女性消防吏員の活躍推進について
更新日:2024年5月2日
女性消防吏員を目指すみなさんへ
松戸市では、女性の視点で活躍する女性消防吏員を募集しています。
人命救助の現場でかがやく女性消防吏員として、松戸市で働いてみませんか?
女性消防吏員の現状
松戸市では、昭和49年4月1日に6名の女性消防吏員を初めて採用し、令和6年4月1日現在では定数520名のうち女性消防吏員は25名(4.8%)おり、女性ならではの視点で活躍しています。
今後はさらに、全職員の5%にあたる26名を目指しています。
警防業務
予防業務
救急業務
適材適所を原則とした職域の拡大
女性消防吏員の職域については、これまで、防火指導、予防、救急などの特定の分野に多く配属されてきましたが、消防の活動においては、女性の就労に関して「重量物を取り扱う業務」や「有害物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務」に係る一部の制限のみ存在するだけで、当該制限による制約以外には、従事できる職域に男女の差異はありません。当市においても意欲と能力に応じた採用や適正な昇任、人事配置がなされ、女性消防吏員の職域拡大を図っております。
消防隊員
救急隊員
女性専用施設の整備促進
女性消防吏員の活躍の場を広げるため、各消防署において、女性専用のトイレ、浴室、仮眠室などの施設整備を推進する必要があることから、計画的に整備を進めております。
また、女性消防吏員の要望を踏まえ、女性用の被服・装備品の導入を積極的に進めております。
女性専用休憩室
女性専用休憩室
女性専用仮眠室
ライフステージに応じた様々な配慮
仕事に関わる能力には基本的に男女の違いはないとはいえ、現状においては、女性消防吏員が少ない状況であること、妊娠・出産など母性保護にかかる配置や、子育て期における配慮が必要であることから、女性についてライフステージに応じた人事上の様々な配慮をしております。
なお、こうしたライフステージに応じた配慮の必要性については、職員の高齢化、共働き世帯の増加、介護責任を担う職員の増加等により、女性特有の課題ではなく男女共通の人事管理上の課題として捉えています。
仕事と家庭の両立支援
松戸市では、育児休業、子の看護休暇、介護休暇、育児休暇、育児時間休暇等、法令上規定された制度の活用を促進することはもとより、男女ともに職場全体で超過勤務の縮減などを進め、仕事と家庭の両立支援を積極的に推し進めております。
女性がもつ「視点」に大きな期待
女性消防吏員は、予防業務、防火指導はもちろんのこと、消火活動や救急活動などの災害対応業務においても活躍が期待されます。
例えば、救急などの現場では、女性傷病者に抵抗感を与えることなく活動できるなど住民サービスの向上を図ることができます。
また、男性には無い視点をもって業務にあたることで、より多様な視点でものごとを捉えることのできる組織作りができます。
女性消防吏員の活躍推進(総務省消防庁ホームページ)
女性の力を最大限に活用して組織の活性化を推進することが重要課題であり、消防庁としても女性消防吏員の更なる活躍に向けた取組を強化していく必要があることから、女性消防吏員が生き生きと職務に従事できる職場環境づくりを、ソフト・ハード両面から支援する方策を検討することを目的に検討会を開催しています。
女性消防吏員の活躍推進のポータルサイトについて
総務省消防庁では女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト及びFacebookページが開設されています。このページでは全国で活躍している女性消防職団員の姿を紹介するほか、消防活動とその魅力を伝え、より多くの女性に消防活動に参画してもらえるよう各種情報が発信されています。