麻しん(はしか)について
更新日:2024年3月21日
麻しん(はしか)患者の発生状況
千葉県内の発生状況
国内の発生状況
市民の皆様へお願い
- 麻しんの感染力は非常に強いので、発熱や発疹(注釈1)など、麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。また受診時は、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関等の利用は控えてください。
- 「過去に麻しんにかかったことがない方」や「予防接種を2回接種していない方(母子手帳等の記録に基づく)」・接種歴が不明な方」は、かかりつけ医などに相談の上、予防接種を検討しましょう。(注釈2)
(注釈1)麻しんは通常、発熱後、一度熱が下がってから高熱と共に発疹が出現します。麻しん患者と接触後、または、麻しん発生地域に滞在後、発疹以外の症状が出現した場合も注意しましょう。
(注釈2)定期予防接種該当年齢(第1期:1歳になってから2歳になるまで、第2期:小学校に入学する前の1年間)以外の方は、接種費用は全額自己負担になります。費用等に関しては医療機関にお問い合わせください。
海外へ渡航される方へ
麻しんは、海外で感染し、国内へ持ち込まれる事例が多くなっております。
海外へ行く前に、渡航先の感染症発生情報などを確認しましょう。
帰国後2週間程度は、健康状態に注意しましょう。
麻しん(はしか)とは
麻しん(はしか)は麻しんウイルスによる急性の全身感染症で、感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するといわれています。また、人から人に感染し、あっと言う間に周囲に感染が拡大します。
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水等のかぜ症状が現れ、2日から3日間、38度前後の熱が続きます。解熱後、再び39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎の発症が見られます。
また、死亡する割合も1,000人に1人といわれています。
麻しん(はしか)の予防接種
麻しん(はしか)に感染しないためには予防接種が重要です。
麻しんの定期予防接種対象(第1期:1歳になってから2歳になるまで、第2期:小学校に入学する前の1年間)の方は、早めに予防接種(MR ワクチン)を受けましょう。
麻しんの予防接種に関するQ&A(厚生労働省ホームページより抜粋)
Q1.過去に麻しんにかかったことがあるのですが予防接種を受けるべきでしょうか?
A1.今まで麻しんにかかったことが確実である(検査で麻しんの感染が確認された場合)場合は、免疫を持っていると考えられることから、予防接種を受ける必要はありません。
しかし、麻しんかどうか明らかでない場合はかかりつけの医師にご相談ください。
たとえかかったことがある人がワクチン接種をしても副反応は増強しません。
もし、麻しん又は風しんの片方にかかったことがあっても、他方にはかかっていない場合、定期接種対象者は麻しん風しん混合ワクチンを定期の予防接種として受けることができます。
Q2.ワクチン接種を受けた方が良いのはどのような人ですか?
A2.定期接種の対象年齢の方々(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、積極的勧奨の対象ですが、定期接種の時期にない方で、「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない方」は、かかりつけの医師にご相談ください。
平成12年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回の麻しん含有ワクチンを受ける機会がありますが、それ以前に生まれた方は、定期接種として1回のワクチン接種の機会があった、もしくは定期接種の機会がなかった方となります。
そのため、麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受ける機会がなかった方で、特に医療関係者や児童福祉施設等の職員、学校などの職員など、麻しんにかかるリスクが高い方や麻しんにかかることで周りへの影響が大きい場合、流行国に渡航するような場合は、2回目の予防接種についてかかりつけの医師にご相談ください。
Q3.麻しんの予防接種を受けるのに、単独の麻しんワクチンの替わりに、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)を接種しても健康への影響に問題ありませんか?
A3.麻しんの予防対策としては、MRワクチンは単独ワクチンと同様の効果が期待されます。
また、麻しんワクチンの替わりにMRワクチンを接種しても、健康への影響に問題はありません。むしろ風しんの予防にもつながる利点があります。
ただし、MRワクチンは、生ワクチンという種類のワクチンですので、妊娠している女性は接種を受けることができません。また、妊娠されていない場合であっても、接種後2カ月程度の避妊が必要です。これは、おなかの中の赤ちゃんへの影響を出来るだけ避けるためです。
また、麻しんの単独ワクチン、風しんの単独ワクチンの接種に当たっても、妊娠している方は接種を受けることはできません。接種後2カ月程度、妊娠を避けるなど同様の注意が必要です。
Q4.妊娠しているのですが麻しんの流行が心配です。どうしたらよいでしょうか?
A4.妊娠中に麻しんにかかると流産や早産を起こす可能性があります。
妊娠前であれば未接種・未罹患の場合、ワクチン接種を受けることを積極的に検討すべきですが、既に妊娠しているのであればワクチン接種を受けることが出来ませんので、麻しん流行時には外出を避け、人込みに近づかないようにするなどの注意が必要です。
また、麻しん流行時に、同居者に麻しんにかかる可能性の高い方(例えば麻しんの感染歴がなく、麻しんワクチンの2回接種が明らかでない者で、麻しんウイルスに曝露される可能性が高い者など)がおられる場合はワクチン接種等の対応について、かかりつけの医師にご相談ください。
予防接種に関するお問い合わせについて
予防衛生課(電話:047-366-7483)
松戸市における子どもの麻しん・風しん混合(MR)予防接種について