森谷延雄(もりや・のぶお) 1893年から1927年 デザイナー
- 1893(明治26)年10月、千葉県佐倉市に生まれる。
- 1912(明治45)年、東京高等工業学校工業図案科入学。
- 1913(大正2)年、第1農展出品、褒状を受け農商務省買い上げ。
以後、農展ほか各種展覧会で在学中から受賞を重ねる。 - 1915(大正4)年、東京高等工業学校工業図案科卒業。清水組設計部入社。
誠之堂(16年)、晩香廬(17年)等のインテリアを設計。 - 1920(大正9)から22(同11)年、文部省在外研究生(木材工芸)として欧米(主に英国)に留学。家具、室内装飾の研究を行なう。
- 1922(大正11)年、東京高等工芸学校創設に伴い、講師。翌年教授。
- 1923(大正12)年、第3回発明品博覧会で正門と音楽堂を設計。
「新しい家具の展覧会 附標準家具装飾メッセ(見本取引市場)」を提唱、実施(木材工芸学会主催)。 - 1926(大正15)年、「皇孫御生誕記念こども博覧会」の正門・沿道装飾を行なう。
- 1927(昭和2)年、デザイナーと工人の共同作業による、低廉で美しい家具の製作を目指して「木のめ舎」を主宰。
4月、木のめ舎家具作品展開催を前に没(享年33)。
《ベンチ》 1924年
47.8×93.5×高さ36.0センチメートル 木、金属
《書架》 1924年
35.6×84.5×高さ120.5センチメートル 木
《角型花台》 1925年
42.8×43.2×高さ59.7センチメートル 木
《円形花台》 1925年
直径31.1×高さ75.0センチメートル 木
《朱の食堂卓子》(復原) 1925年(2008年復原)
108.9×108.9×高さ71.0センチメートル 塗装した楢、布
《朱の食堂茶卓子》(復原) 1925年(2008年復原)
49.5×49.5×高さ71.0センチメートル 塗装した楢、布
《朱の食堂肘掛椅子》(復原) 1925年(2008年復原)
67.0×61.0×高さ91.0センチメートル 塗装した楢、布
《側書架》 1927年
41.7×40.8×高さ61.2センチメートル 木