脳血管障害
更新日:2016年3月10日
もやもや病
もやもや病とは、先天性の脳血管障害です。頭に行く太い動脈が細くなったり、途絶してしまったりする結果、それを代償するために細い血管が発達します。検査をするとその血管が、煙草の煙のようにもやもやしていることから名付けられました。 こども達に起こる脳卒中の原因としては代表的なものです。血液の流れが悪くなる虚血型と脳出血となる出血型がありますが、こども達に起こるもやもや病は虚血型が圧倒的です。走ったりした時、笛を吹いたりした時、ラーメンやうどんを食べるときにフーフーした時、など過呼吸になった時に脱力や頭痛、けいれんなどの症状が出現するのが典型的です。 脳に行く血流を増やしてあげる手術(血行再建術)が必要になります。血行再建術には、頭皮の血管を脳内の血管に吻合する直接血行再建と、頭皮血管を脳の表面に置き、そこから血管が新生される間接血行再建があります。年齢や重症度によってこの2つを使い分けて治療しています。
もやもや病:脳血管撮影で内頚動脈描出不良ともやもや血管が認められます
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