令和元年度特殊災害対応訓練を実施しました
更新日:2019年10月29日
NBC災害(化学剤テロ災害)
令和元年10月23日(水曜日)に松戸市文化会館・森のホール21において、松戸市文化振興財団、松戸警察署、松戸東警察署、松戸市立総合医療センター、同センター付属看護専門学校、千葉西総合病院、松戸市役所、松戸市消防局の201名が集まり、大規模集客施設で発生した化学剤テロ災害を想定した訓練を実施しました。
この訓練は東京2020オリンピック、パラリンピックを控え、テロ災害への対策として、ゾーニング、避難誘導、負傷者搬送、除染及びトリアージ等、各機関との連携強化を図り、災害対応に万全な体制を構築することを目的としています。
森のホール21 大ホールにてテロ災害が発生したとの想定
大ホール内で何者かが液体をばらまき、多数の観客が体調不良となる
警察、消防、医療機関の到着
歩行可能者をいち早く建物外に避難誘導
大ホール内で化学剤がサリンと判明し、ただちにショートピックアップを実施
除染エリアの設定
拭取りによる水的除染
ピクトグラムを活用した乾的除染
脱衣による除染後にポンチョを着用
DMATによる二次トリアージ
全50名の被災者を救出完了し、訓練終了
このようなNBC災害では、状況把握がとても難しく、要救助者の早期救出を考慮しつつも、活動隊員の防護服着装の徹底、化学剤種別の特定、除染方法の周知等、普段の消防活動とは異なる活動が必要とされます。当市消防局では、今後もこのような訓練を継続して実施し、あらゆる災害に対応していきます。