2023年度　通園だより　冬号

　寒い日々が続いていますが、そんな寒さを吹き飛ばすくらい通園施設には子どもたちの元気な声が響き渡っています。天気が良い日には保育室に日が差し込み、暖かく気持ちの良い環境で過ごせています。窓際でひなたぼっこをしたり、自分の影を不思議そうに見つめたりしている様子が見られます。
　今年度も早いもので残りわずかとなりました。たくさん遊んで、笑って、泣いて、心も身体もたくましく成長した子どもたち。4月からはそれぞれの新しい環境が待っています。1日1日を大切に、残りの日も楽しく過ごしていきたいと思います。
　今回の通園だよりでは、冬の行事（クリスマス、お正月遊び、もちつきごっこ、豆まきごっこ）、触感覚遊び、行事食について紹介します。

　12月25日、通園施設にもサンタクロースがやってきました。突然のサンタさんの登場に子どもたちはびっくり！サンタさんの様子を少し離れたところから伺う子や、嬉しくて駆け寄る子、髭が気になって触る子など様々な反応がありました。サンタさんが大きな袋からプレゼントを取り出し、子どもたち一人ひとりに渡してくれました。プレゼントを受け取ると、ぱあっと表情が明るくなった子どもたち。両手で大事そうに抱えていました。

　年末年始の休みが明け、初登園の日は大人や友達と久しぶりに会えて嬉しそうな子どもたち。「あけましておめでとうございます」と挨拶をして新年がスタートしました。
　羽根つきに見立て上から吊るした風船を羽子板で打ったり、机上や床でコマを回したり、凧揚げをしたり様々なお正月遊びを楽しみました。
　風船の羽根つきでは、打つと戻ってくる風船に大喜びの子どもたち。動く風船に狙いを定め、上手に打っていました。凧揚げはバギーにビニール袋を付けて行いました。スピードをつけるとビニール袋がふわりと宙に浮かびます。

　袋に入れた白いスライムをもちに見立ててもちつきごっこをしました。手作りの杵と臼が登場すると不思議そうな顔をする子どもたち。大人がもちのつき方を見せると、早くやりたい！と目を輝かせていました。大人と一緒に杵を持つと重さに驚いてよろけたり、杵を触って形を確かめたりする姿が見られました。もちをついた後、みんなでもちを触りました。食べる真似をしたり、匂いを嗅いだり、触ったりしてもちつきの雰囲気を楽しみました。

　2月2日、突然ドアから「ドンドンドン！」と大きな音が聞こえて来ました。子どもたちがドキドキしながらドアを見つめていると……鬼が登場！！担任が鬼に変装したり、鬼の絵が登場したり、クラスによって様々な鬼が登場しました。鬼の登場に目を丸くして驚いたり、カーテンの後ろに隠れて身を隠したり、色々な反応がありました。豆に見立てて、ボールや丸めた新聞紙、花紙を大人と一緒に鬼に向かって投げたり、転がしたりしました。通園施設内に「鬼は外！福は内！」と大人と子どもの大きな声が響き渡りました。
　みんなで協力して鬼を退治し、悪い気を追い出すと子どもたちの表情はなんだか得意げです。今年も子どもたちがたくさん笑って過ごせますように。

　米粉粘土、油粘土、片栗粉、スライム、寒天等、通園施設では様々な触感覚遊びを取り入れています。ベタベタしたり、サラサラしたり、ツルツルしたり、独特な感触に驚く子どもが多いですが、経験を重ね、少しずつ触れられるようになってきています。大人が触っている様子を見たり、手で触ったり、スプーンやフォーク、ゼリーカップ等、道具を介して触れたりして楽しんでいます。絵の具や食紅を入れて色を付け、視覚でも楽しめるようにしています。今回は油粘土、スライムに触れる子どもたちの様子を紹介します。

　2月2日に節分の行事食が出ました。地域によっては悪い気を追い払ったり、無病息災を願っていわしを食べる風習があるようです。
　子どもたちはご飯の上に乗っている豆やしらすに気付いて触ってみたり、気になる具材の匂いを嗅いでみたり、「美味しい」と笑顔を見せながら食べたりしていました。鬼退治をして、節分の行事食を食べて充実した一日になりました。

• しらす軟飯
• 白身魚の香草焼きあんかけ
• インゲンソテー
• ほうれん草の和え物
• 味噌汁（白菜・玉葱）
• ごまプリン

• ぎすけご飯
• いわしの香草焼き
• スナップエンドウソテー
• ほうれん草の和え物
• 味噌汁（白菜・玉葱）
• ごまプリン