腫瘍性疾患
更新日:2016年3月10日
脳腫瘍、脊髄腫瘍とは、脳や脊髄の組織の中に正常とは異なる細胞が増殖してできる腫瘍の総称です。良性から悪性のものまで様々な種類があり、それぞれの腫瘍によって治療方針や予後が異なります。また、脳腫瘍や脊髄腫瘍はこどもから大人まであらゆる年齢に発生しますが、15歳未満のこども達に発生する腫瘍を特に小児脳腫瘍、小児脊髄腫瘍と呼びます。
小児脳腫瘍、小児脊髄腫瘍とは、ただ単に脳腫瘍や脊髄腫瘍がこどもの脳や脊髄にできたという問題ではなく、大人の腫瘍とは異なった考え方や、こども達の発育・発達にあわせた治療に対する考え方が必要となります。そのため、脳神経外科医、神経腫瘍科医、放射線治療医、看護師をはじめとする医療スタッフや家族、学校、地域といった患児を取り巻く社会が密に連携してこども達の治療に関わることが重要です。
髄芽腫:治療前
髄芽腫:治療後
髄芽腫:小児脳腫瘍の代表的な腫瘍、髄芽腫のCT、MRI、第4脳室に充満する腫瘍が認められます
頭蓋内胚細胞性腫瘍:治療前
頭蓋内胚細胞性腫瘍:治療後
頭蓋内胚細胞腫瘍:2ヶ所に発生した頭蓋内胚細胞性腫瘍に対して、腫瘍生検、神経内視鏡下第3脳室開窓低術を行った後、放射線治療、化学療法を施行し、元気に復学した症例。
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