまち並み部門では、いずれも新しい建築物、住宅、オフィスを作られたものですが、決して目立つものではない、むしろ景観の中に上手く溶け込んでいる、そして住宅地においては、その地域の資産価値、景観を今までよりも、その住宅が作られたことによって良くし、そしてこれからも地域の資産価値を維持し、向上するように寄与していくものと判断し、受賞案件といたしました。また、景観スポット部門では、いろいろな形で松戸のアイデンティティ、誇る部分がございましたが、今回はその中でも、松戸市の景観として、誇らしいもの、そして歴史と風格があるものから選ばせていただきました。景観審議会では、市民の皆様に景観に少しでも興味を持っていただき、自分たちのまちが、松戸市というのが誇らしいというふうに思っていただけるようにしていきたいと思っておりますので、今後とももよろしくお願いいたします。

受賞物件の詳細につきましては、下記リンクよりご覧ください。

街づくりに重要な4つのポイントと、経年後の街の調査についての報告、事例のご紹介をいただきました。

• 美しいランドスケープ（風景、景観、眺め）デザイン
• 景観を維持するシステム
• シビックプライド（都市に対する市民の誇り）・コミュニティーの醸成
• 住み替えのシステム

※令和元年度及び令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催を見送りました。