このページの先頭です
このページの本文へ移動
松戸市 MATSUDO CITY
  • 音声読み上げ・文字拡大
  • サイトマップ
松戸市立総合医療センター Matsudo City General Hospital

〒270-2296 千葉県松戸市千駄堀993番地の1

電話:047-712-2511

FAX:047-712-2512


初期研修の特徴

更新日:2024年6月14日

当院は千葉県東葛北部地域の基幹病院で、総病床数は600床、内科系、外科系ともに診療科は充実しており、ほぼすべての診療を病院内で完結することが可能です。各科に指導医が在籍しているので、指導体制も整っています。
また施設認定も数多く、あらゆる医療分野において中核的な役割を担う、いわば地域医療の要の病院です。

指導医からのコメント 金子高明(医療教育研究部長)

当院は江戸川を挟んで東京都と接する松戸市のほぼ中央にあり、千葉県北西部の基幹病院として機能しています。
1981年に厚生省(当時)から臨床研修病院の指定を受け、現在39の診療科を標榜し、そのすべてに専門医が常在し各学会認定研修病院に指定されているため、幅広い分野において専門性の高い医療を経験できます。とくに救急医療の研修では、第3次救命救急センターに当地域の最重症患者が数多く搬送されるため、救命救急センターにローテート中はもちろん、そのほかの期間においても救急外来での勤務を通して高度の研修が可能です。最近では、新型コロナウイルス感染症パンデミック下における感染者に対して重症まで治療に従事してまいりました。
また、医師不足が問題となっている小児医療の面では、国内でもトップクラスの医療レベルを誇る小児医療センターにおいてCommon Diseaseから専門医療までの研修が可能で、数多くの小児科医を輩出しています。
さらに総合診療科においては、初期研修の早期から指導医の管理のもとで初期外来患者の診療を担当し、診断にいたるプロセスを学ぶことが可能です。
当院は昔よく言われた「野戦病院」的色彩のある病院で、かつ高度の専門医療を経験できる施設であり、研修病院としては大変バランスのとれた環境にあると自負しています。
見学は大歓迎ですので是非一度自分の目、耳で確認してみてください。

1)救急科研修

当院は3次救急医療機関であり、救急科研修では心肺停止や多発外傷、熱傷、意識障害、ショックといった重症症例の対応を、指導医とともに実践していきます。
ドクターカーによるプレホスピタル医療も行っており、ドクターカー出動要請時は研修医も同乗して現場へむかい、上級医とともに処置などを行います。
また、当院はICU・HCUといった集中治療室を有しており、さまざまな重症患者の全身管理も行っています。
研修医が入院患者の全身状態の把握からアセスメントを行い、指導医とともに各グループで治療方針を決めていきます。

2)小児科研修

小児科研修では、RSウイルス感染症、熱性けいれん、川崎病等、commonなものから、心停止蘇生後や脳炎脳症等、重症例まで幅広い症例が集まります。
小児医療センターでは、NICU,GCU, PICUなど重症小児・新生児疾患に対応できる設備も充実しています。
小児科病棟は、「循環器チーム」「神経チーム」「アレルギーチーム」「腎臓チーム」「集中治療チーム」「内分泌チーム」の5チームで編成されており、研修中はいずれかのチームに配属され活動します。
小児科以外にも、選択科目として新生児科、小児外科、小児脳神経外科にもローテーと可能です。
日常業務としては、病棟回診や、カンファレンスでの発表、適宜外来見学や乳幼児健診見学も可能です。希望制で小児科当直にも入れます。
PALSやNCPRの受講も院内可能です。

初期研修医からのコメント(2023年 信州大学卒)

初期研修における当院の小児科研修について紹介させていただきます。
基本的には必修科として1年目に5週間の研修を行い、希望者は2年目に追加で研修を行うことができます。
当院の小児科は東葛北部エリアを中心として1次救急から3次救急まで幅広い症例を受け入れており、初期研修の限られた期間の中でも多くの症例を経験することができます。
初めは子供の対応に戸惑うこともありましたが、多くの症例を経験することで今では物怖じせずに対応することができるようになってきました。
もし当院の研修に少しでも興味がありましたら、ぜひ見学にお越しください!

3)総合診療科

内科系ローテートの期間中、総合診療科の外来を「一般外来研修」として行います。
様々な主訴を持つ初診の患者さんから、診断を導き出す過程を通して診療のノウハウを学ぶことができます。
必要があれば、他の診療科へ紹介したり、自分で再診し経過を見たりなど、外来診療の考え方やスキルを身に付けることができます。
不明熱も含めた発熱、胸痛、胸やけ、腹痛、下痢などの一般症候や、倦怠感や食欲低下、ふらつきといった非特異的愁訴、そのほか他の医療機関からの紹介などが多いです。
すぐ隣のブースに上級医が常在しており、常に診療内容のチェックを受けることができます。

初期研修医からのコメント(2024年 高知大学卒)

当院では研修医から様々な症例を経験できます。
総合診療科外来は、内科系診療科を研修中に週に1回ほど担当します。予約外や当科紹介の患者様の問診・身体診察を研修医で実施し、鑑別を上げ、検査や今後の方針を上級医と共に決定します。外来診療の一連の流れを研修医から数多く経験できる環境はそうなく、自分の決定に適宜フィードバックをいただけるため、力をつけるにはもってこいです!

4)日当直体制

日当直は原則として、ローテーション中の科の病棟業務ではなく、救急外来診療を担当します。
1回の日当直に研修医3名で対応し、回数は月に4回程度です。
日当直中の救急外来では、1次救急から3次救急まで、数多くの症例を経験することができます。
3次救急で搬送された緊急疾患の患者は、初療から指導医とともに対応します。
救急科ローテーション時以外でも、最重症症例の対応を経験することができます。

初期研修医からのコメント(2024年 高知大学卒)

日当直は、ローテート科に限らず週1回ほどあり、Waik-in・二次救急は研修医がfirst touchをします。診察および検査結果をもとに、上級医へコンサルトし治療方針を決定します。
状態が悪いと判断した場合は早急に上級医へ相談し、一緒に診療していただく環境も整っており、自ら考えて診察し、初期対応する力を養えます。
加えて、当院は三次救急症例も多く搬送されてきますが、こちらは救急科の上級医と共に診察をすることで、重症患者の対応力もしっかり身につきます。
研修医が学びたいころ、行いたいことがたくさんできる環境です。

5)入職後オリエンテーション

入職後、病棟や救急外来での研修が開始される前に、実践的な訓練を約2週間行います。
座学的な部分では、救急外来で経験する頻度の高い疾患について、各科の専門医からレクチャーがあり、最新の知識やノウハウを学ぶことができます。
また、実技的な部分では、必須の手技や医療機器の扱い方について、トレーニングを積むことができます。
入職してからすぐは、研修を行うことに不安がある方もいらっしゃるかもしれませんが、当院ではこのような実戦的な準備期間があるのが特徴です。

お問い合わせ

松戸市立総合医療センター 教育研究センター

〒270-2296 松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511(代表)

本文ここまで