音楽の街まつど 市内吹奏楽部・合唱部が大活躍!
更新日:2022年3月10日
松戸市内の生徒が音楽コンクールで大活躍!
コロナ禍でさまざまな音楽コンクール、演奏会が中止になった2020年。感染リスクの高い活動のひとつとして、大きな影響を受けたのが吹奏楽部や合唱部の生徒たちでした。
そして迎えた今年度、活動が制限される中でも一生懸命部活動に打ち込み、2年ぶりに開かれた大会やコンクールで、たくさんの生徒たちが素晴らしい演奏を披露してくれました。
そんな活躍の中から、全国大会や東日本大会などに出場した一部の吹奏楽部、合唱部のみなさんにお話をお聞きしました。
練習時間の激減、大人数での練習の制限、発表の機会の減少…。不安や困難の中でも工夫しながら練習を重ねてきた生徒たち。どんな気持ちで練習していたのかな?
全日本合唱コンクール
2021年10月23日(土曜日)に大分県で開催された「第74回全日本合唱コンクール全国大会」。松戸市内からは松戸市立第一中学校、松戸市立第四中学校の合唱部が出場し、見事銀賞に輝きました。松戸市立第一中学校は混声合唱・同声合唱の2部門でのダブル受賞です。
松戸市立第一中学校 合唱部(混声合唱の部・銀賞、同声合唱の部(女声)・銀賞)
松戸市立第一中学校 合唱部のみなさん
伊藤果音(かのん)さん
松戸市立第一中学校 合唱部へのインタビュー
部長・伊藤果音さん(顧問・近松洋子先生)
合唱部では、聴く人の心に届く歌声を目標にしています。学年の隔たりなく意見を言い合える雰囲気で、とてもまとまっています。大会では久しぶりに観客も入り、客席に歌を届けられるのは本当に気持ちがいいと思いました。金賞を目指しましたが他校はとても強く、強豪校はオーラがありました。そんな中でも力は出し切れた銀賞だったと思います。
コロナ禍での練習だったので、換気やマスク、とにかく基本的なことを徹底しました。昨年は大会が中止になり、先輩の涙を間近で見て、その分まで背負って歌おうと思いました。後輩たちにはこの大きな経験を活かし、目標を目指す気持ちを忘れず歌い続けてほしいです。
松戸市立第四中学校 合唱部(混声合唱の部・銀賞)
松戸市立第四中学校 合唱部のみなさん
押本基花(のりか)さん
松戸市立第四中学校 合唱部へのインタビュー
部長・押本基花さん
先生の指導の下、自分たちが何を考えて歌うべきか明確になりました。「一人ひとりが楽しんで合唱する」という気持ちを大切に練習してきた結果、全国大会へ出場することになり本当に夢のようでした。
大会では、悔いの残らぬよう全てを出し切れるように挑みました。後輩にはこの貴重な経験を活かし、合唱の楽しさを忘れずに歌い続けてほしいです。
顧問・小倉孝勇先生
色々な制限の中、効率よく練習した結果、3年生が最後のチャンスをものにすることができました。中学生なりによくまとまって仕上がったのではないかと思います。
東日本学校吹奏楽大会
2021年10月9日(土曜日)、10日(日曜日)に北海道で開催された「第21回東日本学校吹奏楽大会」。この大会は全日本吹奏楽コンクールB部門の最上位大会になります。
高等学校部門では松戸市立松戸高等学校と光英VERITAS中学校・高等学校の吹奏楽部が出場し、それぞれ金賞を受賞。また、中学校部門では松戸市立第三中学校の吹奏楽部が出場し、銀賞を受賞しました。その中から松戸市立第三中学校と松戸市立松戸高等学校の生徒たちにお話を聞きました。
第21回東日本学校吹奏楽大会(北海道吹奏楽連盟ホームページ)
松戸市立第三中学校 吹奏楽部(銀賞)
松戸市立第三中学校 吹奏楽部(写真提供 株式会社フォトライフ)
長野雫さん
松戸市立第三中学校 吹奏楽部へのインタビュー
部長・長野雫さん
三中の吹奏楽部は、素直でまとまれる、自ら率先して動ける子が多いです。これは先輩たちの影響も大きいです。色々な指示出しをし、ひたむきに練習しました。コロナ禍の前は、音をとるために歌の練習を取り入れていましたが、感染対策で歌えなくなり、基礎力が落ちていました。そのため特に基礎を固めるための練習に力を注ぎました。また、パートリーダー内で連携を取り、技術を保つために週に一度のミーティングなどを欠かしませんでした。
昨年、大会に出られなかった先輩たちの悔しい気持ちを背負って頑張ってきました。無観客での大会開催でしたが、配信という形で多くの人に観てもらうことができました。「目指せ全国」という先輩からのメッセージ、約束をはたすことができました。
顧問・大門昇平先生
東日本大会での銀賞はこれまでで一番良い成績です。技術的にはまだまだですが、レベル的にはよくなってきたと思います。
