小金牧五香六実野馬除土手(こがねまきごこうむつみのまよけどて)
更新日:2023年5月23日
松戸市指定文化財 史跡 令和3年3月11日 指定
江戸時代初めに幕府は、現在の野田市から千葉市に及ぶ広大な範囲に、直轄の小金牧を設置しました。野馬除土手(のまよけどて)は、馬が逃げ出して周辺の畑地や民家を荒らしたり、逆に野犬などの害獣の侵入を防ぐため、牧の周囲に築かれたものです。
明治2年(1869年)に小金牧が廃止された後、開発に伴い野馬除土手の多くが失われてきましたが、その一方で昭和50年代以降に行われた発掘調査により、その実態が徐々に明らかとなってきました。
小金牧五香六実野馬除土手は、一部に削平(さくへい)された箇所も見られますが、比較的良好な状態で保存されている数少ない事例で、かつての小金牧の姿を今に伝える点で極めて貴重な歴史的遺産です。
所在地
五香8丁目31の1、六高台8丁目155,157
交通
新京成電鉄 元山駅から徒歩約15分
案内図
【市指定文化財】小金牧五香六実野馬除土手
松戸市五香8丁目31の1、六高台8丁目155,157