火災が発生したら?
更新日:2014年3月10日
火が天井まで燃え広がったときは、避難しましょう。こうなると、もはや素人では消火が困難ですから、あとは消防士にまかせて早めに避難してください。消火は最初の3分間が勝負です。万一、火が出たときは初期消火に努めましょう。また、地震の際は、たとえ小さな揺れでも、必ず火の始末をすることが大切です。
初期消火の三原則
早く知らせる
小さな火事でも一人で消そうとしないことが大切。大声で隣近所に助けを求め、ただちに119番通報しましょう。
早く消火する
ボヤのうちに消し止められるかどうかが分かれ目。消火器や水だけでなく、毛布で覆うなど手近なものをフル活用しましょう。
早く逃げる
天井まで火が燃え広がったら、いさぎよくあきらめて避難してください。その際、燃えている部屋のドアや窓を閉め、空気を遮断しておきましょう。
火の用心!10か条
- 天ぷらを揚げるときは、その場を離れない。
- 寝たばこ、たばこの投げ捨てをしない。
- 風が強いときは、たき火をしない。
- 家の周囲に燃えやすいものを置かない。
- 子どもをマッチやライターで遊ばせない。
- 電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない。
- ストーブに燃えやすいものを近づけない。
- 寝る前や外出するときは必ず火元を確かめる。
- お年寄りや子どもの部屋は玄関に近い場所にする。
- 消火用具を備え、使い方を練習しておく。
火元別 初期消火のポイント
油なべが燃え出したら
まず、ガスの元栓を締め、消火器で油面を覆うように放射します。消火器がない場合は、なべにふたをして空気を遮断するか、ぬらしたタオルなどでなべ全体を覆いましょう。いったん消火しても、完全に温度が下がるまではなべにふたをしておいてください。
カーテンやふすまに火がついたら
カーテン、ふすま、障子などは火が燃え上がるときの通り道となります。天井まで燃え広がる前に、水や消火器で消火を。間に合わなければ、カーテンはレールから引きちぎり、ふすまや障子は蹴り倒して、足で踏んで消しましょう。
衣類に火がついたら
ただちに床や地面に倒れて、転がりながら火を消します。その後、さらに水をかぶって完全に消火してください。風呂場のそばにいるときは、湯船の残り水を頭からかぶるか、湯船の中に飛びこみましょう。
石油ストーブから火が出たら
消火器があれば火元に向けて噴射します。無い場合は、毛布や布団をストーブにかぶせるか、バケツ1杯の水を一気にかけてください。火が消えた後も、天板の余熱で再発火するケースがありますから注意しましょう。