次世代育成支援行動計画(前期計画)
更新日:2013年11月25日
我が国の合計特殊出生率(注)が1.29人となり、少子高齢化は深刻な社会問題として取り上げられています。本市の合計特殊出生率も、国をさらに下回る1.21人となっています。
平成10年3月に策定した基本計画「松戸市こども育成計画」を推進してまいりましたが、さらなる少子高齢化の進展などに伴い、平成15年7月に国会において「次世代育成支援対策推進法」が制定され、すべての都道府県、市町村、および301人以上の従業員を雇用する事業主は、行動計画を策定することになりました。
近年の子どもや家庭を取り巻く環境の変化に対応するため「松戸市次世代育成支援行動計画」を策定し、平成17年度から5年間を前期行動計画期間として、集中的に取り組むべき事業を定めました。
次世代育成支援行動計画(前期計画)の特色
策定経過に特徴があります
策定前にさまざまな形で市民の皆さんの意見をいただきました。
1.市民アンケート調査を、幅広い対象に実施しました。
- 未就学児童の保護者
- 小学校就学児童の保護者
- 小学校5年・中学校2年・高校3年の児童生徒
- 独身者
- 一般市民
2.こども会議、子育てシンポジウム及び中間報告会を開催し、パブリックコメントをいただきました。
3.市民会議を開催し、意見や考えをお聞かせいただき策定に役立てさせていただきました。
手作りの計画書です
1.市民会議、分科会、市役所職員のワーキングプロジェクトによる手づくりの計画です。
内容に特色があります
市民会議では、常に「行動計画の理念」を念頭において、検討を重ね計画作りを進めてきました。
※計画の理念
- 常に子ども本位に考えます
- 地域のゆるやかな連帯のために、こころのつながりを重視します
- 多様な状況を認め合い、多様な価値観を尊重し合えるようにします
- 計画策定後も評価システムにより恒常的にサービスの最適化を図れるようにします
推進体制・事後評価に特徴があります
推進体制の充実のため、「松戸市次世代育成支援行動計画推進委員会」を設置します。また、評価に関しては「計画の見直しに向けた評価システム」と「即効性のある評価システム」の2段構えの仕組みを構築し、施策の評価状況を市民に分かりやすいものにしていきます。
策定(平成17年3月末)までの取り組み
ワーキング
庁舎内関係課の職員が集まり、平成15年8月より「次世代育成支援地域行動計画策定ワーキングチーム」を設置し、発想や提案を出し合いアンケート調査表の作成などを行いました。また、収集した情報から「松戸市次世代育成支援行動計画(素案)」を作成しました。
庁舎内会議
行動計画原案の決定と環境形成を図るため、庁舎内関係課の所属長による「次世代育成支援庁舎内会議」を設置しました。
子ども会議
平成15年12月から、「次世代育成支援子ども会議」として小・中学生会議、高校生会議の3会議を開催し、放課後や休日の過ごし方、自宅や学校以外に居心地の良いと感じる場所など、子どもの気持ちや考え、要望など生の声をお聞きしました。
アンケート調査
平成16年2月には、保育サービスや地域子育て支援サービスなどの計画目標量の設定、次世代育成支援対策の内容を見極めるため、保護者、独身者、児童(小学生、中学生、高校生)、一般市民を対象にアンケートを実施しました。
市民会議
行動計画策定に向け幅広く意見や考え方をいただくために、公募の委員を含め、学識経験者など20人で構成される「次世代育成支援市民会議」を設置いたしました。
市民会議 分科会
市民会議の有志の委員の方にお集まりいただき、事前に市民会議の議題等を検討していただきました。
子育てシンポジウム 「こどもと地域とみんなの未来を考える」
子どもたちが安心して生活できる地域、子育てをする保護者が子どもと一緒にいる時間を心から楽しむことのできる地域にするためには何が必要なのか。松戸市内で子どもの成長支援活動を実践されている方々の話をお聞きしながら、将来、子どもたちのために地域においてどのような方策が必要なのか市民の皆様と一緒に考える場として開催いたしました。
1.日時 平成16年5月29日 午後1時30分から4時まで ※終了しました。
2.会場 松戸市女性センター「ゆうまつど」3階ホール
3.参加者 一般市民、CAPスペシャリスト、ファミリーサポートセンター地区代表、行政関係者
中間報告会 「こどもと地域とみんなの未来」
地域行動計画素案を提示し、これまでの作業の報告をさせていただきました。また、市民の皆様の意見をお聞きする場を設けさせていただきました。
1.日時 平成17年1月29日 午後1時30分から4時まで ※終了しました。
2.会場 松戸市市民劇場(ホール)
3.内容
(第一部) 計画策定にあたって・計画の概要
(第二部)ミニコンサート~ハンドベルとピアノ演奏~
(第三部)シンポジウム
計画書ダウンロード
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