食中毒警報が解除されました(令和6年9月30日)
更新日:2024年10月1日
令和6年7月9日付で発令された食中毒警報は食中毒警報等発令要領により令和6年9月30日をもって解除されました。
これから冬場にかけ、ノロウイルス等による感染性胃腸炎の発生が高まる恐れがありますので、引き続き食中毒に注意しましょう。
発令基準(千葉県食中毒警報等発令要領より)
食中毒注意報
6月1日から9月30日まで
食中毒警報
注意報発令中で、以下のいずれかの項目を満たす場合
- 真夏日(最高気温が30度以上)が3日間以上継続した場合
- 千葉県健康福祉部長が必要と認めた場合
※食中毒警報の期間は、食中毒警報発令日から9月30日までです。
食中毒予防の3原則
以下は、一部抜粋したものです。
食中毒菌を付けない(洗う・分ける)
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、次のようなときは、必ず手を洗いましょう。
- 調理を始める前
- 生の肉や魚、卵などを取り扱う前後
- 食卓につく前
- 残った食品を扱う前
また、生肉や魚などを切ったまな板などの器具から、他の食品へ菌が付着しないように、使用の度に、洗浄・殺菌をしましょう。
食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
食中毒菌を増やさない(低温で保存する)
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなります。
食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。
肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
なお、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、早めに食べることが大事です。
食中毒菌をやっつける(加熱処理)
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉料理は、中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。
ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。
食中毒の発生を防ぐには
以下は、一部抜粋してものです。
1.食品の購入
- 魚、肉、野菜などの生鮮食品は、新鮮な物を購入しましょう。
- 生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せず、まっすぐ持ち帰るようにしましょう。
2.家庭での保存
- 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
- 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は、-15℃以下に維持することがめやすです。
3.下準備
- 下処理をする時に魚や肉などの食材を扱った後には、必ず手を洗いましょう。
- 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切ることはやめましょう。
- ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
4.調理
- 調理を始める前に、手を洗いましょう。
- 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。めやすは、中心部の温度が75度Cで1分間以上加熱することです。
5.食事
- 食卓に付く前に手を洗いましょう。
- 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
6.残った食品
- 時間が経ちすぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、思い切って捨てましょう。
- 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。めやすは75℃以上です。
肉の生食・加熱不足にご注意を!
食肉には「腸管出血性大腸菌(O157等)」「カンピロバクター」などの食中毒菌が付着している場合があります。
- 食事の前には、必ず手を洗いましょう。
- 肉やレバーは十分に中心部までよく加熱して食べましょう。(中心温度75℃で1分以上)
- 肉を調理する場合は、「生肉を扱う箸」(調理用の箸)と「焼けた肉を扱う箸」(食事用の箸)とを必ず分けましょう。
- 動物を触った後は、必ずせっけんを使用し、十分に手を洗いましょう。
食中毒の発生状況
千葉県内の食中毒の発生状況は、以下からご覧いただけます。
関連リンク
ご注意ください!お肉の生食・加熱不足による食中毒(政府広報オンライン)