高齢者の事故を未然に防ぐ
更新日:2024年1月29日
~高齢者の事故を未然に防ぐ~
【高齢者とともに…】
市内では、毎日いろいろな事故でけがをしたり、具合が悪くなったりしている人がいます。救急車で、病院に搬送される人の中で、特にけがを中心とした不慮の事故のデータを収集し、詳しく調べると、毎年同じような頻度で起こっていて、特に65歳以上の高齢者での発生率や発生数がとても多いことがわかっています。
令和5年 | 2,983件 |
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令和4年 | 2,825件 |
令和3年 | 2,616件 |
令和2年 | 2,523件 |
令和元年 | 2,635件 |
日常生活の中で思わぬケガが生活に影響を及ぼすこともあり、本人だけでなく家族や地域で事故防止を考えることは大変重要です。
事故の実態や傾向を知り本人、家族、地域でそれぞれできる事故防止対策を実施しましょう。
また、年齢を重ねるとともに様々な身体機能の変化について知り、事前の事故防止対策をしましょう。
~ころぶ事故を防ぐために(転倒防止)~
【滑る事故】
- 照明器などを使用して、足元を十分に明るくしましょう。
- 歩行を補助しましょう(手すりなど)。
- 自分の体力にあった運動を継続しましょう。
- ころぶ原因となるものは取り除きましょう(整理・整頓)。
~落ちる事故を防ぐために~
【階段からの転落】
- 階段がある家庭では、階段にが握りやすく滑りにくい手すりを設置したり、滑り止めのマットを敷くなど事故防止対策をとりましょう。
~溺れる事故を防ぐために~
【溺れる事故】
- 入浴は思いのほか身体に負担をかけることをしりましょう。
- 長湯・高温浴は避けましょう。
- 飲酒後の入浴はやめましょう。
- 入浴時には家族に声をかけ、家族はこまめに声をかけましょう。
- 浴室や脱衣所、他の部屋との温度差を少なくしましょう。
~ものがつまる・ものが入る・誤って飲み込む(窒息・誤飲防止)~
【窒息・誤飲】
- 小さく切って、良く噛みましょう。
- お茶など水分を取りながら食事しましょう。
- 食事中に急に上を向いたり、食べ物を口にいれたまましゃべらない。
高齢者や家族・地域の人へのお願い ~家族・隣近所での声かけ~
高齢者は体調が毎日変わりやすくなってきます。家族や隣近所と高齢者とのお付き合いを密にし、万が一の時に早く対応できる態勢をとっていきましょう!
【地域住民との協力】
不慮の事故で救急搬される高齢者は増加の一途をたどっています。また、不慮の事故全体に占める高齢者の割合も増加しています。さらに、高齢になるほど救急搬送される割合も増加しています。さらに、高齢になるほど救急搬送される割合も高くなってきます。
そして、事故の発生場所は、一番身近で、安心と思われている住宅内での発生が多いです。各家庭で対策をたて、事故防止に役立てていきましょう。
関連ダウンロード
救急車利用リーフレット(総務省消防庁)(PDF:1,009KB)
総務省消防庁では、大人と子どもについて緊急度判定で赤(緊急)となる症状のうち、一般市民にも知っていて欲しい症候を掲載する「救急車利用リーフレット」を作成していますので、こちらもご覧ください。
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