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平成23年度事業優先度評価(松戸版「事業仕分け」)

更新日:2013年11月25日

 市が行っている事業について、事業のあり方や優先順位を外部の識者・市民・行政職員が一緒に検討することで、広い視点からよりよい改善策を創り出す「事業優先度評価」(松戸版「事業仕分け」)を平成23年11月19日(土曜)・20日(日曜)に実施しました。

 対話形式で事業の問題や課題を共有し、市民・外部の識者と共に、政策目的に照らして、どの手段が有効なのかを評価し、事業の改善策を探求しました。その後、市は評価結果や意見をもとに、効果的で実行可能な改善策を立案します。

優先度評価の結果について

優先度評価の模様はUSTREAM(ユーストリーム)でもライブ配信しましたが、ここでは対象基本事務事業の評価結果についてお伝えします。

仕分け対象事業と実施内容

1 仕分け対象事業と当日の実施スケジュール

 当日は、事業担当者が基本事務事業に関するプレゼンテーションを行い、それに対し評価者がさまざまな視点から問題点を明らかにする質問を行い、改善策を一緒に探求しました。そこで得られた評価結果や意見をもとに、後日、改善策を立案します。

 対象基本事務事業とおおよその時間帯は次のとおりです。

実施日 時間割 対象基本事務事業名
11月19日(土曜) 10時から10時15分 開会式
10時15分から12時15分 子育て支援サービスを充実する
13時15分から15時15分 水辺空間をよくする
15時30分から17時30分 青少年の自主活動、社会参加活動を促進する
11月20日(日曜) 10時から12時 情報提供を推進する
13時から15時 商業等の活性化を支援する
15時15分から17時15分 火災を予防し、火災が発生しても被害を最小限に食い止める環境をつくる
17時15分から17時30分 閉会式

2 仕分け結果

平成23年度事業優先度評価 仕分け結果

「平成23年度事業優先度評価(松戸版「事業仕分け」)実施報告

 「事業優先度評価」(松戸版事業仕分け)は、外部の視点による「事業仕分け」に加え、内部でこれまで行ってきた「行政評価」を結びつけ、対話型、市民参加で事業の見直しを行い、財政の健全化と市役所の組織風土改革をめざします。

 具体的には、当日、公開の場で外部有識者、行政職員が一つの事業の束である「基本事務事業」を対話形式で検討し、事業の手段である「業務」の優先度を来場者とともに評価し、その後、当日の結果をふまえ、事業の見直しを「改善プログラム」として策定するものです。

当日の結果を踏まえた市の今後の改善内容

 終了後、当日の話し合いや意見だけでなく、それらの中から気づいた課題などを含めて改善点を検討し、各担当部署が改善プログラムを策定しました。

 その内容をもとに、事業優先度評価の結果をふまえた市の今後の対応を決定しました。

改善内容一覧(事業優先度評価結果(当日の主な意見)及び市の対応)

