松戸市立松戸高等学校の森田瑛仁選手がJOCジュニアオリンピックカップに出場予定!
更新日:2024年8月8日
同校陸上競技部の森田選手が男子3000mのメンバーに!
2024年10月18日(金曜)~20日(日曜)に伊勢陸上競技場で行われる「JOCジュニアオリンピックカップ(第18回U18陸上競技大会)」の男子3000mに、松戸市立松戸高等学校陸上競技部(以下、陸上部)2年の森田 瑛仁(もりた えいと)選手が出場する予定です。森田選手は、本大会への出場資格である『(1)3000mを8分38秒以内』の基準と『(2)1500mを3分57秒以内』の基準を満たし、さらにその中の上位30人に選ばれ、見事同大会への出場を決めました。
森田選手をはじめ、期待の選手が多い同校では、日頃からどのような雰囲気で練習に取り組んでいるのか、陸上競技部を取材し、キャプテンたちへのインタビューを行いました。
※この記事の内容は、2024年8月5日現在のものです。
松戸市立松戸高等学校陸上競技部の皆さん
キャプテンと4選手へのインタビュー
成長が著しい陸上部の5人に、チームの特長や目標、顧問の蓑和先生についてインタビューしました。
(左から)星選手、松島選手、中俣選手、橋場選手、森田選手
キャプテン・中俣 佑大郎(なかまた ゆうたろう)選手(3年)
「(陸上部は)学年も男女も関係なく、先生とも距離が近くて仲が良く、とても雰囲気がいいです。チームの目標は関東駅伝出場(千葉県で6位以内)、個人の目標は7人の駅伝メンバーに入って、チームに貢献することです。」
森田 瑛仁選手(2年)
「(陸上部は)上下関係も男女も関係なく、とても仲が良くて、特に3年生は本当に優しいです。同じぐらいの実力のメンバーが多く、お互いに刺激し合いながら切磋琢磨できるのが、チームとしていい方向に向かっていると思います。チームの目標は関東駅伝出場(千葉県で6位以内)、個人としては千葉県の新人大会(1500m)で優勝することと、U18陸上競技大会では全国大会の雰囲気を味わって、自己ベスト更新することが目標です。」
橋場 菜々華(はしば ななか)選手(2年)
「(陸上部は)男女関係なく、学年を通り越して団結力があります。ただ陸上を楽しむだけでなく、個々がそれぞれライバル心を持って頑張っているので、お互いに頑張れる環境があります。中俣先輩は、周りをよく見てくれるとても頼りがいのあるキャプテンです。」
松島 和花(まつしま わか)選手(2年)
「(陸上部は)オンとオフのメリハリがきちんとできていて、練習中はしっかりと集中できるので、いい雰囲気で練習できています。森田選手は、同学年でありながらとても意識が高く、練習も常に一生懸命やるので、学ぶべきことが多いです。」
星 優安(ほし ゆあん)選手(1年)
「(陸上部は)蓑和先生の存在も大きいですが、やはり男女の仲が良く、とてもアットホームな雰囲気で練習ができています。この学校は、もともと陸上の強豪校というわけではありませんでしたが、一人ひとりの意識が高く、『これから強いチームを一緒に作っていって、強豪校に立ち向かおう』という共通のビジョンがあり、モチベーション向上に繋がっています。」
5人から見た蓑和先生は?
