木村和一(きむら・わいち)1888~1963 工芸家(染色)
1888(明治21)年12月、山形県東置賜郡高畠町に生まれる。
1909(明治42)年頃、洋画家を志して上京、白馬会原町洋画研究所に入学か。
1922(大正11)年、日本農民美術研究所で染色の講義を始める。第10回農展に出品。
1924(大正13)年、初めての個展を開催(銀座・資生堂)。
1925(大正14)年、「日本染色工芸協会」の結成に参加する。
1926(大正15)年、「日本工芸美術会」の結成に参加、展覧会に出品する。
広川松五郎、藤井達吉と「三ツ葉会」を結成、展覧会に出品する(日本橋三越)。
1929(昭和4)年、「无型」第3回展に初入選。同人となる。
1933(昭和8)年、第14回帝展で特選。藤井達吉の後任として、帝国美術学校工芸図案科の実習講師となる。
1935(昭和10)年、「実在工芸美術会」の結成に参加する。帝国美術学校を退職する。
多摩帝国美術学校図案科教授に就任する。
1944(昭和19)年、千葉県安房郡鴨川町に疎開、没年まで住む。戦後も活発に展覧会への出品を続ける。
1963(昭和38)年6月、没(享年75)。