電話de詐欺に注意
更新日:2022年7月15日
実際の電話de詐欺の電話音声が公開されています
県内のご家庭に実際に犯人が電話をかけてきた際の録音音声を、千葉県警察が公開しています。
電話de詐欺の手口を知って、被害に遭わないように注意しましょう。
関連情報
ここでは多発している電話de詐欺の情報を掲載しますので、お役立てください。
オレオレ詐欺
主な手口
息子など家族を名乗る者から電話があり「会社の金を使い込んだ」などを言いお金を振り込むよう求める詐欺です。また、他にも下記のような言葉を使う場合があります。
- 友人の借金の保証人になってしまった。
- 株で失敗し多額の借金を作ってしまった。
- 女性を妊娠させてしまった。
- 交通事故を起こしてしまった。
- 自分のミスで会社に多額の損害を与えてしまった。
- 電車で痴漢をして捕まってしまった。
- 闇金から金を借りてしまって、激しい取立てを受けている。
事前に「携帯電話の番号が変わった」と連絡がある場合があります。また「カゼで声が変わっている」と言って、声が違うことをごまかす場合があります。
本人役、弁護士役、警察官役などの人間を用意して信憑性を高め、電話を受けた人を混乱させるようにする場合もあります。
現金を振り込ませるだけでなく、現金書留やレターパック(旧エクスパック)を使用して現金を送らせる。または、バイク便等に渡させる、直接現金を取りに友人を名乗る犯人が向かう等の手口があります。
対策
- 電話口で身内を名乗っても安易に信用せず、直接本人に確認するようにしましょう。
- 弁護士等が事故直後に示談金や賠償金を支払うことを求めることはありません。また、警察が示談金や賠償金等の支払を指示することはありません。
- 携帯電話の番号が変わったといった電話があった場合は、直接会うなどの確実な方法で変更の事実を確認しましょう。
- 振り込む前に必ず誰かに相談するようにしましょう。
架空請求詐欺
主な手口
メールや葉書等で、サイトの使用料等が未納になっていると言って連絡させ、電話口で支払を求める詐欺です。
- 訴訟、職場への連絡および身辺調査といったことを行うと言って脅してくる場合があります。
- 一度連絡をすると、しつこく支払を求めてきます。
- その他にも「プレゼントが当選した」などと言って、連絡すると手数料を求めるというような手口もあります。
似たような手口として、アダルトサイトで読みづらい利用規約を提示して同意させ支払を求めるワンクリック詐欺があります。
その他にも、動画を見るためなどと称して実行ファイルをダウンロードおよび実行させ、パソコンに支払を求める表示を出し続けるというようなものもあります。
対策
身に覚えの無い請求は無視しましょう。
メールや葉書に書かれた連絡先には絶対に電話をしないようにしましょう。
信頼できないサイトに立寄ったり、信頼できないファイルをダウンロードしたりしないようにしましょう。
- 「支払を求める画面が消えない」などの場合は専門家に相談するなどして支払をしないようにしましょう。
通常、身に覚えの無い請求は無視するべきですが、裁判所からの特別送達の場合は無視をしていると判決が確定し支払の義務が生じます。郵便配達担当者が特別送達として配達したものについて身に覚えが無い場合はすぐに相談をしましょう。
還付金等詐欺
主な手口
- 市役所や税務署等の公的機関を騙り、税金や保険料の還付金等が返金されると言ってATMを操作させ逆にお金を振り込ませる詐欺です。
- 以前に郵便等で通知をしたが返信が来ていないなどと言って信用させる。
- 管轄の部署が変わったなどと言って、他の固定電話の電話番号にかけさせる。固定電話であっても貸し住所、バーチャルオフィスといったサービスを使って携帯電話に転送している場合があります。
- 本日が締切で、本日中に手続きをしないと返金できないといって、焦らせ正常な判断をさせないようにする。
- 携帯電話を持参し指定したATMまで向かうように指示をして、引き続きATMの操作を携帯電話を通じて指示をする。
対策
- 市役所や税務署等の公的機関が還付金等をATMの操作により返金することは絶対にありません。
- 携帯電話を持ってATMに向かうようになどと公的機関が指示することはありません。
- 市役所等の閉庁時間に電話がかかってくることがありますが、その場合はすぐに対応せずに警察に相談するか、市役所等に確認できるまで待つようにしましょう。
融資保証金詐欺
主な手口
事業や生活の資金を融資すると偽り融資の前に保証金等が必要だと言って現金を振り込ませる等をして騙し取る詐欺です。
電話やFAX、ダイレクトメール等で有利な融資の話をもちかけてきます。下記のような言葉がある場合は特に注意してください。
- 簡単審査
- 担保不要
- 保証人不要
ブラックリストに載っているので削除料が必要だという場合があります。
中小企業振興等を理由として公的機関が関与する有利な融資であるなどと言って信用させる場合があります。
実在する金融機関や貸金業者、有名企業の関連会社等を騙って信用させる場合があります。
金銭だけでなく、パソコン等の物品を購入させ送るように指示する場合もあります。
対策
- 金融機関や正規の貸金業者が融資の前に現金の振込みを要求することはありません。
- 有利な条件での融資であっても鵜呑みにせずに必ず確認するようにしましょう。
- 直接の連絡だけでなく、雑誌等に掲載された広告であっても鵜呑みにせずに少しでも怪しいと思った場合は警察等に相談しましょう。
その他の手口
主な手口
警察官や銀行協会職員等を騙り通帳などを窃取する詐欺
警察官や銀行協会職員等を騙り「あなたの口座が振り込め詐欺に使われている」などと言って口座番号や暗証番号を聞き出す。
その上で「通帳やキャッシュカードを新しいものに交換しなければならないので、取りにいく」などと言って通帳やカードを騙し取る。
- その際に預り証などを発行し信憑性を持たせる場合がある。
騙し取ったキャッシュカードと聞き出した暗証番号で現金を引き出す。
東日本大震災に乗じた、義援金を騙る詐欺
- 東日本大震災のための義援金を募集していると電話等で連絡し振り込ませる。
対策
- 警察官や銀行協会職員、銀行員等がキャッシュカードの暗証番号を聞くことは絶対にありません。
- 通帳やカードを取りにいくと言われた場合は、絶対にすぐに渡さず、必ず銀行や警察に確認をしましょう。
- 公的機関が義援金を電話やダイレクトメールで求めることはありません。必ず公的機関等に確認するようにしましょう。
相談先
- 電話:043-227-9110
- 短縮方式 ♯9110
- 祝日を除く、月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで
- 電話:047-369-0110(代表)
- 電話:047-349-0110(代表)
- 電話:047-365-6565
- 午前8時30分から午後4時00分まで
- 電話:047-712-0141
- 午前8時30分から午後5時00分まで
- 緊急の場合は110番をしてください