緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級が追加されました
更新日:2023年2月8日
これまでの緊急地震速報は、震度の予想によって発表されていましたが、 令和5年2月1日から、緊急地震速報の発表基準に、長周期地震動階級の予想値が追加され、長周期地震動階級3以上を予想した場合でも、気象庁から緊急地震速報(警報)の発表が行われます。
緊急地震速報発表基準
発表基準
震度5弱以上を予想した場合 または長周期地震動階級3以上を予想した場合
対象地域
震度4以上を予想した地域 または長周期地震動階級3以上を予想した地域
長周期地震動とは
大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを長周期地震動といいます。長周期地震動により、高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがあります。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、地震が発生した場所から数百キロメートル離れたところでも大きく長く揺れることがあります。長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります。
長周期地震動階級について
長周期地震動階級とは、固有周期が1から2秒から7から8秒程度の揺れが生じる高層ビル内における、地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から4つの段階に区分した揺れの大きさの指標です。
詳しくは、次のリンク先をご覧ください。
防災行政無線の対応
緊急地震速報が発表された際は、次のとおり防災行政無線でお知らせします。
放送基準
- 震度5弱以上(予想)
- 長周期地震動階級3以上(予想)
放送内容
- 緊急地震速報チャイム音
- 「緊急地震速報。大地震(おおじしん)です。大地震です。」