松戸の歴史と伝統が息づく 松戸神社の神幸祭
更新日:2026年10月23日
松戸神社で10月18日が日曜日と重なる年のみ斎行される伝統の神事「神幸祭」が、平成27年以来、11年ぶりに本来の姿で執り行われました。
松戸の大まつり
かつて、松戸宿の祭礼は「松戸の大まつり」と呼ばれ、近隣から多くの人が訪れるほど盛大だったと伝えられています。宿場町の通りは見物客でにぎわい、松戸の人々が訪れた人たちを手厚くもてなしたそうです。
祭りの最大の見どころは、神幸祭の大行列でした。大榊や四神、獅子屋台、宮神輿などに加え、幟旗や祭具が連なり、神輿も行列に加わったといいます。その壮大な姿は、近隣から訪れた人々を驚かせたといわれています。
全国的にも珍しい木彫りの「四神」

行列の見どころの一つが、青龍・白虎・朱雀・玄武の四神です。東西南北を守護する霊獣とされ、松戸神社では木彫りの像が行列に加わります。水戸街道や江戸川の水運で栄えた松戸宿には、交流の深かった江戸日本橋の祭礼文化が伝わったと考えられています。
しかし、昭和初期の大祭を最後に、宮神輿や四神像が行列に登場することはなくなり、四神像の行方も長く分からないままでした。
平成に復活した神幸祭

平成元年、松戸神社の神輿庫から四神像が発見され、翌年の例大祭で約400人が参加する大行列が再現されました。
その後も平成7年、10年、21年、27年に神幸祭が行われ、四神像が再びまちを巡るようになりました。
各地の祭礼では、四神は旗に刺繍された姿で用いられたり、神社の境内などに飾られたりすることが一般的です。木彫りの四神像そのものが行列に加わる松戸神社の神幸祭は、全国的にも珍しいものとされています。
古式ゆかしい行列がまちを巡る
古式装束をまとった約400人の行列が、神社提灯を先頭に松戸駅周辺の約6kmを巡行。稚児行列や獅子屋台、四神、宮神輿などがまちを彩りました。沿道には多くの人が集まり、久しぶりに巡る壮大な行列を見守りました。歴史ある祭りがまちににぎわいをもたらし、特別な一日となりました。

これからも松戸の伝統を大切にしていきたいね!
関連リンク
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