松戸市こども家庭センターにヤングケアラーコーディネーターを配置しました
更新日:2024年10月1日
令和6年4月より、こどもや関係機関が相談しやすい体制を整えるため、ヤングケアラーコーディネーターを配置しました。学校等関係機関への連絡調整をより積極的に行い、必要な支援につなげていきます。
また、ヤングケアラーやその家族を支援するため、ヤングケアラーに関する相談に特化した相談専門ダイヤルを開設しました。ご希望に沿った方法で相談をお受けしますので、こども家庭センターまでご連絡ください。
千葉県総合相談窓口:アトリエにおいても、SNS相談・LINE相談やオンラインサロン、ピアサポート等が開始されております。千葉県とも連携し支援体制の構築に努めております。
連絡先等
ヤングケアラー相談専門ダイヤル(松戸市こども家庭センター)
047-701-8600(平日9時から17時)
FAX
047-366-3901
mckodomosoudan@city.matsudo.chiba.jp
住所
松戸市竹ケ花74の3 中央保健福祉センター内
千葉県ヤングケアラー総合相談窓口 アトリエ
アトリエでは、ヤングケアラー当事者やその家族、周囲の方のご相談をお受けしています。
生活をする上でのあらゆる困りごとや悩みをお聞きし、解決に向けて一緒に考えていく無料の相談窓口です。
- 電話番号:080-7480-7881(平日9時から20時)
- Email:atelier@diversitykobo.org
- SNS相談:LINE ID / @633oxohq
オンラインサロン
アトリエではオンラインサロンも開催しています。
詳細はアトリエホームページ、下記サイト(外部リンク)よりご確認ください。
次回日時
令和6年10月25日(金曜)18時から20時
千葉県ヤングケアラー総合相談窓口 アトリエ パンフレット(PDF:2,839KB)
ヤングケアラー支援の強化に係る法律が成立・施行されました
「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」において、子ども・若者育成支援推進法が改正され、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象にヤングケアラーが明記されました。
ヤングケアラーの定義
「ヤングケアラー」とは「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」として、子ども・若者育成支援推進法に位置付けられました。
ヤングケアラーが行っているとされる家事やケア等の例
- 障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
- 障害や病気のあるきょうだいの世話や見守りをしてる
- 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている
- 日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている
- 家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている
- アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している
- がん・難病・精神疾患など問題を抱える家族に対応している
- 障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている
- 障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている
家族のケアをこどもがしている。ヤングケアラーを知っていますか。
ヤングケアラーについて
ヤングケアラーの実態
国や県においてヤングケアラーの実態に関する調査研究も進められています。
千葉県が実施した「ヤングケアラーの実態調査とその支援に関する調査研究報告書(令和5年3月)について」では、お世話をしている人が「いる」と回答した千葉県内の小学6年生が14.6%、中学2年生が13.6%、高校2年生が 10.5%、定時制高校2年生相当が19.0%と各年代ごとの実態が把握されました。
ヤングケアラーの実態調査とその支援に関する調査研究報告書(令和5年3月)について(外部リンク)
令和3年度 ヤングケアラーの実態に関する調査研究 (株式会社日本総合研究所)(外部リンク)
令和2年度 ヤングケアラーの実態に関する調査研究 (三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)(外部リンク)
こどもへの影響について
こどもが果たす家庭内の役割(家族のケア、お手伝いの範囲や程度)は、時代・文化・地域等によって異なります。こどもの年齢や成熟度に合った家族のケア、お手伝いはこどもの思いやりや責任感を育みます。
一方で、こどもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や作業など、過度な負担が続くと、こども自身の心身の健康が保持・促進されない、学習面での遅れや進学に影響が出る、社会性発達の制限、就労への影響などが出てくることがあると報告されています。
学業への影響
遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間がとれない等
就職への影響
自分にできると思う仕事の範囲を狭めてしまう、自分のやってきたことをアピールできない等
友人関係への影響
友人などとコミュニケーションをとれる時間が少ない等
家事や家族の世話をしているあなたへ
家族のお世話やお手伝いをする中で、「自分の時間がとれない」「宿題や勉強をする時間がとれない」「友人と遊ぶことができない」等の状況が日常的にある場合には、ひとりで悩まずに、学校の先生やスクールソーシャルワーカーなどの大人に相談してください。また、こども家庭センターにも相談窓口がありますので、ぜひ相談してください。相談内容についての秘密は守ります。
周囲の大人・関係機関のみなさんへ
家庭内におけるデリケートな内容のため本人が語りたがらなかったり、また本人自身がヤングケアラーであることを自覚していないなど、問題が表面化しにくく把握が難しい現状があります。「家族のことを頑張り過ぎていて、負担がかかっているな?」などと思いあたる子どもがいたら、本人に対して気にかけていることを伝え、「いつでも相談にのる」と伝えるだけでも助けになる場合があります。現在の家庭内の状況をどのように捉えているか、支援が必要であると考えているか、本人や家族の意思や希望を確認することが重要です。
こども家庭センターでは関係機関のみなさんからのご相談にも対応いたします。
ヤングケアラーに関するその他の相談窓口
児童相談所相談専門ダイヤル
電話番号:0120-189-783
受付時間:24時間受付(年中無休)
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