「技術面はもちろん、選手と密にコミュニケーションを取ってくれて、先生と選手間で距離があるとなかなか相談しにくいケガや体のケアのことも、とても相談しやすいです。また、選手同様、先生自身も陸上が大好きなので、チームの仲がより深まります。そんな中でも陸上のことだけでなく、礼儀や『人とのつながりの大切さ』など、社会に役立つこともたくさん教えてくれます。」
コミュニケーションを大切に
チームMTGで総括する選手たち
練習終了後のミーテングでは、蓑和先生がランダムに数名を指名し、選手自身が練習で感じたことや次に活かしたいことなどの練習の振り返りを総括しています。蓑和先生にこの狙いを伺うと、「いつも同じ人が話すと、聞く側が集中して聞かなかったり、偏った総括になってしまいます。話す選手をランダムに指名することで、いつ指名されても話せるように自身で練習を振り返り、自分の言葉で話せるようになることで、部活への取り組みや部活以外の面でも必ず役に立つと思います。また、顧問が一方的に話すだけではなく、選手全員がこうしたコミュニケーションを通して気づいたことを共有することで、チームのビジョンが明確になり、意識的に練習に取り組めるなど、よりいい方向に進むと考えています。」と話してくれました。
同校陸上競技部顧問:蓑和先生
顧問・蓑和 廣太朗先生
蓑和先生にインタビュー
陸上競技部顧問の蓑和 廣太朗(みのわ こうたろう)先生は、松戸市立小金中学校・常盤平中学校・河原塚中学校の各陸上部を強豪校に育て上げ、技術面だけでなく、陸上の面白さを伝えてきました。2023年度から、自身の母校である松戸市立松戸高等学校に赴任すると、かつて自ら所属していた陸上競技部の顧問に着任し、1年3カ月が経ちました。「だんだんチームがまとまり、形になってきた」と語る蓑和先生に、インタビューしました。
中学生と高校生の指導方法の違い
「中学生に陸上を指導する際は、練習メニューのほとんどをこちらで考えて取り組ませていましたが、高校生とはある程度相談をしながらメニューを組み、各自に任せる部分を作りながらと実行してもらっています。当然、中学生と高校生では成長して体つきも変わってくるので、走る量が増えたり、筋力トレーニングの時間を増やしたりしています。その中でも動き作りなど身体の使い方には一番気を使って指導しています。また、専門の講師を呼んで、生徒、保護者向けに栄養講習会を行い、日ごろの体調管理や食の大切さも学べる機会を設けています。」
期待が持てるチーム
「今年の1年生は自分たちが陸上の強い学校を作りたい!という熱い想いをもって入部し、チーム全体のいい起爆剤になってくれています。1年生の勢いに刺激された上級生たちが『下級生には負けたくない』という思いで、経験と技術を活かしてより一層練習に励むようになったことで、チーム全体としてのレベルが底上げできていると思います。
選手にはずっと陸上を好きでいて欲しい
「生徒たちには、ずっと陸上を好きでいてほしいと思っています。陸上を通じた人とのつながりを実感し、この先も大学や実業団、市民ランナーと、陸上の楽しさを感じて、自分のように20歳・30歳・40歳になっても走り続けたいと思えるくらい、好きになって欲しいです。一人でも続けられる競技が陸上の良いところです。『速い』『遅い』関係なく、長く続けて欲しいなと思います。10年後に、またどこかで皆と一緒に走れたら嬉しいです。」
松戸市出身の佐藤一世選手・大吉優亮選手と松戸市立松戸高等学校陸上競技部(2024年3月撮影)
蓑和先生が思い描く同校陸上部の高い目標と、その期待に応えるべく成長し続ける陸上部員たち。偉大な先輩であり、頼れる身近な先生と共通の想いを胸に、日々の練習に熱が入ります。
時に厳しく、互いに声を掛け合いながら、「陸上が好き」と言わんばかりの笑顔の漏れる練習風景。Tシャツの背にある『夢の実現』に向けて、こうした努力とこのチーム力がきっと『松戸市立松戸高等学校陸上競技部』の新たな黄金時代を築き上げることでしょう。
第77回千葉県陸上競技選手権大会(2024年6月28日・29日)
高校生、大学生、一般の選手たちが今年の千葉県NO.1を目指して、また関東大会出場を目指してしのぎを削る「第77回千葉県陸上競技選手権大会」に、同校より森田選手・市川選手・橋場選手の3名が出場しました。
男子1500mでは、森田選手が松戸市陸協の選手たちもいる中、5位に入賞し、関東大会の出場権を獲得しました(蓑和先生も松戸市陸協として出場し、見事1位で関東大会の出場権を獲得)。男子800mでは、森田選手と市川選手の2名が出場して、森田選手が5位に入賞し、1500mに続き関東大会の出場権を獲得しました。また、女子1500mでは、橋場選手が出場しました。
千葉県陸上競技選手権大会結果(抜粋)
男子800m
- 森田瑛仁選手(2年):1分58秒21(第5位:関東大会出場)
- 市川大惺(いちかわ たいせい)選手(1年):2分01秒84(予選6位)
男子1500m
- 蓑和廣太朗先生 3分54秒03(第1位:関東大会出場)
- 森田瑛仁選手(2年):3分56秒15(第5位:関東大会出場)
女子1500m
- 橋場菜々華選手(2年):4分43秒02(PB 第8位)
関東大会は8月23日~26日に千葉県総合スポーツセンター陸上競技場で開催されます。
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