コロナ禍では目標を見失いやすく、モチベーションを上げるのに苦心しました。誰一人として欠けてはいけないのに、みんなで揃えないというはがゆさもありました。市内の先生たちと情報交換ができないのも不安要素のひとつでした。生徒たちは、生でコンクールの演奏を聴く機会がない中で、自分たちを信じて頑張りました。コンクールの実施方法も例年と異なり、各校自分たちが満足する演奏にこだわったように思います。
松戸市では学校の垣根を越えての合同練習が頻繁に行われ、優秀な先生から直接指導を受けられる環境があります。そのような環境に早く戻していきたいです。
松戸市立松戸高等学校 吹奏楽部(金賞)
松戸市立松戸高等学校 吹奏楽部(写真提供 株式会社フォトライフ)
松戸市立松戸高等学校 吹奏楽部のみなさん
川上奈々さん(左)・田代凜花さん(右)
松戸市立松戸高等学校 吹奏楽部へのインタビュー
部長・川上奈々さん、副部長・田代凜花さん
練習量が減るたびに次々と不安が重なりましたが、笑顔を忘れず、部員同士で上下関係なく団結して練習してきました。顧問の先生の指導方針である「自分たちで考える」を大事にし、意見を出し合いながら部活動を進めてこられたことが、良い結果を出せた大きな要因だと思います。
コロナ禍での練習でしたが、大会に出れなかった先輩たちの分も自分たちが頑張りたいと思いました。合奏が制限された分、個人練習の時間を大切に、集中して行いました。昨年はうまくいかない面もありましたが、今年はきちんと休憩を入れるなどメリハリを意識し、効率の良い練習を心がけました。
後輩への指導も、先輩からの教えを守り、必ず後輩にも意見を聞き、3年生の中で共有するようにしています。絆や明るさでは、どの学校にも負けません。大会の前でもリラックスできることが強みです。
3年生のみなさん
- 自分たちで考えながら練習し、みんなで意見を出し合うことも。一方で考えすぎず、普段通りを意識しました。
- 少人数だからこそ気づけることも多く、独りよがりにならずに常に周りを考えるようにしました。
- 合奏ができない分、個人やパート練習でできることを徹底し、音色の研究、音色を周りになじませる研究、音程合わせなどに力を入れ、時間があれば5分でも合わせました。
- 精神的に参りそうなときも毎日欠かさず練習することで、昨日より良い演奏を目指しました。
1・2年生のみなさん
3年生は笑顔が多い学年で、雰囲気も人柄も良く、辛いときに相談に乗ってくれました。大会では堂々としたオーラがあり、積み重ねてきたものの現われだと思います。縦・横のつながりを大切にし、実力はもちろんですが、見ている人に伝わる姿勢も受け継いでいきたいです。
顧問・橋本匡先生
部の強みは明るくて前向きに取り組む生徒が多いこと。昨年はコンクールがなく成長できなかった面もありましたが、基礎・基本について多く話し合うことができました。
県大会は慣れたホールということもあって良い出来でしたが、東日本の舞台(北海道)で金賞を受賞できたのは凄いこと。東日本大会に連れて行ってくれて、3年生には感謝しかありません。ありがとう。
支部大会でも大活躍
夏から開催されていたコンクールや大会では、コロナ禍を乗り越えて練習を頑張ってきた生徒たちが美しいハーモニーを響かせ、私たちにたくさんの感動を届けてくれました。その全てのご紹介はできませんが、その中の一部として支部大会(関東・東関東大会等)での活躍をご紹介します。
関東合唱コンクール
金賞
- 松戸市立第一中学校 合唱部(混声)
- 松戸市立第一中学校 合唱部(同声)
- 松戸市立第四中学校 合唱部
- 松戸市立河原塚中学校 合唱部
NHK学校音楽コンクール 関東甲信越ブロック
銅賞
専修大学松戸高等学校 合唱部
東関東吹奏楽コンクール
金賞
- 松戸市立第四中学校 吹奏楽部(A部門)
- 松戸市立第三中学校 吹奏楽部(B部門)
- 松戸市立第六中学校 吹奏楽部(B部門)
- 松戸市立松戸高等学校 吹奏楽部(B部門)
- 光英VERITAS中学校・高等学校 吹奏楽部(B部門)
銀賞
千葉県立小金高等学校 吹奏楽部(A部門)
先の見えない不安の中で、精一杯挑んだ合唱部や吹奏楽部の生徒たち。ここで紹介した学校だけでなく、頑張ってきたみんなにこれからもエールを送るよ!
今後の音楽大会のお知らせ
このページでは、今年度10月までの主な音楽大会での活躍をご紹介していますが、11月開催の「第27回日本管楽合奏コンテスト」などの全国大会に、松戸市内の中学校、高等学校が出場します。こちらも順次ご紹介する予定です。お楽しみに!
日本管楽合奏コンテスト(日本音楽教育文化振興会ホームページ)
関連リンク
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