基本事務事業名
(所管本部)
当日の主な意見 結果を踏まえた市の今後の改善内容
情報提供を推進する
(総務企画本部)
8業務⇒9業務

・移管 1業務

  • 一貫性のある広報を行い、市政に反映できる仕組み(広聴制度)ができるのであれば、共助で行う統治、すなわちガバナンスの一助となる。
  • ブランド戦略の確立展開は市にとって極めて重要である。情報提供はこの上に展開されるもので、媒体の重要性の変化を取り入れる必要がある。
  1. さまざまな対象に理解しやすい広報手段・内容・方法を充実します。
  2. 広報や政策形成のためのマーケティング等として広聴をもっと活用します。
  3. 広聴を含め戦略的な広報を行っていくための人材を育成します。
  4. 市民に参画してもらうための情報共有を促進します。
商業等の活性化を支援する
(市民環境本部)
16業務⇒12業務
  • 統合 △5業務
  • 新規 1業務
  • 補助金事業のやり方は抜本的に変えていくべき。
各方面を巻き込みながら、分野横断的な戦略を練り直すべきだろう。
  • 市民との協働、消費者視点、利便性に立った活性化策を考え、中心街と郊外地域との役割分担を図り、特色と存在価値のある商店のあり方を構築していく。
  1. 賑わいのある街づくりを目指す事業へ展開させます。
  2. 基本事務事業の目的変更に伴い、地域の暮らしに役立つ商業の活性化を目指す取組みを対象とする補助金を統合することで、わかりやすい補助金に見直します。
  3. 商店会の組織化に向けた支援方法に幅を持たせます。
子育て支援サービスを充実する
(健康福祉本部)
27業務⇒27業務
  • 幅広い子育てに関する情報の中で育児中の保護者のそれぞれのニーズにあった情報提供ができているか。
  • 児童館運営のあり方を検討する必要がある。
  • 全ての小学生の放課後の過ごし方について検討する必要がある。
  1. 子どもや保護者の多様性を尊重し、利用者のニーズにあった育児の情報提供についてさらに取り組みます。特に、情報の内容や性格に合った情報提供ツールを選択し、効果的な情報提供を進めます。
  2. 小学生の放課後対策に総合的に取り組みます。
水辺空間をよくする
(都市整備本部)
9業務⇒7業務
  • 統合 △3業務
  • 新規 1業務
  • 整備から維持のフェーズに入っているため、効率的な取り組みが必要、住民との協働がカギである。
  • 日常的な取り組みの広がり(イベントではなく)と、他事業と連携でイベントの複合で認知度を高める。
  1. 江戸川でのイベント開催により、参加者が水辺に近づくきっかけをつくるとともに、市民やボランティア団体との連携を支援します。
  2. 水辺の親水施設の紹介や水辺に関連した活動状況の情報提供、広報を積極的に行います。
  3. 水辺の親水施設を利用・活用する市民活動団体との連携を図り、適正な維持管理に向けてさらに強化します。
  4. 水辺の親水施設を利用・活用する市民活動団体との連携を図り、活動の支援をさらに推進します。
  5. 江戸川という地域の自然資源を活かし、地域連携による情報の収集・提供を図ります。
  6. 河川の水源となる貴重な湧水および市民の鑑賞・休息の場を確保し、湧水池の存続に努めます。
  7. 完了した業務を統合します。
青少年の自主活動、社会参加活動を促進する
(生涯学習本部)
16業務⇒12業務

・統合 △4業務

  • 社会教育は、市民相互で学び合うもの、行政は、側面的に支援し、多方面を架橋するところに力点を置いて行ったほうがよいと思う。
  • 青少年会館は、ソフト・ハード両面から抜本的に経営の見直しをしていただきたい。社会教育と学校教育の可能な範囲での融合。
  1. 業務内容を見直します。(子どもモニター・子ども会)
  2. 講座の開催方法を見直します。
  3. 青少年団体支援のあり方を見直します。
  4. 青少年会館の施設のあり方を見直します。
火災を予防し、火災が発生しても被害を最小限に食い止める環境をつくる
(消防局)
7業務⇒7業務
  • 火災予防対策は、事業所等の管理監督や火災原因究明等、行政でしかできない仕事であるので、今後重要度が増していく。しかし、同じやり方等で良いのかを検討する必要がある。
  • 防火協会補助金・幼少年女性防火委員会補助金の各業務の見直し。
  1. 法令違反対象物の削減をします。
  2. 火災原因究明技術の向上をします。
  3. 火災予防に役立つ情報の質を向上し、効果的な火災予防広報の取組みと市民指導対象者の拡大を図ります。
  4. 消防職員が市民に身近な存在となることで、市民の防火意識を高め、地域コミュニティとの連携を強化するとともに地域で災害弱者の情報を持ちます。
  5. 各団体の認知度を高める事業展開をするとともに、幼少年女性防火委員会組織の拡大を図ります。

見直し業務数

 業務数 83業務 ⇒ 見直し後 74業務

  • 統合 △12業務
  • 新規 2業務
  • 移管 1業務

改善プログラムシート

 結果をふまえた市の今後の対応を決定するにあたり、各担当部署が改善プログラムを検討しました。今後、これに基づき事業の見直しを進めます(なお、この内容は、平成24年2月時点で考えたものです。予算等により変更になる場合もあります。)。

関連ダウンロード

松戸市事業仕分け判定結果に基づく23年度からの市の対応方針

23年度からの市の対応方針

平成22年11月27日(土曜)に行った事業仕分けの結果を受けて検討を重ねた結果、市の対応方針を決定しましたのでお知らせします。

関連リンク

平成22年度松戸市事業仕分けを実施しました

平成23年度事業優先度評価 仕分け結果

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